釣行記-128【うひょー!!ジギング無限列車大暴走編】
釣りです。2021年32回目の釣り、大規模遠征の2回目でございます。今回は北海道は羅臼、オヒョウを狙います。でかいらしい。
釣り人が小さくなければ結構デカいね。
合成じゃなければだいぶでっかいんじゃないか?
相当デカいの?もしかして。
人を丸呑みできそうな口。これは結構やばそうだな。。。
とはいえ、そうそう釣れるものでもないみたいなので、オヒョウについてはほどほどに備えます。他にオオカミウオなんかも釣れるみたいです。
でっかい。
が、オオカミウオもそんなにほいほい釣れるものではない模様なので、ほどほどにし、メインで釣れるであろうホッケ、タラ、メバル、アオゾイあたりの道東のいつメンに備えます。準備していきましょう。
1.準備編-ルアー、タックル
道東のいつメンは常にお腹を空かしているのか、ジグを落とせば何かは釣れます。
一つのジグは奪い合いの対象です。しかしランマルでこうなるのは、どういうシチュエーションでバイトしてるのかさっぱりわかりません。ていうかスレだし。
時には針ですら奪い合われます。写真撮影の際、天秤状にジグの真ん中を持つのが道東スタイルみたいです。量り売りの人みたいだね。
前回思いました。たぶんなんですが、彼らはジグじゃなくて針をバイトしにきているんではないでしょうかね?そしてジグは長いほうがいいみたいです。なので手持ちの中から良さそうなのをピックしてみます。
上からなまらロング300g、Sレジェンド450g、なまら200g、2wayリボーンタフ200g、CBナガマサ180gです。重いやつばかりなので、もう少し軽いのも用意しましょう。
が、なんていうか、もっと、こう、よりエキサイティング!な何か、ファンタスティック!!なときめきが欲しいのですよね。もっと面白い何かはないのか?と。
道東はワンキャスト・ワンヒットは当たり前なので、よりエンジョイするためには1)一つのルアーで最大何匹釣れるか(漁の考え方)とか、2)できればキャストしないで念を送るだけで海から魚が飛び出して船に入ってくる(最早釣りじゃない)とか、そういう方向性です。釣りに釣り以上の何かを求め始めてしまっているようです、あたし。
これを大規模にやりたい感じなんですよ、贅沢は言いたくないけれど。
2)はまぁそのうちやるとして、まずは1)の「一つのルアーで最大何匹釣れるか」で考えてみることにしました。当初、ロングジグの真ん中あたりにフックを設置することを考えました。でもこれは穴を開けたり加工が必要になりそうなので面倒。
そうしたわけで、まず思い浮かんだのがこちら。
無限列車です。
これは60gx5であわせて300g。これだと6点にフックをセットできますが、ジグの数を増やせばその分フックのセットポイントを増やせます。フックポイントはジグの数+1になります。
仮に180gで設定しますと
・20gのジグ=9本=10箇所x2(アシストフック)=針は20本
・30gのジグ=6本=7x2=14本
・60gのジグ=3本=4x2=8本
計算上、ジグの数が多ければ多いほど、まるで甘い夢の中を泳いでいるかのように釣れることになります、計算上。
さらに言えば、アシストフックを通常の2本タイプではなく4本地獄針仕様なんかにして、20gを9連結すると40本の針を設定できますよあなた!!そりゃやるっきゃねえだろ!!
すぐさまジグ在庫を確認です。
20gは4本でした。これで合計80g、フックポイントは5点、フックは計算上10-20本。足りない気がするのでヘルプお願いします。ていうか足りないか?
25gが援軍できてくれました。これで155g、フックポイントは8点、フックは16-32本。もう少しやっておきたい。
15gと30gが駆けつけてくれました。260gでフックポイントは12点、山手線は11両編成なので肩を並べました。フックは24-48本。よくなってきましたね。トドメ刺しておきましょうか。
ここまでやると320gでフックポイントは14点、フックは28-56本。山手線を遙かに凌駕する、まさに暴走列車(各停)です。
でも56本全部で魚かけたら全部500gの魚だとしても総計28kgと小さめのキハダくらいになっちゃいます。大丈夫なの?
