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kintone café 奈良 vol.4 "想い"のすごさを知った日

1. はじめに

12月15日(金)。
kintone café 奈良 vol.4に参加しました。
今回はそのレポートです。

会場は「善福寺」。
kintone hive osaka の登壇者「おてらおやつクラブ」の運営を務める桂浄薫さんのお寺です。

私が初めて現地参加したkintone hiveで最初に登壇されたのが桂さんでして、改めてお話を聞いてみたくて参加しました。


2. イベント概要

kintone café 奈良は今回が初めてのリアル開催。
運営の中尾さんは、
ひとりで準備から司会までこなしてました。
本当にありがとうございました。
やっぱりすごい人ですね。

3. イベント前半

kintone Caféの案内

中尾さんから、kintone caféの理念と今日の予定の説明がありました。

桂さん以外はパソコンを使わないというコンセプト。
中尾さんの説明も全て紙で行う徹底ぶり!

おてらおやつクラブの紹介

桂さんから、おてらおやつクラブの話を聞かせて頂きました。

(※桂さんがhive osakaで登壇した記事のリンクはこちら。)

印象的だったのは「匿名配送」の仕組み。
地元の学生さんの協力で、kintoneをカスタマイズし、うまく仕組みを作っている点に感動しました。

お供えを子供にとどける仕組みにkintoneを利用しているとのこと。


こども食堂について

続いて桂さんから「こども食堂」についてのお話を聞きました。
(※この時はまだ、イベントの中心がこのお話になると気づいてナカッタ。)

自分はこれまで、
”どこかの子がご飯を食べられない…独りで食べている…”
程度の理解で、
全く自分に関係ないことと思っていましたが、
重大な社会問題であることを知りました。
(※無関心だった自分が恥ずかしい。)

もはや孤食対策ではないという説明が心にしみました。

4. イベント後半 - 動かされたココロ

「こども食堂に役立つkintoneアプリを考えよう!」

桂さんのお話のあと、
5人ぐらいづつ3グループに分かれて、
グループワークを行いました。

テーマは
「こども食堂に役立つkintoneアプリを考えよう!」
パソコンは使わず、紙に付箋とkintoneフィールドステッカーを貼って考えました。

本堂でワイワイ。ガヤガヤ☆彡 中尾さんもちょっぴりグループワークに入りたそう☆

全員が超~真剣だった!

知らない人といきなりグループワークなんて、なかなかうまく出来ないものだと思うのですが今回は全く状況が違ってました。

おそらく全員が
「こども食堂の役に立ちたい!」
って想いだったから。

軽く自己紹介した後は、超~真剣!
冗談や笑を交えながらも真剣に意見を出し合い、検討を繰り返します。

そして1時間30分もの間、
ほぼ休憩せずに、構築イメージをまとめてました。

学生さんもオッサンも一緒になってあーだこーだと議論しまくってました☆彡

そして出来上がった「すばらしい」構想

最後は3チームそれぞれで考えた結果を発表しました。
そしてこれがめちゃくちゃすごかったんです。
(※いや本当にすごい出来だったと思います。)

示し合わせたワケじゃないのに
3チームとも別々のアプローチで、
それがいい感じにコラボしていた事に
めちゃくちゃ感動しました。

最初のチームは「どんな機能があると良いか」

最初のチームは以下のような構想でした。

イベント計画時は、
開催テーマやスローガンを保存共有し、イラストマスタからチラシを作成。AIを使ってテーマにそった食事メニューを提案させます。
日程や献立、何食作るべきかを管理しつつ、開催メンバーの役割分欄(受付担当/料理担当/子供の世話担当)を管理します。

イベント実施後は、
参加人数、収支などの管理、各所へ報告する書類の作成を行ないます。

このように蓄積された情報を閲覧できることで、次回イベントを容易に検討・準備出来るのではないか?

といったものでした。

次のチームは「どんな画面があると良いか」

写真中央右下の桂さんが、とても前のめりで聞いていた姿が印象的でした。

次のチームの構想では、
「来てくれた子供の状態を管理する項目を作る」
というのが印象的でした。

「元気/普通/おとなしい」という状態を
「晴れ/くもり/雨」のアイコンで示すことにより、
パッと見で状態が伝わるという工夫でした。

自分たちのチームは「どうずれば安心して来てもらえるか」

(※ここだけXから写真お借りしまーす。)

自分たちは、
子供と食材提供者をつなぐ仕組みがあれば、
安心して食堂にきてもらえるはずだと考えました。

子供の感想を提供者に伝える仕組みや、食材の管理、また献立にアレルギー情報を表示する仕組みなどを考えました。

どこがマスタでキーは何か?
ルックアップと関連テーブルのどちらが良いか?
など、データ構造や関係性を詳細に設計しました。

5. すごいもの出来た!

発表を含めて2時間30分のグループワーク!
飽きることなくヤリキリました!

15人ぐらいの人が1つの目標に向かってシステムを検討すると、ここまでのことが2時間半で出来るんです!

もし仕事としてやっていたら、
ここまでの構想は出来なかったかもしれません。

コミュニティってこんなチカラもあるのだと…勝手に感動し、ちょっとうるうるしてました。

今年一番楽しいグループワークでした。
一緒のグループになってくれた方、ありがとう!

6. まとめ

今回、kintoneに関して新たな気づきは少なかったかもしれません。
でもその何倍も良い経験が出来ました。

人が集まることの凄さというか、
”想い”がまとまることの凄さみたいなものを
「ドカーン!!!」っと受け取った気がしてます。

kintoneの知識をビジネスだけに使うのではなく、
いろんなことに役立てたいと思った一日でした。

改めて、
活動のお話を聞かせてくださった桂さん!
そして運営の中尾さん!
ありがとうございました~☆ またぜひ☆

打ち上げ~!持ち上がりつつも、
話題はこども食堂ばっかりでした!
(※右手間のお二方。映ってなくてごめんなさーい。)
桂さん。とってもありがとうございました☆彡

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