青、蒼
好きな曲を口ずさみながら洗濯物を干していた
ベランダから部屋に上がり、ポケットの中のスマホに目をやってみる
あったよ…着信が。毒父から。5分前に…
「大事な話がある」
口癖のように言い放つも大抵が
・お前の老後はどうするんだ?お父さんが考えてやっている
↑だからといって進展する事柄があるわけでもない
・仕事は順調か?
↑電話に出れば「休みなのか?辞めたのか?!」何年も前からシフト制だと伝えている。父の耳に本物のタコでも詰め込んでやろうか?
電話に出なければ運が良ければ「仕事だったか、そうか」
ご機嫌斜めのときは「連絡がつかないと震災があった時にどうする!!連絡するのは社会人として常識だぞ!」
…いい加減にしろよクソヤロー
定期的な体調の波もあってか、今日の私はイライラモード
普段だったら割と早めに(あとが面倒だから)電話を返すが、今日はやめて…noteに気持ちを殴り書き
さっきまで口ずさんでいた曲は今はCDで流している。これで少しは気が紛れるだろうか
可愛い愛犬たちも私に放置され、ふて寝してしまった。ごめん、もう少ししたら散歩にいこうね
自分自身がモヤモヤしてるから、毒父のネガティブ発言のほうを想像して更にイライラしているのかもしれない
もしかしたら、季節の変わり目・年度の節目で向こうも切り替えのご挨拶として電話をしてきたのかもしれない
THE・会社員気質が漂うあの風格
「そんな態度でいたら会社でやっていけないぞ」と学生時代に言われたことがあったっけ
そもそも何故、会社員になることが前提だったのかギモンではあったが…
新卒で父のコネ(レール)を使って入社した待遇の良い会社なんか2年で辞めてやった。家を出るために。だからその間、必死になって貯めた家出資金は200万円
20歳からの2年間が割合的には一番貯金がうまくいったと思う。それなのに今と言ったら…
笑うしかない
目的があれば良いのかもしれないね
父を思い描くと「金」の一文字がどうしてもまとわりつく
金だの老後だの…
今が老後になってしまうじゃん
これから犬の散歩にいって、桜の開花状況を見て「まだ咲いてないね」と呟き、午後は近所のショッピングセンターで買い物をする
穏やかな春の空気を感じながら
そんな週末を過ごそうとしていたら、脳みそグチャグチャになりそうな毒父の着信
パートナーが居たときはこれらをとことん聞いてもらった
今は居ないから、
それでも吐きたくて文字にしている
あれ?どっちも同じくらいスッキリするじゃん
noteをざっくり見ていると、小説のような、論文のような、自己啓発のような文章ばかり。みんな立派ね。私はここに書くことに恥を感じるべきだ
でもいいや
クラスに一人はいた落ちこぼれ生徒のように
飽きるまでnoteで心の声をぶちまけてやるよ