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不便が価値(非日常)になる時代
修善寺の菊屋 湯回廊に結婚記念日で宿泊。自分のインプット情報を整理して脳にインデックスしておく回。
初日は沼津港経由で修善寺へ。昨年も来たが、やはり沼津港は好きな場所。色んな飲食店があってこの世界観が好きだ。漁師街に住みたい。釣りも始めたい。
お寿司と深海水族館を堪能後に菊屋 湯回廊へ。
今回は14時-翌日12時までのロングステイプラン。このチェックインとチェックアウトの1時間のプラスが感覚的には1時間以上のプラスになる。
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湯回廊ということで迷いながら楽しむというコンセプトもあら。旅館が意外と広くて、探検していると「あっここに繋がった!」となる感覚が凄く楽しい。一見不便に映るが、不便が楽しい。
帳場が"場帳"と書かれており、読みづらいなどこういうところも凄く良い。普段便利に囲まれてしまっているので不便が非日常(価値)になる。不便が価値になる時代。
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反省点は食べ過ぎたこと。前述の通り沼津港でお寿司を食べた。宿の食事は17:30だが11:30のランチのお寿司をしっかり食べ過ぎたので空腹状態にならなかった。
余白の時間設計ができず、せっかくの夕食を強調できなかったことが反省点。次回は宿に泊まる日は空腹状態を設計しておくこと。夕食を強調するために、あえてその他を削ぎ落とす。飽食は体調不良の元だ。
こういう強調と余白の考え方は大事にしている指針であるが今回は食欲に負けてしまった。夕飯も2部制で前半を選んだからか、きっちり時間通りに終わらせる感が伝わり過ぎたのは少し残念であった。
もちろん丁寧な接客なのだが、少し焦ってる感が伝わってくるとその感覚が伝播して食事や会話を楽しめなくなってくる。"気になる"ことが増えてしまうのだ。
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収穫は温泉の楽しみ方を知れたこと。普段サウナに行っているとどうしても温泉だけでは物足りなく感じるのが正直なところ。
半身浴で30分くらいしっかり浸かっているとお湯では得られない発汗効果を得られる。普段のお風呂は浮力効果などあるがお湯はお湯だ。温まった水に過ぎないが温泉は成分が異なる。
普段、半身浴を試みても思うように発汗しないのでその効果自体を疑っていたが、そもそものやり方が正しくなかったのだ。半身浴をする際はお湯の温度というよりもお湯の成分に重きをおいたほうが良い。
サウナにも当てはまるが、どのような温泉に入るかより、どのように温泉に入るかだと改めて感じた。頭を使えばどのような施設でも十分に満喫できる。思考停止をしないこと。
つまり入浴効果が普段のお風呂よりは温泉の方が高いのでココにお金を払っている。あとは世界観と温泉の可用性だ。湯回廊は歴史を感じる木造建築。ここがまた世界観が出てて良かった。
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鯉にエサをあげるコンテンツ。子供が1歳8ヶ月なのでこういったコンテンツは重宝する。ボードゲームなどの貸し出しもやっていて子供がもう少し大きくなったら夜に家族で楽しみたい。デジタルではなくアナログも非日常なので凄く楽しい。
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あとは夜鳴きそばを妻と外で食べるのも非日常的で素敵な時間。子供が産まれてから妻と2人きりで話す時間も減っている。こういう時間をこれからも大切にしていきたい。
車に乗ってるときも「この空間を楽しくするには?」であったり「車の運転技術はどういうことを意識すると向上できる?」であったり無意識にしておくのではなく意識に上げることを意識していた。
この記事もまとまりが全然ないことは自覚してあるが、少し雑でも振り返り言語化することで、スルーさせてしまっていたであろう情報を自分の脳にインデックスしておく目的がある。
これをやっておかないと何度も同じ過ちを繰り返す。体験を経験に昇華させるにはこの編集作業が重要。体験にもお金や時間のリソースをかけているのだからしっかり血肉にしておく。僕にとってのNoteの使い方。
つまりNoteは体験を経験に昇華させる編集ツール、言語化しないと価値観や思考がアップデートされにくい、むしろ言語化することでアップデートされやすくなる。
話が逸れたが、菊屋ではビールサーバもサービスで置かれており、しっかり発汗したあとは外で涼みながらビールを飲む。これも至福のひととき。この時間を買っている。
コーヒーラウンジもあり水炊きコーヒーが美味しい。吹き込む風に吹かれているときにヒュッゲを感じた。
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現世から隔離された没入感が得られる。チェックアウト後は広げるより深く観光する。修善寺エリアに絞って散策。色んなところを回る観光も良いが、こういう深く入る観光方法も面白い。ノスタルジックも非日常なので価値になる。
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おそらく非日常にお金を払っている。不便であったりノスタルジックであったり下界からの隔離であったり感覚的な部分が大きい。時代が便利になるからこそそれに応じて価値を持つものが出てくる。
こういう脳に引っかかった情報や感覚をスルーさせないために少々雑でも言語化による編集を行っていくことは死ぬまで継続していきたい。
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