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とりあえずオロナイン塗っとけば治るでしょ!の巻

 長く生きていると薬の銘柄が決まってくる。お腹が痛い時はこの薬、風邪の時はこれ。頭が痛い時はこの薬。といった具合だ。

 基本的に体のどこかが調子悪くても、病院に行くという選択肢はない。予約をしたり、待合室で待ったりするのがめんどくさい。というよりも病院は『怖い』なんか行きたくない。

 でも痛いのと辛いのはもっと嫌なので、市販薬を常備している。鎮痛剤、整腸剤、風邪薬に胃薬。湿布薬と目薬などなど。

 その中でも日頃から胃が弱いので胃薬と整腸剤は常用している。筋トレもしているのでプロティンも飲用しているし、その他にもサプリや青汁を飲んだりと食前、食後には様々な錠剤を胃に流し込む。常用しているので体に効いているのかどうかは分からないが、胃と腸は薬を飲まないと調子が悪い。

 外傷にはオロナインを愛用している。時々顔にニキビが出来るし、イボみたいな物が不意に首や腕などに出来ている時もある。耳の裏がカサカサしたり、指のささくれや切り傷が出来たり。そんな時は『オロナインH軟膏』の出番だ。塗っとけば治る。治っている気がする。患部に塗っても滲みないし、特に変な匂いもしない。既に傷を治した実績があり、なにより安心感がある。

 関係ないが切り傷といえば、先日、紙を滑らせて手に切り傷を負ったとき、アルコール消毒が物凄く滲みて痛かった。アルコールをシューっとした瞬間、痛みがキューと心臓まで走って行った。思わず声が出てしまった。

 我が家の薬のボックスに入るには、治した実績。薬の飲みやすさ。一度に飲む個数(ときどき一回に飲む量が凄く多い薬があるし、一個が凄く大きな薬もあるので注意している)薬のお値段。などを考慮して選択される。

 子供の頃は頻繁に、お腹が痛くなるし、歯が痛くなるものだ。そんな時は親に正露丸を飲まされた。怪我をした時は患部にメンソレータムを塗らされる。今から思えばそれが親の安心感のある常備薬だったのだろう。歯が痛くなった時は、その歯に正露丸を詰めさせられた。正露丸の匂いは苦手だったのに口の中にあの黒いのを入れられた。あの頃って鎮痛剤は売ってなかったのかな? なぜ正露丸だったのだろう?

 工具入れを薬のボックスにしているのだが、怪我をした時にあのボックスをタンスから出して右手に持つと、なんだか医者なったようで心が強くなれる。子供の頃のお医者さんごっこの延長だろうか? ボックスに安心がたくさん入っているからかな。

 最近では昔はあまり使用してなかった湿布薬の使用頻度が上がった。はぁ、歳は取りたくないものだね。

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