釣行記-132【モロッコへ】
どうもどうも。今年二回目のもき丸さんです。モンキーマジックアゲインです。
ずっと行きたいと思っていたのですが、マグロのシーズンにインしてしまったりして、そんな中「ジギングで!!」というのもおかしな話かな、と思い躊躇しておりましたが、友人が「神子元島でモロコやりてーっす!!」と元気よくLINEしてきたのでもき丸さんにGOです。
が、その友人「え?泳がせですよね?そんなの当たり前ですよね?」と。。。前回のイワシ泳がせ同様、若干嫌な予感もしますけれどとりあえずジギングで行ってみます。
モロコ、つまりクエですね。アコガレですよね、釣り人としても悪食なおじさんとしても。5kgでいいので釣り上げて食べたいものです。なんとかして釣りたい。でもホウキハタでもいいです。テイウカホウキハタツリタイ。
そうしたわけで、モロコ関係の皆様に失礼がなきよう、今回は準備をいつも以上に入念に行いました。
準備編
まず、前回ロストしてしまったなまらスローの450gを配備です。まぁヒラメ用に配備したんですけどね。。。
で、これだけでやめとけばよかったのですが、ある日、釣りが中止になった影響で渓流に行かねばならなくなり、その帰りに寄った長谷川釣具店で「つい」スパイナローの500gを調達。針も買ったよ。でっかいやつね。
そんでここでやめとけばよかったのですが、「モロコなら強い竿無いと不安だな。。。」といつもの心配な気持ちがもたげてきます。そしてつい。。。
46を注文。
で、ここから一悶着というがありました。購入したお店、土日と火曜が休み、土日に注文したもので、月曜に発送されないと火曜か水曜に届かないのですね。そんで釣りは木曜、と。
そこで緊急架電です。電話嫌いだけど。そして聞いたところ、メーカー取り寄せになる、水曜に来るかは微妙、となんとも困った展開。ないならないでいい、っていうかヒットするかどうかすら怪しいのだからどっちかというとなくていいんですが、「水曜の時点であるかどうか教えてくれ、最悪取りにいく」と伝え、とりあえず待つことに。発送間に合わなかったら逆に「最悪持ってくよ」と。なんていい人なんでしょう。世の中捨てたもんじゃないですね。
するとすぐに電話があり「メーカーになかった、すまん。。。」と。あら残念、と思ったら「中古ならあるよ」と。「LINEで画像おくろっか?」と言ってくれたのですが見に行くことにしました。
入店しまず驚くのは大量のディープライナーのジグ。若い店主さんで、「決算前なのでこれでも少ないんですよ」とのこと。もともとは大手の量販店で働いていた、とのことで、ジグを使った釣りはすべてやってきてそうな話で、いろいろ教えてもらえました。ありがとうございます。
もともと注文していた46も、モロコには少し過剰な話の模様。実はマニアフェローズよりもモロコならロジカルの8とか9の方が、みたいな話もありましたが、結局は48を購入。
のみならず、ラインやフックのセッティング、ジグについてもスパイ、スパイファイブ、スパイナロー、スパイコブラの違いもわかりやすく教えてくださり、ハタ系をやるならスパイファイブよりもコブラの方が良さげ。なので購入。
グロースさん、店主の小山さんの人柄はもちろんのこと、品揃えが異常。ディープライナー嫌いな人はあれですが、ディープジギングや大物ジギングやる人は一度行ってみるといいですよ。
-新配備品
・なまらスローチューン450g
グロー塗料の劣化でしょうか?色合いが結構バラツキある
・スパイナロー500g
・スパイコブラ500g
なげーし。
・長谷川釣具店オリジナルフック
でけーし。
・マニアフェローズ48
マニアフェローズはこの先何回使うのか?とかは考えないようにしましょうね。了解です。
-その他準備
未だにフックセッティングは諦めきれません。以前考えた「リアフックをとても長くするとフッキング範囲が広がるのでは?」仮説はよくよく考えると無意味。
リアフックが長くなればジグからそれだけ離れちゃうもんね。
ある程度の長さにしておけばきっといいのですが、それにしても魔法のフックは欲しい。なので試しにケイムラコーティングしてみることにしました。結果はどうなるか。
コーティングすると硬くなります。まぁそうだよね。
また、モロコングですが、牙がすごいです。泳がせやっててよくハリスを切られてるみたい。なのでどうするか、ワイヤー使ってみるか、となりましてワイヤーも配備。
