浜松シャルールウインドシンフォニー 第2回定期演奏会

日時:2024年4月28日(日)サーラ音楽ホール
会場:12:40
開演:13:35
終演:不明

演奏:浜松シャルールウインドシンフォニー
指揮:浅田亨

【曲目】
<第1部>
・吹奏楽と合唱のための「ふるさと」(岡野貞一/樽屋雅徳)
・空を削るもの(清水大輔)
・メルヘン(酒井格)
・Mont Fuji(富士山)—北斎の版画に触発されて(真島俊夫)

—休憩15分—

<第2部>
・マンテカ(D.ガレスピー/真島俊夫)
・君の瞳に恋してる(B.ゴーディオ/真島俊夫)
・「ハウルの動く城」Highlightsより「世界の約束」(久石譲/天野正道)
・星に願いを(L.ハーライン/天野正道)
・時代~2年の歩みとともに~(中島みゆき/谷口祐一)

—休憩15分—

<第3部>
・波瀾万丈(天野正道)

~アンコール~
・花は咲く(菅野よう子/???)

昨年はチケットを購入したが、どうしても外せない私用が出来てしまい足を運べませんでしたが、今回は足を運ぶこと出来ました。
サーラ音楽ホールは、2021年6月に開館しました。市民の音楽文化活動や学習成果等の発表の場を創出、文化の振興を図るために設立されたホールですが・・交通アクセスが不便なのが残念なところ。浜松駅から遠鉄バスで1時間。行きも帰りも浜松駅行きのバスは1時間に一本です。
また、車で行く場合駐車場が459台(ちなみにホール収容人数は1406席)ということもあり、かなり早めに行かないと駐車場難民となってしまい、開演に間に合わない可能性も発生してしまいます。
昨年も本ホールに足を運びましたが、開演時間を遅らせることになりました。その時の公演はこちら
一応、サーラ音楽ホールの道を挟んだ隣に、大型ショッピングモールがあるのでそちらに駐車して徒歩で行くという手段もあります。音楽監督である浅田亨さんも第2部のインタビューで「そちらに駐車して頂ければ・・」と仰っていましたが、違法駐車となってしまうので、今後の改善が必要になってくるかなと感じております。駐車場の出入り口も一つしかないのが難点。これは楽団ではなく自治体の問題ですが・・。

前置きが長くなりましたが御楽団は創立して2年であるにも関わらず、団員数は70名という大所帯です。ファゴット奏者が0名なのは疑問に残りますが、猛スピードで成長されている楽団ですね。
創立時、お祝いのメッセージで天野正道、清水大輔、八木澤教司、江原大介、田村修平(敬称略)がプログラムに掲載されていました。浅田亨さんの交友の深さが各作曲家のメッセージから読み取れます。

吹奏楽編曲の「ふるさと」で幕開けされたのは、能登半島地震へのお見舞いを込めての演奏でした。
続いて清水大輔さんの作品。WASE国際作曲コンテストファイナリスト作品です。
第1部最後の作品は、真島俊夫さんの作品。細部まで拘りぬいた演奏でした。

第3部は、楽しみにしていた天野正道さんの「波瀾万丈」。本作品は、グラールウインドオーケストラの委嘱作品ですね。作品解説はこちら
巻之弐~哀歌~の引用された和声進行・・あの作品なのかな~と色々と思案しているが答えがまだ出ないですね(笑)
天野正道さんの作品を理解されている浅田亨さんならではの音楽創りでした。美しさと力強さが絶妙なバランスで構成されていたと印象に残ります。色々と課題はあったと思いますが、生演奏で鑑賞出来て良かったです。

第3回定期演奏会は6/8(日)にアクトシティ浜松大ホールで開催予定です。


※ここからは否定的なことが書かれています

本公演ですが、私は2階席(6-30)で鑑賞させて頂きました。
私の後ろの席に座られていた5名の男性の方のマナーがとても気になり、第2部は鑑賞どころではありませんでした。
楽団員の彼氏かお友達だったと思いますが、演奏中に、「あと何曲で休憩?」、「まだそんなにあるの~ダルい」など話されていたり、スマートフォンを弄ったりと鑑賞する気がないのだなぁと感じました。
極めつけは、ジュースを飲んでいたのですが、空のペットボトルを前に座っている私の席に落としてしまったことでしょうか。もちろん、ホール内は飲食禁止。幸いにも、中身は空だったので良かったものの、落ちたペットボトルを探すのにも苦労しましたし、落とした方に渡してもヘラヘラしていて不愉快極まりなかったです。
2部と3部の間に休憩があったので、同じ席では鑑賞できないと思い、最後列(10-31)に移動しました。同じ列に座っていたお客様も全員移動されており、私と同じ気持ちだったかなと感じております。
聴衆である私が他のお客様について、意見を述べる筋合いはないですが、せめてホール内のルールは守って頂きたかったですね。

蛇足ですが、私が鑑賞するときに心がけていることは・・
・プログラムは鞄に入れる。演奏中はプログラムを見ない
・紙袋、ビニール袋は持ち込まないor鞄に入れる
→袋の音が気になるので
・飴、ガムは演奏中に食べない
→包み紙の音が気になる
・寒い時期に、鼻水・咳が出るようならマスク着用
・鼻水をすする時は演奏が終わってからor楽章の間。我慢できないときはハンカチで押さえて音が漏れないようにする
・携帯電話はサイレントモードor電源オフ。
→バイブ音も気になる

私がここまで徹底するようになったのは、高校生の時に吹奏楽コンクールに出場し、事務局から注意点ということで、演奏中のマナーを開演前にお話しされていたから。
誰だって、好きな楽団・演奏者・作品が生演奏で鑑賞出来るのなら、集中して鑑賞したいと思います。”お金を払ってチケットを購入したのだから、自分の自由だろう!”という意見もあると思いますが、多くのお客様様がいらっしゃいますので、相互に楽しめるように気を付けて頂けたらなと感じております。

今までプロアマ、吹奏楽問わず様々な公演に足を運んできましたが、ここまでマナーが酷かったのは初の経験でした。来年の定期演奏会も足を運ぶ予定ですが、今回と同じ思いをするなら行くのを辞めようか悩ましいとこです。



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