凄く大事!相場の《インバランス》とは?
Imbalance(インバランス)、あまり聞き馴染みのない単語だと思います。 巷で売られているトレード本には絶対に書いてありません。
このインバランスという概念は、私のオリジナルの考えではなく、アメリカなどのトレーダー界隈で近年良く聞く単語です。私も数年前に初めてこの概念を知りましたが、知れば知るほど奥深くかつ相場の本質に近い概念であると実感しています。
今日は、インバランスの基本について紹介したいと思います。
インバランスとは??
インバランスは、バランス+否定語のインが付いている単語で、辞書的な意味は『不均衡』です。
相場の不均衡とは、つまり需要と供給の不均衡のことです。
インバランスは、需要と供給が大きく動き、その結果不均衡が生じたということを表しています。
相場においてそもそも価格が動く理由は需要が供給を上回ったり、供給が需要を上回ったりすることでより、売買相手を探す為に価格は動きます。
コロナ禍でのマスクの値段がもっともイメージしやすいと思います。みんなが欲しいと思う(つまり需要高)であれば、売ってくれる人を探す為に価格を上げて交渉するしかありませんでしたよね?FXも同じ原理で動きます。
つまり、インバランスを見つけることで、相場の中で需要・供給の関係が大きく変化した価格帯を見つけることが出来るようになります。
インバランスの性質
インバランスは需要と供給の不均衡による強い値動きのことです。
価格というものは、他の物理量(熱・エネルギーなど)と同じように、常に最も安定出来るように振る舞います。基本的には『バランス』な均衡の取れた状態でいたいものなのです。
近所のスーパーで売られている野菜が毎日30%40%も値上げされたり値下げされていては経済活動は不可能ですよね?価格は基本的に安定していたいのです。
なので、相場はインバランスを嫌います。よって、価格はインバランスを埋めようとします。
イメージとしては、株式の《窓埋め
》の考えと同じです。
整理すると、値が飛んで価格に穴が空いた状態が、インバランスです。そして、空いたインバランスは基本的に埋まります。窓埋めと同じように。
インバランスの見つけ方
2つのローソクのヒゲからヒゲの間に空洞が空いている場合にインバランスがあると認識します。
厳密には、インバランスは上の画像の黒塗りの部分のことをさします。黒い部分がインバランスで、ローソク全体がインバランスローソクです。
逆に、バランスとは空洞が空いていない状態のことを言います。基本的にマーケットはバランスの状態を保ちます。マーケットは基本的に効率的なものと言われており、インバランスのような非効率な状態は続きません。つまりインバランスが起きたとしても、多くの場合しばらくしたらインバランスは埋まります。
どうやって使うの?
使い方は色々ありますが、もっとも簡単に現在の手法に取り入れたいなら、利確目標として使うのがオススメです。とりあえずインバランスを埋めたところで一旦利確する、といった使い方ができるでしょう。
他にも、インバランスの埋まる性質を利用してエントリーをすることも可能です。
また、インバランスを用いてトレンドを把握することもできます。私はこの方法でトレンドの継続、転換を見ています。
具体的な手法やなぜインバランスが起こるのかについての深掘りについてはまた今度説明したいと思います!
面白いと思った方は是非いいねとフォローお願いします🙇♀️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?