他に牙がすごい魚といえばタチウオなのですが、乗り合いだと大抵ワイヤーリーダー禁止ですね。食いも落ちる、とか。この点、なぜ禁止なのか、ですが、お祭りしてPEがワイヤーに絡むと解けなくなるから、ですね。ならばチューブ通せば問題なかろう、と。
勢いあまってワイヤーアシストフック(真ん中)も作ったものの、フックとの結節点がぷらぷらしてるので多分使えない。左はがまのバーティカルヘビー7/0にシーハンター30号を強化チューブに入れてケイムラコーティングとなかなか強そうだけれど、多分空振りするやーつ。
それとリール。アキュレートの600を買おうか未だに悩んでいて踏み切れていないのですが、今回はラインキャパよりも巻き上げトルク。つまり、ギア比がどうしたとかよりも、とても長い、圧倒的長さのハンドルが必要なのですね。なんとなくいろいろみてたらありました。
ゴメクサスの120mmハンドル。なげーっす。しかも安いです、2,990円。アキュレートとかマーフィックスとかハンドルプレートだけで15,000とかしますので、それに比べると格安。カーボンなので見た目重視だからぱきっと折れたりの可能性もありますが、折れたら手釣りで頑張る所存です。
準備まとめ
まとめてみます。
【タックル】
・ヘビー:マニアフェローズ48+カルコン401(PE2.0x300m、フロロリーダー40lb)
・メイン:ソルティガSJ-AGS3+カルコン301(PE2.0x200m、フロロリーダー40lb)
・ライト:ソルティガSJ-2+カルコン201DC(PE1.5x150m、フロロリーダー25lb)
フルサイズというかガチなモロコからしたら赤子の手を捻るようなタックル構成なのかもしれません。まずはチャレンジし、何が悪いのかを発見したいと思います。
他、持てるだけジグ持って、あと釣れなかったらタイラバもやるだろうからそれも持って、あとインチクとかまぁいつも通りにいろいろ持ってGOであります。それにしても遠いな、もき丸さん。
実釣編
雨の中出航です。
今回、泳がせマンと同船のため、まずは餌となるムロアジやサバの調達をコマセサビキで実施します。同船、というか二人だけなのですが。。。w
そして到着。相変わらず名前負けしておらず神々しいです。
「さて、ムロアジ釣ろっかな」と思ったら「とりあえずルアーの人待っててね」と。
「え?ルアーでも釣れなくない?」と思いましたが、ルール上ルアーは6時から、らしいのですね。ならば仕方がない。
加えて出航時にぱらついてた雨がびっくりするくらい本降りになってきましたので、こりゃ幸いとばかりに屋根のある場所から、一人エサ釣りチームを応援します。ついでに魚たちにも声援を送ります。「釣られるなよ!!釣られたら糸切ってやれ!!」と。とりあえずどっちも頑張れ!!
応援も届かず、釣られていきます。可哀想に。。。いすずみ、ウメイロ、イサキに加え、この後マサバを10尾ほど捕獲。サバなのになぜかあまり釣れず、少々不安になりましたが、いよいよ戦闘開始です。
雨もあがり虹がかかっています。
なにぶん初めて来る釣りですので、少し様子見から始めます。とりあえず何か釣りたいし。
いつものやつですね。コーモラン製の1cmないくらいの極小コロラドブレードがついた、いつも以上に卑怯で姑息なアシストフックです。
ボトムをタッチしてジャークさせ気味に不規則に巻き上げてみます。ボトムから5m程度のところで何かがヒットします。
小さいバイトだったため、緩やかに巻き上げていましたが、途中から覚醒し、なかなか鋭い底へ向かう走りが始まります。当初は軽いくせに、覚醒した後暴れ出す魚って大物が多い気がする経験上、少しドキッとしましたが無事にキャッチ。黒っぽい斑点が見えたので、また「オジサンか」。。。と思いました。
尾びれ付近に黒い斑点が見えますよね。個体差はありますが、オジサンの特徴です。個体によっては、第一背ビレと第二背ビレの中間も黒くなっているものもいます。が、なんか違う予感。
そしてあげてみましたら
あれ?やっぱ違うね。全体の色、黒い斑点の二点ではオジサンですが違う種類ですね。調べてみたところ、キツネベラかな、と思いましたがキツネダイのようです。
紛らわしいというか色々いますねぇ。なんにしろどっちもフォックスなので、フォックスでいいんではないでしょうか。
