名古屋フィルハーモニー交響楽団 第526回定期演奏会〈喜んで生きよ〉

日時:2024年9月14日(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール
会場:15:30
開演:16:00
終演:18:10

演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団
指揮:小泉和裕
プログラムノート:小宮正安

【曲目】
・ディヴェルティメント第17番 ニ長調K.334(W.A.モーツァルト)
 第1楽章「Allegro」
 第2楽章「Theme with variations: Andante」
 第3楽章「Menuetto」
 第4楽章「Adagio」
 第5楽章「Menuetto」
 第6楽章「Rondo: Allegro」

—休憩20分—

・交響曲第4番(P.I.チャイコフスキー)
 第1楽章「Andante sostenuto - Moderato con anima」
 第2楽章「Andantino in modo di canzona」
 第3楽章「Scherzo」
 第4楽章「Finale」

開演前に、打楽器奏者である加藤訓子さんの公演に足を運び、終演後、猛ダッシュでコンサートホールに飛び込み、名フィルさんの公演に着席。加藤訓子さんの公演はこちら
今回は、同楽団の名誉音楽監督である小泉さんの指揮です。作品は、誰でも一度は耳にしたことがある超有名な作品2作品。特に、K.334の3楽章は小学生の時、清掃の時間に流れていた音楽ですので自分にとっては”懐かしい”音楽。
・・で、実のところK.334をまとも(全曲)に拝聴するのは今回が初。モーツァルトの音楽はどこを取っても綺麗だと感じているのですが、それ以上の魅力にまだ気づけていないんですよね。
今回の演奏は、の〇めカンタービレの言葉を借りれば、いぶしシルバーピンクのような音楽。エッジが利き過ぎず、かといって柔らかさな過ぎない、柔軟性のある音楽創りという印象でした。

メインのチャイコフスキー。第1楽章の金管のファンファーレがパリッパリッのサウンド。爆音ではなく、かといってリミッター解除した音量ではない、名フィルさんならではのサウンドは、井上道義さんとのラスト・コンサートでも感じました。
9月1日に入団されたオーボエ奏者である上品綾香さんの演奏に惚れ惚れしました。各々の演奏者の技術力が素晴らしいのは間違いないことですが、それを最大限に引き出す、小泉さんの魔法のタクト・・いやぁ、生演奏で鑑賞出来て良かった。
往年の名作なら、ラジオ音源やyoutube、CDでも聴けるから足を運ぶ必要ある?という指摘も頂いたことがありますが、プロでもアマでも生演奏の鑑賞は一期一会。どこか良いところを探す・・のではなく、鑑賞して自分が何を感じて、これからの音楽鑑賞にどのように活かすのか?そこを重視しています(私はね)。
それはデジタル音源では絶対に体験することが出来ないこと。だからこそ、足を運ぶ価値があると思っています。

さて、名フィルさんの定期演奏会、今年に入って全公演足を運んでおります。10月(527回)と11月(528回)はチケットを確保しています。12月も足を運んでコンプリートなるか!?(笑)

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