FX市場の支配者は誰か。

FXを数年間やっている人であれば既に知っている人は多いかもしれないが、銀行やヘッジファンドなどの大手投資筋がFX市場を支配しています。

彼らの取引量は1日の約7割にのぼると言われており、彼らが価格に及ぼす影響は絶大です。相場を動かしているのは彼らなのです。

そこで、我々のような小さいトレーダーはどうすれば良いのでしょうか?

FXをやってる人の9割は負けているという現実の中で、どうすれば勝てるのでしょうか?

それはずばり、「彼ら」についていくことです。

彼らとは大手銀行のことであり、マーケットを動かしている人たちのことです。FX市場のほとんどの利益は大手銀行に行き、我々のような個人トレーダーは彼らの養分、もっというと彼らに流動性を与えてるだけの存在なのです。


少し頭の体操をしましょう。例えばあなたが大手銀行で資金を運用しているとしましょう。あなたは100億ドルの資金を何らかの事情で円に変えないといけないとします。そこであなたはFX市場を見ますが、ここで一つ問題が発生することに気が付きますか?

大きな資金を動かす投資家やトレーダーは、我々と違って一度に全ての注文を約定できないのです。100億ドル売ってその分の円を買おうとしても、そもそも今の価格で100億ドル売るためには100億ドル買ってくれる人がいないと取引は成立しません。

ここで質問ですが、相場がどのような時であれば他のトレーダー(主に我々イナゴトレーダー)がドルを買いたいと思うでしょうか?

それは上昇トレンドの時です(ドル円の例の場合)。ドル円が上昇トレンドなら我々のようなアマチュアはドルを買いたいと思いますよね?

そして、100億ドル売りたかった銀行も、買い手(しかもトレンドしているのでかなりの高値で)が見つかり、それぞれ注文が約定されます。

そうなると次に、銀行の売りエントリーで価格は下がり始め、高値で買った人の損切りなどが入り、価格はどんどん下がり始めます。

大手の銀行はこのようにしてマーケットでお金を儲けているのです。(かなりざっくりとですが)

トレンドを生み出し、それが続くことを信じてる多くのイナゴトレーダーの注文を利用することで自分たちの膨大なポジションを約定させ、相場を反転させるのです。

トレンドと信じて押し目でエントリーしたのに損切り、、、自分が売った直後に急上昇、、、

このような経験はみんなあると思いますが、これはある意味必然なのです。アマチュアトレーダーが買いたい!売りたい!と思う頃には相場は天井か底をつけていることが多く、我々素人がトレンドについていくということは、次の利益を見据えている銀行に高値で売らせるか安値で買わせる機会を与えてるだけなのです。かなり損な役回りですよね!

しかし、悲観するにはまだ早いと思います!

これらの仕組みをきちんと整理し、理解し、それを手法に落とし込むことができれば、相場で利益を出すことも可能です。

まず本当に大事なのはマインド。今までの常識を一旦捨て去り、マーケットでお金が儲かる本当の仕組みを理解することが先決だと思います!


ここまで読んでいただきありがとうございました!

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