冷静に考え、フルに釣れた場合の重量を考えると、フック数は14本くらいが限界値っぽい気がします。2本針ならジグ6本、4本針ならジグ3本くらい。
このあたりが、タモ入れでのフック絡みとか、後々の面倒も避けることができ限界値の予感。ただ、3本にすると長めのジグじゃないとエビってしまいそうなので、基本は6両編成とするのがよさそう
そうなると針も問題になる気がします。
こんなデタラメなリグなのでバランスなんぞ最早どうでもいいのですが、デタラメながらもどことなく統一感というか、同じイデオロギーの元で戦う戦士である、というグルーブ感が欲しい。
外人部隊だけど制服は一緒、とか、反政府ゲリラだけど武器はみんなカラシニコフ、みたいな。そうした共闘感を出すには針は統一したほうがいいかなー、と。13両編成の場合、最低14セットの同じ針が必要になります。加えてアシストラインの長さも重要。欲張るとテーリング不可避でしょう、これは。
たっぷりあるので作っていきます。
できました。180gでフックポイントは7箇所、14本です。アシストラインが短いので1ポイント1匹が限度な気はします。それでも全掛けすると同時に7匹、一匹500gでも3.5kgになりますのでなかなかです。
ここまでやってみて感じたのが
・どうせならもっと掛けたい→アシストラインを長くする→ジグをもっと細長いものに変える
・これはバーティカルには効きそうだけど、群の頭上から落とした場合、魚の遊泳レンジにジグが全て入らなければ針は数本しか見えないのではないか?→アラバマも必要そう
こんなイメージですね。列車作戦と傘作戦ですね。
というわけでアラバマも検討します。
5本あるアームに30gくらいのジグつけて、フロント・リアにフックをつければ5x2で10セットの針を設置可能。アームのウィロー部分にもつければ4箇所増えますので、14箇所、それぞれにダブルのアシストフックをつけるだけでも28本の針があります。触るもの皆引っ掛けるデスマシーンですね。
そうなってくるといいジグが少ない気が。。。
40gの5個セットを手配。問題解決しました。ように見えます。ただ、解決できない問題はコストです。
ジグ連結の場合、タングステンを使用すると@1,000-1,500のため、6個使用すると6,000-9,000がミニマムコスト。ロストしたら痛々しいです。
アラバマにしても上記で2,410円ですが、フックをフル装備すると10本必要になりますので、そのコストも考えると3,500円くらいになるのでしょうか。
ていうかこんなことやる必要ってあるんでしたっけか?ていうかそもそもトレインにしろアンブレラにしろ、ジグである必要性ってあるんでしたっけか?長めの中通し重りでいいんじゃないか?
