走る、は走る以上の意味を持つ

走っているときは1人の時間なので色々と考える。血流も良いので色々と考えが捗る。僕にとっては不可欠な内省の時間だ。

思考にリソースが回せるレベルの強度で。もちろん高強度でもトレーニング後は血流も細胞も活発なので色々と思考も捗る。日常生活では沈殿している思考を掬い上げられる感覚。

備忘的に言語化して書き残す。

とりあえず忘れないうちに書き連ねるのでこれから書き連ねるものは文脈破綻しているが、そういう背景がある。

1.シューズ選びのモノサシを構築していく
自分に合ったシューズに出会うにはある程度の失敗が不可欠。最初から理想のシューズには出会えない。試してみて、2Eの幅が良いなど基準が定まってくる。

その基準を基に自分に合ったシューズを当てる確率は高まるかもしれないが、実際にはある程度の強度で練習してみないことには分からない。理想のシューズに出会えた人はそのプロセスまでに何回も失敗してきた過去がある。

2.あえてゆっくり走ってみる
ゆっくり走ることの方が速く走るより動作的には難しい。速く走ると誤魔化しが効くが、ゆっくり走るとなると誤魔化せない。LSDはゆっくりと走るペース走で効果的にあるのかなと疑心暗鬼だったが、ゆっくり動作する練習だと思えば良いのかな。

3.走ることの意味
走ることで自分のアイデンティティを構築してきた部分はある。単純にQOLが上がる。気になることを排除していくとその先には幸福が残るという考え方。彫刻と似ている。

しっかり心拍を追い込んでトレーニングしたあとは不足状態でご飯が美味しく感じるし、罪悪感も排除できるので美味しく感じれる×たくさん食べれるので食事から得られる幸福度が高まる。

4.フィジカルマネジメント
栄養とトレーニングとリカバリは仕事の根底にある最も重要な要素だ。良い体調で仕事をすれば、体調が悪い人にパフォーマンスで劣るわけがない。だけどコンディショニングの意識が弱い人が多すぎる。

5.呼吸と歩き方の質を高める
呼吸と歩行は生きていく上で切り離せない動作。ここの質を高めることは人生における影響度は計り知れない。深い呼吸、あとは足回りへの投資。ランニングギアが機能としては最強なのだからランニングのソックスやシューズを普段履きにできれば理想。だがファッション性の低さは課題。

機能性が高いので人間として弱くなる可能性はある。ある程度、身体の機能に訴えかけるための取り組みは必要。それはトレーニングで補完する。ベアフットで接地感覚を掴んだり、動物としてのセンサーはピカピカに磨いておきたい。

6.リズムは伝播する
リズムの良いランナーに付いていく。リズムは伝播する。昔テニスをやってたころ上手い人とのラリーは自分も上手くプレーできていた感覚があった。その逆もありあまり上手くない人とのラリーは引っ張られてしまうこともあった。

人間は無意識のうちに相手のリズムに合わせているのではないか。ここからレース中にはリズムの良いランナーを探して付いていく。前後にランナーがいないときには自分のリズムを保つこと。リズムを変えるときはエネルギーを消耗する。

7.練習に変化を付けて脳を慣れさせない
脳に飽きさせないことで持続的な成長がある。脳は知覚差分を刺激と認識してそれに応じた能力を身につける。刺激と考えられないと新しく神経回路を作らないし、細胞も筋肉も作らない。だから慣れさせないこと。そのためには変化を与え続けること。

8.完走できれば優勝という世界観
貧すれば鈍するという言葉があるように人間はリソースが不足していると感じると能力が落ちる。マラソンには関門というタイムリミットがあるが、2時間前までにパスしてあとは歩いてもゴールできるという精神的なバッファを持っておく。

ウルトラマラソンやトレランはタイムトライアルではなく、ゴールできれば優勝という世界観。こういう走る楽しさを思い出すレースには定期的に出ていく。

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