次行こう、と思ったのですが、ここで悲劇の幕が切って落とされていたようです。
たぶんなんですが、こういう釣りです。
図のように船が動くため、駆け上がっていくか下がっていくかは別として、自然とラインに角度がついて、リグは根に対し斜めに打ち込まれます。ゆえに当然ながら根掛かりします。
・ボーズレスヒデヨシ120g
・ディープライナースピンドル180g
・スミスウォブリンS180g
・ジグパラスローロング200g
・ボーズレスドロップK120g
今回の戦死者たちです。根掛かりロストって不遇すぎますね。。。途中で恐ろしくなり重たいジグは使いたくなくなりましたくらいに根掛かりロストです。
加えて、根掛かりを外す際に二回ほど本線から切れるラインブレイクが発生したのが気になります。PEは2.0、いずれもドラグは5kg程度で、一度などドラグが出る前に切れました。ジギングですので、ライン放出の際に傷が入る等は考えにくいので初期不良だったのでしょうか。。あるいは上記の図でいえば、ラインに角度が入っていたため根ズレだったのか。。。
ただ、ウォブリンSの時は、根掛かりとは違う感じで、ずっしりとした重みが乗っていました。「もしかしたら。。。」と思いつつ、やりとりを開始します。竿を立てようとしても無理くさいので、ストレートポンピングで引き上げようとすると首を振るような挙動を感じました。「おぉ、こ、これは。。」と俄かに色めき立ちましたが、ほどなくラインブレイク。根掛かりだったとは思うのですが、もしかしたら。。。と思うとなんともやりきれません。
次回以降、不安が残る展開なので、ラインもシビアに考えたほうが良さそうです。とりあえず4本縒りに変更しておこう。。。
この後、ひとり泳がせチームにビッグバイト発生、が、根に潜られてしまい、膠着戦が開始されます。結局、仕掛けを切るハメになるのですが、切るにもラインシステムがエグいくらいにゴツいので、繋留用の柱にラインを巻きつけて船を動かさないと切れないという恐ろしい世界でした。そして結局クエは釣れず。
こちらもジギングでの根掛かりに限界を感じ、タイラバで小魚を少々追加する運びとなって納竿、でございました。
おわりに
今回初挑戦のクエジギングでした。ベテランの方がご覧になれば「もっとちゃんと準備しろよ」とお叱りを受けそうですが、初挑戦だった、ということで一つご容赦願いたいものです。
【つれた「もの」】
キツネダイx1、オジサンx2、アカハタx1、ベニウミトサカx1
ボトムを叩いてると毎度変なのがかかりますね。それにしてもフックでかすぎですね。
【今回わかったこと】
1.ジギングならばロッドはそんなに重要ではない、的な話を聞きましたが、モロコにしろカンパチにしろ、ジギングロッドでどうこうできる魚ではないのでしょう。つまりラインとドラグの釣りになると思います。瞬間的に切れない強さ、経験上で言えばPE2.5-4.0くらいで、10kgくらいドラグをかけれるリールがないとダメかもしれません。いよいよアキュレートを買わねばです。
2.大切なジグたちを無為に失ってしまいましたが、どうやらボトムを叩く釣りではないみたいですね。。。
以前、何かで「マハタは根の上に浮いている」という話を聞きました。また、ダイバーから「クエはボトムから3mくらいのところでサスペンドしてることが多い」という話も聞いていました。これを思い出せずにジグをロストしまくった自分の間抜けさ加減に涙が出ますし、許しがたいです。
3-5m、もう少し上までみて7mくらいまでのレンジを1/4ピッチくらいで刻み続ける釣りが良さそうです。あるいはそのレンジをねっとりタイラバを通し続けるか。
3.なので、次回行くとしたら、リグは以下です。
・今回用意したスパイコブラ
・350gのタイラバヘッドに、6.5インチのタコベイト+8インチ程度のワーム
準備完了です。
・ひとり泳がせチームの方も仕掛けを5個くらいロストした、とのこと。一回バイトがあっただけマシですが、こちらも根掛かりだった模様です。
この釣りの仕掛け、針+ラインで2,000円くらい、重りが1,000円くらいとなかなか高額で、地球環境にも釣り人の経済環境にも優しくありません。が、ここまで来たらやってやらねばなりません。また行きます。どうぞよろしくお願いします。
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