これでいいだろ。
そうしたわけで、連結タイプは660円+フック代≒1,000円くらいになりました。アラバマはまぁしかたない。
それにしてもアラバマはどうしよう。。。当初考えたのはこういう戦略です。
親針、子針、孫針の親子3代で襲いかかる感じですね。アームに付いているウィローブレード、ジグのフロント、ジグのリアの計14箇所にアシストフックを設置し、場合によってはリアフックは4本針がいいかな、と。これが実現するとアーム8本、フロント10本、リア20本で38本の針を設置できます。
そうしたわけで数時間、ロングジグの60gくらいのものを探しました。
ありました。60gからあります。でも5本設置するには8,000円くらいかかります。根掛かり、あるいはなんらかのロストがマジで怖い。悩みつつ、水中での動きを再度シミュレートしますと。。。
まぁ当たり前にこうなりそう。なので、アラバマも中通し重りが良さそうです。あるいは小さいジグか。
やってみます。
@300円のジグも到着。
明らかにエビりそう。
これもきてます。
はりがねはあるので
すぐにオモック化。
これもダメか。。。今回手配したアラバマリグはアームの長さが足りないです。14cmかな。たぶん30cmくらいないと理想とするところのフック配置はできなさそう。自作するかどうするか。。。
答えが出ないまま、迷いに迷って、こんなのを作ったりしてみて
左側は失敗してるし、やってるうちになんか疲れてきたし、多分テーリング濃厚なので、あきらめます。いつも通りテキトーにやることにします。まずはふつーにジグでやることにしましょう。
そしてルアーは目処がたった(??)のであとはタックルです。
・ライト:タイラバ等:ソルティガSJ2+カルコン101PE1.2号
・メイン:ジギング:ソルティガAGS3+カルコン201PE1.5号
・念のため:ジギング:ソルティガSJ5+カルコン301PE2.0号
バックアップ用に401とパックロッド一つ持っていく感じです。あと、キャスティング用にポルタメントとステラ4000は念のために持っていきます。
2.準備編-その他
今回喜ばしいのがクーラーボックス。なんでも無料でレンタルしてくれるみたい。
かつ、釣った魚を一夜干しにした挙句、真空パックにして送ってくれるみたい。加工賃は@350円。10匹で3,500円、100匹で35,000円。
30匹で10,000円程度って、安いんだか高いんだかわかりません。どうなの?
調べたところ1kgくらいのホッケであれば、加工品は1,700円くらいが市場価格ぽいですね。となると、30匹なら買値は50,000円くらいか。工賃引いて40,000円得すると考えるとまあまあかね。もちろん、それ以上に金はかかってるけどなっ!!
知床ジャニーさん、送料が15kgまでで1,500円とのことなので、ワンショットで30枚程度送れそう。けど、いいサイズのを30匹揃えて持ち込むのってなかなか大変な気が。。。どうしようか。。。釣れてから考えるか。
それと最低気温が10℃くらいらしい。3月の寒い相模湾くらいか。ダウン必須。手袋もあった方がいいね。荷物増えるなぁ。。
3.実釣編-0&1
実釣編0
とりあえず向かいます。
羽田の食堂で見たほっけ定食のつくりもの。これ以上のものしか釣れないのだろうと思うと、おじさんの小さな胸を満たしきったトキメキがこぼれ落ちます。
とりあえずうどん食べました。我が家から行きやすい丸亀さんは皆無なので、こんな時にしか食べることができない、言い過ぎか。客がほぼゼロで過ごしやすかったです。
1645→1830くらいのフライトなのですが、レンタカーをキャッチしたら1900、そのままホテルに向かっても22時くらいで、到着するころには飲食店は閉店してるだろうから近場で摂食してからホテルへ。到着は23時頃となり寝るだけです。翌朝は4時集合。
実釣編1
無事起床して向かいます。
希海丸さんです。乗ってみたかったフネです。初日ですが、当初は我々おじさん3人だけの予定が、もう4名増えたようで、我々はトモで展開することとなります。
同船者はこの方たち御一行の模様です。
ハピソン(電気ウキとか渋めのプロダクトメーカー)の釣りガール、らしい。引率のおじさんに軽く挨拶してゴーです。
当日海況や水深やらを船長に聞くと「20-30mくらい、深くて50m」と。え?450gのSレジェンドって。。。
上から二つ目。初日に持ち込んだタックルは
--
ライト:ソルティガsj2+'21カルコン101PE1.2
メイン:ソルティガsj3+'19カルコン201DCPE1.5
ヘビー:ソルティガsj5+'18カルコン301PE2.0
--
です。
まぁいいや。そして到着。
釣れんのかな。静かすぎるぜ。。。
まずは一発目。いろいろ準備したけど、割とマイルドなのからスタート。落としたらすぐ釣れちゃうんだろうなぁ、ていうか着底しないかもなぁ、と期待しつつ始めますが。。。
しばらくやってようやくキャッチ。アイカジカ、かな?なんか変だな。
トリも穏やかすぎる。そしてさっぱり釣れません?おや。。。??なんだ。。。?
