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【転職テクニック】逆質問って何をすればよいの?に解説

転職テクニック第三段。

どの面接でも必ず聞かれる、「何か質問はありますか」のフレーズ。
質問内容にセンスも問われますし、当然合否の判断基準にされているもの。

本音を言えば、年収や残業時間などを聞きたい人も多いと思いますが、そこはオファー面談で確認するのがベター。選考段階から積極的に聞くべき内容ではありません。

では、何を聞けば良いのか?何を聞けば面接官に好印象を与えるのか?
私の個人経験に基づいた見解ですが、執筆いたします。

前提として、最近の企業も採用ページ等で情報を積極開示しているところが多いです。求職者用の説明スライドや社員のインタビュー記事など、多岐に渡ります。事業内容や職場の雰囲気もわかるため、応募者にとっては非常にありがたい情報です。

ただ理解が進む一方で、面接で聞きたいことが大体記載されていることなります。よって、書いてあることをそのまま質問すると、面接官にこの人調べてないな。という印象を与えてしまうことに繋がるのです。

つまり前提として、ウェブに掲載されている情報をそのまま質問することはNG。ここまでは皆さんも共通見解と思いますが、一応記載。

では、どうすれば良いか。私の見解を解説します。

私は質問を以下5分類で考えています。

①事業・プロダクトについて
②会社全体のミッションやビジョンについて
③ポジションの期待・採用背景
④面接官について
⑤風土・ヒトについて

そして面接官の属性に合わせ、質問構成を組み立てていく。

<担当者やマネージャー相手の例>

・今回の採用背景やポジションの期待を改めて伺ってもよろしいでしょうか?
※エージェントや求人票に情報はあるので、必ず仮説を添えること。
例えば、売上増による採用拡大、求人票からも数をこなすよりも、大手相手にエンプラ営業的な要素が求められると考えておりますが、詳細をお聞かせいただけると幸いです。というイメージです。

・このプロダクトを売る上で、重要な要素はなんでしょうか?
〇〇さんのご見解で構いませんので、伺いたいです。
※必ず仮説を交えること。潜在層の引き上げがポイントで、課題の引き出しが重要だと考えた。顕在化しているため、競合との差別化が重要要素。顧客の判断基準を引き出し、そこへの提案にフォーカスするのが良いと考えた。など間違っていても良いので、自身の仮説を組み込むこと。

・なぜ〇〇さんはこの会社に入社されたのですか?
※インタビュー記事や仮説を交えながら、深掘りする形にて。もしインタビュー記事に記載があれば、ギャップはありましたか?などと聞く。

・ミッションやバリューに触れる。
私は貴社のミッションに〇〇という点に共感して応募しました。インタビュー記事等を拝見し、共感されているメンバーが多くいらっしゃる印象を受けておりますが、この辺り職場の雰囲気含めていかがでしょうか?

こんな感じで、①③④を中心に掘り下げていき、最後に⑤ヒトの部分に触れる流れが良いと考えます。

<経営層相手の例>

・社会貢献性の高い貴社の事業に共感いたしました。インタビュー記事から〇〇をきっかけに本領域での事業をお考えになられたと拝見しましたが、改めて当時のご状況や起業のきっかけをうかがえますでしょうか?

・〇〇というビジョン、ミッションに非常に共感しております。これまでビジネスを通じて、ビジョンを体現できたご経験が多数あられるかと思いますが、特に印象に残っているエピソードがあればお聞かせいただけますでしょうか。

・インタビュー記事を拝見し、採用にはこだわっており、ビジョン、ミッションに共感されているメンバーが多く見受けております。また採用基準として、定性的な感覚も大事にされているように見受けたのですが、どのような方と働きたいとお考えでしょうか。

・採用資料から〇〇という戦略を引かれている内容を拝見しました。当面はこの戦略実現に奔走されるかと思いますが、その後の中期ビジョン等の方向性があれば、差し支えない範囲でお聞かせいただけますでしょうか。

と、一例ですが、こんな感じです。
ポイントとしては、視座を上げること。そして起業当時や中期的なことを聞いていくのが良いと考えます。経営者は3年5年先を考えるのが仕事です。企業規模にもよりますが、目先はマネージャーレイヤーに任せていることが多いため、今経営者が見えていると想定していることに焦点を当てることが良いです。

いかがでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。

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