使ったお金を安くする努力をする

自分の周期的なテーマとして「お金の使い方」が挙がってくる。少なくとも半年に1回は「お金をどう使って価値に変換していくか」を考える。

お金の稼ぎ方に関しては「自分はお金の作り方を知らずに大人になってしまった1人」であると自覚しておりお金の作り方に関しては常にテーマとなっている。

今回はお金の使い方に関して。節約するよりも上手く使う方が難しい。これは常々思う。だから使い方について考える機会が周期的にやってくる。

いつも行き着く結論は「目先の支出額を優先せずに中長期的なお金の使い方をする」である。「目先の支出額を少なく(安く)する努力をするのではなく、使った支出額を安くする努力をする」ということ。

支出額は減らないが「支出額から引き出せる価値を高めて費用対効果を高める」のが理想的なお金の使い方という考え。支出額を減らすという意味での節約自体は難しくない。ただ「支出額を減らすことで本当に節約になっているのか?」は考えた方が良い。

短期的にな節約に"なっているように見える"が中長期的には浪費になっている可能性もあるよねということだ。だから目先の支出額でお金の使い方を判断すべきではない。

ここを定期的に意識付けして強制しておかないとどうも目先の支出額を減らそうとしてしまって、"その裏で起きている価値の取りこぼし"に対する意識が薄れてしまうのだ。

結局は「正解を選択するよりも、選択を正解にする努力」という個人的な座右の銘のお金バージョン。

人生一周目の自分は正解を選べないという前提に立ち、選択を正解にするだけ。この方針に切り替えてからは選択に対して肩の荷が降りた。

それまでは正解を選べるという前提に立っており、時間をかければその正解を選べる確率を高められると思っていた。だけど、時間をかけることによるデメリットの方が大きいとある時気づき、指針転換。

お金の使い方の話に戻す。

基本方針はシンプル。「モノではなく体験にお金を使い、無形資産を貯めていく」こと。無形資産とは体験による情報・知識・スキルの習得であったり、新しい価値観や人間関係も含む。

可視化しづらい実態のないものだが、実態のある資産よりも人生を豊かにしてくれるもの。僕であればマラソンやトレランのレースや練習会への参加、オンライン英会話の実施、旅やサウナである。

車や家、時計などにお金を払うよりも、これらにお金を使う方が個人的には人生が豊かになる。使えるお金が有限だからこそ価値を最大化できるよう、ここには惜しまずお金を使う。

そして使ったお金を安くするために努力をする。この繰り返し。価値というのは使ったお金の額にある程度比例すると考える。

だから無形資産を貯められる対象に対してはドバッとある程度まとまった金額を投下することで、大きくする元本となる価値が大きくなる。

この元本を自分の努力で大きくして引き出す価値を増やしていく。そんなことを定期的に考えている。

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