めったやたらに釣れて、釣れすぎちゃうから飽きちゃってオモック連結使ったりアラバマ使う未来予想図は既に溶けて爛れ見る影もありません。
それでもつらねばなりません。
手段なんて選んでられません。
アイカジカ、かな?絶対変。
聞けば前日はタラが爆ってた、とのこと。よくある話かもしれませんが、遠征でこれはきっついよね。。。
追加。ヤナギノマイ。小突くようなバイトは何回かあるもののさっぱりのりません。魚が相当小さいのでしょうね。それでも釣る、フィネスにしても釣る、ワームフックの#10にしても釣る、というほどの情熱もかき消されるくらいの釣れなさっぷり。ここまでで2時間くらい。
さっぱり釣れねーっす!!
仲間もキャストして拾ったり、もう一人はパワーイソメ使ったりしてるもののさっぱり。釣れなさすぎて、なんとか釣れたメバルを切り刻み始める人もいました。
加えて、みよしにいる同船者チームとおまつりしたら天秤仕掛けがついてたり、そのチームの一員の金髪のいかつそうな方はうなだれているしなかなかキツい。しかもその方はBozlesの社員の方だったそうな。。。
プロをもってしても、仲間の釣りウマ二人をもってしてもこのザマ。干満とか多少の影響はあるでしょうけども、それにしても釣れん。オヒョウどころか魚が釣れない。
オヒョウも釣ってはみたいものの、事前リサーチによると年に数枚、上がっても50cm-1mくらいで重さも数キロ前半と子供中の子供の模様。
いろいろ情報収集してて感じたのは
・ピンポイントでオヒョウが釣れることはある
・とはいえ釣ってる延長線上に混じるケースがメインと考えたほうが良さげ
という二つ。粘るよりかは釣りまくったほうがチャンスは出るのではないでしょうか。
なので「アオゾイ釣れますか?(≒釣りたいね、釣れる場所にいかない?)」みたいに船長に秋波を送ってみるものの「アオゾイはここには居ない」とピシャリ。困っちゃうね。
何回か移動しますが、釣れません。困ったな困ったな困ったな。もう餌だな。
切り刻まれたメバルチューンです。
おや?
なんかいろいろおかしいですね。この頃になると周りでも釣れ始めます。なので、こちらもいつもやってる必釣リグにチェンジ。
ヒデヨシ140にDuoの真鯛フック。この後連発です。
オヒョウは釣れんけど、ワンキャストワンキャッチがしばし続きます。ようやく調子が出てきたのか、「貴社のルアーで釣れてますよ」と教えてあげたら喜んでました、金髪の方。いいルアーですよね、ヒデヨシ、この後ロストしますけど。
と、あまりいいところなく初日は終了。翌日はこちらサイドで2名やって来まして、一人は釣りジャンキーなものの、もう一名はそんなにやったことがないらしい。そんな方にこれだと相当しんどいので、とりあえずいろいろ釣れる五目に変更しましょう、と話して初日は解散です。ブレードがよかったんだろうな、ということのみが収穫。お疲れ様でした。
4.実釣編-2
道の駅、知床食堂で黒ハモ重を食べてこの後どうするか相談します。明日に向け釣り具を充実させるか、という話もありましたが、なにぶんここは北の大地。釣具屋まで片道1.5時間はかかります。なので、ショアっぱりで遊ぼう、という話になりました。
知床半島の道路の先端を見に来ます。この先は舗装道がなく、ヒグマ天国となります。
のどかです。フネはあるものの人は居ません。
友人が先んじて開始、すぐに興奮の坩堝に陥ってしまったようで「早く来なさい」と叱られます。
釣り堀みたいに居ます。が、釣れないケースも多々あるんですよね、こういう雰囲気のところ。
が、すぐに釣れます。ジェットセッター64sにヴァンキッシュ2000、PE0.3でブラーです。この後もぼちぼち釣れます。
穴に落とせばカジカも釣れます。
