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エッセイ集

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現在や過去にある想いを言葉にしました。
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2021年6月の記事一覧

想像できる事は実現されるのです。

「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」 何処かで聞いたことがある言葉だと思い調べたら、どうやらこれは『海底二万里』『八十日世界一周』『十五少年漂流記』などで知られるSF作家のジュール・ヴェルヌの言葉のようだ。  ジュール・ヴェルヌと聞いて「なるほど、実現できるのか……」と思ってしまった。彼の作品は子供の頃、何冊か読んだことがあるし、映画化された作品も見ている。百年以上前に書かれたにもかかわらず、予想外の展開で、まさに心を躍らせるストーリーだった。その方の言葉だと

なぜ大人になると虫が触れなくなるのだろうか?

 右手に虫取りアミを持ち 、首から斜めに緑色の虫かごをかける。白い色のランニングに青色の半ズボン、そのポケットには石ころがいくつも入っている。そして頭に麦わら帽子をかぶる。これで完璧。  あの頃の街には、原っぱや池がたくさんあった。バッタやイナゴ、アゲハ蝶にシオカラトンボ。季節によって虫の種類も変わる。池にはドジョウやザリガニ。メダカやタナゴなどを見ることが出来た。虫を取ったり魚を取ったり。今では考えられないが、あの頃の僕は素手で虫に触ることが出来たのだ。蜘蛛やダンゴムシだ

とりあえずオロナイン塗っとけば治るでしょ!の巻

 長く生きていると薬の銘柄が決まってくる。お腹が痛い時はこの薬、風邪の時はこれ。頭が痛い時はこの薬。といった具合だ。  基本的に体のどこかが調子悪くても、病院に行くという選択肢はない。予約をしたり、待合室で待ったりするのがめんどくさい。というよりも病院は『怖い』なんか行きたくない。  でも痛いのと辛いのはもっと嫌なので、市販薬を常備している。鎮痛剤、整腸剤、風邪薬に胃薬。湿布薬と目薬などなど。  その中でも日頃から胃が弱いので胃薬と整腸剤は常用している。筋トレもしている

一日一歩。三歩進んで、五歩下がる。それでも世界は廻っている。

スタートがあればゴールがある。始まりがあれば必ず終わりがある。永遠に続くものはない。生があれば、間違いなくそこには死がある。 歳を重ねていくと体の不具合がそれを教えてくれる。近くの物に視点が合わなくなり爪を切るのも大変になる。夜中に何度も起きてはふらふらとトイレへと向かう。仕事の時間よりも必ず早くに目が覚めるが、起きると体の何処かが痛い。その他にも人の名前が出て来なくなるし、容姿……これは、言うまでもないだろう。髪の毛も薄くなる。 僕は死に向かっている。 映画を観ても出