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コア技術を活かし、BtoBからオリジナル製品開発へ



自社のコア技術を活かして社会課題に対応する自社商品を開発し、新たな事業領域創出につなげる

★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(102)

<信州吉野電機株式会社>
 1979年に株式会社吉野電機の塩尻工場として創業、翌年に改組設立される。長野県塩尻市に本社を置き、プレス金型、エンジニアリングプラスチック金型の設計・製作、情報機器、弱電部品及び自動車用電子部品の精密プレス部品の生産、同エンジニアリングプラスチック部品の生産、組立を行う、資本金5000万円、従業員数91名の製造業だ。

プレス加工、プラスチック成形、複合加工、組立、金型設計・製造など、幅広い分野で精密部品の製造を行っている。主な取引先は、自動車、電子機器、医療機器、産業機械などで、高い精度と複雑な形状の部品を製造できる技術力を有し、金型設計・製造から量産まで一貫した生産体制を構築している。

同社は少数精鋭の技術集団として、「情熱・独創・実行」という理念を掲げ「技術開発提案型企業」をめざしている。
その一環として、生分解性プラスチックを使ったゴルフティーの開発に取り組み、商品化を行った。このゴルフティーは、ゴルフプレイ中になくしても土に帰ることで、SDGsの目標を具現化したものとなった。

生分解性ゴルフティー「かんざしてぃー」

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★ 同社の開発した生分解性ゴルフティーは、「かんざしてぃー」という名称で、土に還るエコな商品として、また、名前にあるように「かんざし」として髪に挿しても可愛いデザインで、初代デザインは「桜」と「クローバー」で2020年4月に商品化した。また土に還るゴルフティー「かんざしてぃーII」として、新ゴルフティーになってほしい花を一般公募より募集した結果、ヒマワリ、ハイビスカス、バラ、ダリアを製品として商品化することを決定し、2021年8月に発売した。パッケージデザインは地元の高校生にデザイン依頼し製作した。2021年11月には販売累計2万本を超えたそうだ。

新ゴルフティーになってほしい花を一般公募

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◆ 自社製品は「かんざしてぃー」に続き、アグリ製品として、劣化しにくい耐候性樹脂で製作され『ふっくん L☆R』という名称で、果樹の枝誘引作業の便利ツールを果樹農園の課題から製品化した。さらに、アウトドア製品として「キャンプや登山を軽量ミニマルに」をテーマに、金属製ペグより圧倒的に軽くスタイリッシュな極軽量&高強度を実現した炭素繊維強化プラスチック製ペグ「CARAD STAKE」を製品化した。

果樹の枝誘引作業の便利ツール『ふっくん L☆R』
炭素繊維強化プラスチック製ペグ「CARAD STAKE」

❤ これらの製品化は、同社のコア技術であるエンジニアリングプラスチックと精密プレスの開発、生産、自社開発した生産管理システムやFA機器内製化などを活かすことで可能となったのだろう。

・・・何より独創的なアイデアと共に、同社の商品開発、ものづくりビジョンが、市場に少しづつ浸透して来た潜在的なSDGsのイメージに照らされたのだろう・・・
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎信州吉野電機株式会社 コーポレートサイト
https://www.syd-tech.jp/
◎オンラインショップ
https://sincere-tee.stores.jp/
◎信州吉野電機株式会社 PR動画
https://youtu.be/iicHiSwJdZw
◎髪に挿してもかわいい!カラフルなお花の“ゴルフティー”
https://www.atpress.ne.jp/news/269063

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