ただ、フネの貧果は思いの外、精神力(MP)を削っていたようで、あまりやる気が出ません。しかもこの後ブラーを無くしてしまい困ったな、と。
草が釣れますww
しょうがないので小物セットに入っていたジャッカルのジグヘッド1.5gにグラスミノーをつけて再開。
どうやらやり方を間違えていたようでした。
ブラーは10gくらいあるのでしょうか、着水音がデカくて、フォールが早いのです。キャスト→フォール→リフト→フォール、の繰り返しでやっており、リフトの際にバイト発生、というケースが多かったのですが、これはどうもリアクションでバイトしていた模様。
ジグヘッドワームだと、キャスト→スローシンキングフォールでほぼホバリング→リトリープの、ルアーを魚に見せる時間が多いほうが圧倒的に釣れます。ブラーだと魚が考える時間がないのですね。
少し釣れたのでMP回復です。
海鮮丼と
アイス食べて就寝です。翌日は330集合。まぁまぁキツい。
5.実釣編-3
出発です。
前日のまとめとして
・しぶかったらジグは60g程度のSLJ気味に粘る
・キャスティングも必要
の二つ。準備し出航です。
一発目から昨日と違う雰囲気ですね。
変わったカジカも釣れます。トゲカジカかな。いいムードですのでいろいろ試せそうです。
まぐろ用に買ってみたなまらロングです。30cmありまして、ふざけてるようにも感じます。
昨日の不調が嘘のようです。指示棚に落として、ルアーメーカーのサイトにある使い方通りにルアーを動かすとすぐに釣れます。
コニファーですね。
時折「いやに重いな。。。」というヒットもあり、上がってくるとこの有様です。
一つのルアーに3匹同時ヒット。下のほっけ、50cmあり2kgでしたでしょうか。デカいです。
この後、仲間のワールドシャウラがバット部分から破損したり、鳥山が出たりもありました。
これに興奮した友人、なぜかGTタックルを持ってきていたのでここぞとばかりにキャストしようとします。が、船内で躓いてしまい、先ほど折れて保管してあったワールドシャウラ(破損済み)が入っていたバケツを蹴り飛ばしてしまい、ワールドシャウラ(破損済み)は羅臼の海に奉納されることに。。。そして鳥山には魚はついてませんでしたw
念願の根ほっけも数匹釣れ、真鱈は大漁でそこそこ満足感の高い二日目となりました。
結局、アラバマは使わなかったけどね。。。
国後島を見つめながらラーメンを食べて遠征終了でございます。
お疲れ様でした。
6.まとめ等
・初日のオヒョウ狙いなのですが、オヒョウが釣れる条件として「潮が緩い」というのがあるようです。緩潮でかかり釣りみたいなやり方がベストっぽい。加えて、この時期、浅場に上がってくるらしいのですが、浅場には大抵網があり、釣りができる場所が限られている模様。当日、浅場で網のないところだったものの、潮がたるすぎて多少船を動かさねばならず、ピンポイントで攻めきれなかったらしい
・潮を読みづらいのも羅臼の特徴らしく、大声を出せば聞こえるくらいの距離でもカレントがさっぱり違う、とのこと。例えばAとB地点があり、その距離は200mくらいでもAでは養殖はうまくいきBではうまくいかないとかもあるそう
・原因は海底状況にある、と。
確かに等深線の幅が結構来てる。がそれ以上に気になるのが国後島の根の多さw生きているうちに問題解決されて釣りをしてみたいものです
・最後の鳥山、魚じゃなかったぽいです。というのはここ最近で100頭を超えるシャチの群れが羅臼近辺にきているらしく、彼らはトドみたいな大型獣を殺害して放置するらしい。そうした大型獣は死ぬと一旦海底に沈み、体内の腐敗が進むとガスが溜まり浮いてくるようなのです。そうした屍体がトリに見つかると突かれて、ガスが抜けると再び海底に向かう、らしいのです。魚の気配なかったしなぁ。。。
