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人間関係もアップデート:アイコンだけのつきあいから生まれるもの

アイコンだけのコミュニケーション。
そこから今様々なものが生まれています。

NinjaDAOというディスコードコミュニティの話です。

ディスコードとは、テキスト・音声・動画などを1つにまとめたようなツールのことで、そこでオンラインのコミュニティをつくることが可能。
基本は、テキスト。文章でのやりとりです。

そして、みんな「アイコン」。自分の写真をアイコンにしている人もいますが、多いのはイラスト。しかも、猫だったりカメだったり、パンダだったり。男なのに、かわいい女の子のイラストの人もいます。

だから、相手が本当な男なのか女なのかどころか、年齢さえも気にすることがありません。みーーんな、フラットな関係です。

大事なのは、ココ!

それゆえに自由なコミュニケーションが生まれています。
だから、おもしろいものが次々と生まれてきています。
しかも、ものすごいスピードで。

とかく組織というのは異分子を嫌います。
はじめはそうではなかったとしても、やがてそうなり、集まる人たちが均一化されていく。同じような経歴の人ばかり。

そうなると発想も同じようなものしか出せなくなっていきます。硬直化していく。
実は優れたアイデアがあったとしても、かなり早い段階ではじかれる。

いつも同じ、新鮮味のないものしか生み出さなくなっていく。

今現在の日本企業の有様を見れば、わかることかと……。

しかし、ディスコードコミュニティは違います。
参加資格などありません。参加するための面接もありません。

入りたい人が入ればいい。ルールはひとつ“興味があること”

だから社会的な地位・立場みたいなものがまったく関係ない。
実は、ひきこもり。実は、非正規社員。実は底辺営業マン。
そんな一般社会では落ちこぼれと言われるような人たちが、一般社会でも優秀と言われるような人たちと同じテーブルでコミュニケーションをとることが可能。相手がどんな人なのかまったく気にもかけることなく、議論できる場所。

これはとかく日本においては本音と建前を使い分けている人が多いことも要因のひとつです。実は誰もが、本心を隠して暮らしている。

だからこそ、アイコンだけのコミュニケーションの方が本来の自分自身に戻ることができる。この心地よさ。

一般社会の中では意見を求められても、一言も言えないような人でも、アイコンであればいくらでも発言できるのです。

そんなアイコンだけのコミュニケーションなど!
とバカにする人がいるでしょうが、

かつては深夜ラジオなどでもあったこと。
ペンネームという仮面をかぶることで本音を言い合い、多くの共感の場となったのです。

ディスコードは、そんなコミュニケーションの発展形なのかもしれません。

ただただ楽しいコミュニケーションの場であるというだけでなく、もっと前向きな議論ができる場となっています。

生み出す場、になっています。

そして、NinjaDAOでおきたことは、LLACのディスコードコミュニティでもおきています。

アイコンだけの人間関係から、新しいものが今生まれています!

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