私の息子は地元の人に育てられている、古き良き近所付き合い

今私と息子は商店街に住んでいる。隣近所は昔からの顔馴染み、子どもの頃から私のことを可愛がってくれていた人たちも健在だ。

人通りも多いので息子は近所ではちょっとした有名人。少し歩けば「かわいいね」と声をかけてもらえる。(他の人にかわいいと息子をほめてもらえることは私の心の栄養になる、ありがたい)

今日は商店街から入った路地でシャボン玉をした。

私と息子がはしゃぐ声を聞いて、隣の家の男の子(5才)とその子のおばあちゃんが出てきた。男の子もシャボン玉を持ってきた。3人で吹く。息子はたくさんのシャボン玉を追いかけ回す。

その声を聞いて向かいのおばあちゃんも出てきた。息子がふーーっとシャボン玉を吹くと「すごいねー、上手だねー」とみんながほめてくれる。

そうこうしていると賑やかな声を聞きつけて、さらに隣の家のおばちゃんまで出てきた。

最終的にそこに近所のお姉さんともう一人おばさんが加わって、8人でシャボン玉鑑賞会を行うことになった。シャボン玉を一生懸命吹く子ども2人をほめまくる大人たち。2人ともたくさんほめられて誇らしい顔をしている。

途中息子が転び、膝から血を出した。

「血が出てる!」とお兄ちゃん。「ちょっと待ってて!」という。

自宅の窓から顔を出し「待っててねー!!」というお兄ちゃん。

戻ってきた手には絆創膏と濡らしたティッシュ。事情を聞いたお母さんがティッシュも持たせてくれたとみえる。

濡れたティッシュで息子の膝を拭き、絆創膏を貼ろうとするも嫌がる息子。

それを見て「貼らないとバイキン入っちゃうよ」とお兄ちゃん。5才でここまで気遣いができるんだなあ。普段親御さんたちにこうして優しくしてもらってるんだろうなあと推察。

いつもは5才児らしく(?)、「うるせー、くそばばあ!」などとお母さんに言っている様子だけど、こんな優しい一面もあるんだね。

息子が近所の方たちにお世話になっているように、私も近所の子どもたちと関わっていきたい。「近所のおばさんと仲良し」「近所のおばさんにほめられた」そんな些細なことが、子どもの中には残るかもしれない。

そんな思いでめちゃめちゃお兄ちゃんにお礼を言った。

今度会ったら「お兄ちゃんの絆創膏のおかげでケガがすぐ治ったよ、ありがとう」って言おう。

またはにかむかな。

子どもってかわいい。本当にいとおしい。





読んで頂いてありがとうございました! 息子のリンゴジュース代にします。よろしくお願いします。