・また、羅臼の海は20年周期で魚が入れ替わっている、とのこと。というのは、17歳から遊漁船をやっている御歳80歳は超えてそうな大船長がいるようで、もう3周してるわけですね。ここ数年の羅臼、以前ほど鮭が釣れなくなったり、以前はいなかったぶり類がいたりと、近視眼的に見るとおかしいらしいのですが、その大船長の説によると、大昔も鮭が釣れた時期も釣れなかった時期もあった、ぶりも昔はいた、とのこと。今釣れてるたらも20年後にはさっぱりになって、40年後に復活というのもありえる話のようです
・ほっけは基本回遊しているようなのですが、居着いてしまい食っちゃ寝を繰り返すと40cmを超える大きさの「根ほっけ」と呼ばれる個体になるようです。今回、数匹釣りました。一匹目はカジカを釣ろうと思い、ボトムをパタパタしてたらヒット。なので、根ほっけの狙い方としてはこれが正解なのかもしれませんが、最後のはカレントの中で釣ったので、巨大な群れの中には大きな個体も含まれているのでしょうね。コツはルアーチョイスっぽいです
・北海道の魚、フッキングしてからそんなに引かないのですね。なので、たまに重たいものがかかると、大抵は複数ヒットです。とはいえ、5kgくらいのもかかります。そのくらいのがかかると、ラフファイトでエンジョイするのですが、まあまあフックアウトします。「ポンピングが悪い」という話もありますね
・帰宅後、たらとほっけを解体したところ、ほっけは口がとても脆く、フィッシュグリップで崩壊する強さ。たらもですが、エラが個体の大きさに比して簡単に手でちぎることができます。フックアウトの理由としては
a.ほっけは口にきちんとフッキングしても、サイズが大きく、どてらで流しているような場合、ある程度のテンションがかかると口がぶっ壊れてフックアウトしやすい
b.たらは口にしっかりフッキングすれば抜けないものの、口の外側や皮部分だと切れる
というのが大きい気がしました。まぁポンピングもしないほうがいいんでしょうけどね。。。なのでこれを読み、これから行かれる方はは存分にラフファイトしちゃってください。どうせ釣れますし
・ジグのチョイスですが、今回はブレードが効いていたように思えます。蛍光ビーズはまぁまぁ、アカムツなんかのマシュマロボールは効果ナシな気がしました。マシュマロボールはフロントのみにつけてたので、リアにつけたらまた話は変わるのかも。。。
・ジグの良し悪しですが、2日目くらい釣れる状況じゃないと判断しきれない気がしました。2日目、何回か試して唯一釣れなかったのがスパイファイブの120g。原因はわかりません。一方、相模湾とか東京湾みたいな激戦区であれば、ジグによって釣れる釣れないというのは実は誤差なのではないか、と思い始めました。つまり釣れる数が少なすぎると、それはリアクションのバイトであったり、誤差っぽい釣れ方であり、本来の意図としての動かし方で、再現性を持って釣れている状況ではないような気もしました。そのうち判明させられるといいな、と思います
・北海道のフネ、ロッドキーパーは標準で装備していないところが多いのかもしれません。動きの少ないフネであれば問題ないかもしれませんが、柱とかに固定できるよう、ロッドベルトなんかは持ち込んでおいたほうが無難だと思います
・bozlesの社員の方、ぼくがヒデヨシでよく釣ったのを見て喜んでくれたみたいで、ランマル150gをプレゼントしてくれました。できれば直接お礼を申し上げたいのですが、むずかしそうなので、お礼しておきます。ありがとうございます!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?