Solo×Ensemble Series Vol.5 浜松公演

日時:2024年2月17日(土) クリエート浜松
会場:18:00
開演:18:30
終演:20:27

【出演者】
・トランペット:小野寺有音(昭和音楽大学4年)
・トランペット:金子瑠晟(東京音楽大学大学院2年)
・トロンボーン:福島莉那(昭和音楽大学4年)
・ホルン:井土美乃里(昭和音楽大学3年)
・ユーフォニアム:伊藤優佑(東京音楽大学4年)
・チューバ:平野智花(東京音楽大学)

・フルート:伊藤玲央(東京音楽大学4年)
・オーボエ:高木美羽(東京音楽大学3年)
・クラリネット:原田侑來(東京音楽大学 給費奨学生)
・ホルン:鏑木爽世(東京音楽大学4年)
・ファゴット:佐藤朱夏美(東京音楽大学4年)
・ピアノ:有川信平(東京藝術大学1年)

【曲目:金管】
・ウェスタン・ファンファーレ(E.ライゼン)

・3つのわらべうた(高昌帥)

・ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ(F.プーランク)
 第1楽章「Allegro moderato: Grazioso」
 第3楽章「Rondeau: Anime」

・秘儀Ⅵ<ヘキサグラム>(西村朗)
 第1曲「ファンファーレ」
 第2曲「アンティフォニー」
 第3曲「ホケット」
 第6曲「パラフォニー」

—休憩15分—
【曲目:木管】
・サラバンドとメヌエット(V.ダンティ)

・クープランの墓(M.ラヴェル/M.ジョーンズ?)
 第1曲「プレリュード」
 第5曲「メヌエット」
 第4曲「リゴドン」

・六重奏曲<夜の響>(高昌帥)
 第1楽章「夜行進曲と小夜曲」
 第2楽章「諧謔”夜”曲」 ※”夜”は小文字
 第3楽章「夜想曲」

~アンコール(出演者全員)~
・マツケンサンバⅡ(宮川彬良/???)


現役音大生が主催する公演に足を運びました。今回で5回目となります。14日に今回初となる東京公演も行いましたが、私は浜松公演に足を運びました。テーマは「昼と夜」。昼は金管、夜は木管でステージを作られていました。
トークで、さよならマエストロに出演されている、金子さんから番組の裏話やこれからの展開も少しお話されていました(ここでは言及は避けます)

ライゼンのウェスタン・ファンファーレで幕開け。華やかな作品です。あまり、ウェスタンの匂いは香らず、終始華やかなさが目立つ作品でした。
続いて、高昌帥さんの作品。「ほたるこい」→「月」→「あんたがたどこさ」の3曲から構成されている作品ですね。懐かしさと哀愁が漂います。
プーランクの作品は恥ずかしながら存じ上げませんでした。金管アンサンブルと言ったら本作というくらい名作だそうです。抜粋の演奏でしたので、機会がある時に全曲拝聴します。
楽しみにしていた、西村さんの秘儀Ⅵ。時間の都合上、抜粋でしたが西村さんの代名詞であるヘテロフォニーが演奏されなかったのは残念なところ。パラフォニーは声部の流れが明瞭で、最後の斉唱が見事でした。ファンファーレはホルン奏者の井土美乃里さんの演奏が印象に残ります。

続いて木管ステージ
ダンティの演奏はエンジンが始動しなかったかな。弱奏を創り出すのは如何に難しいことなのか・・勉強になります。
木管ステージのメインとなる、夜の響は楽譜は未出版。MCを務められた伊藤玲央さんが、高昌帥さんに尋ねたところ楽譜を提供して下さったとのこと。2楽章の「諧謔”夜”曲」の”夜”の文字が小文字となっており、印刷ミスなのか作曲者本人の尋ねたところ、その表記で間違いはない。そのように演奏して頂きたいとのことでした。
youtubeに音源がありますので、興味がありましたらどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=ZB0oRZsXXWg
高昌帥さんの作品は全然追えてないのですが、本作品を拝聴して引き出しの広さに脱帽しました。2楽章の演奏は見事でした。

最後に、お客様に楽しく御帰宅して頂きたいということで、出演者全員でマツケンサンバⅡを演奏し、お客様と一緒に写真撮影で幕を閉じました。

粗い部分もありましたが、西村朗さんと高昌帥さんの作品が鑑賞でき大変嬉しく思っています。次世代の寵児が幸多からんことを願いつつ・・。

最後に、チラシのQRコードが私の携帯では読み取ることが出来ず、チケットの手配を迅速に対応して下さった、伊藤優佑さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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