脳の適応と循環とインターバル

脳は適応と順化を繰り返す。同じ刺激を与えていても脳はその刺激に慣れてしまい飽きる。そうすると成長が鈍化していく。これは原理原則だ。

だから脳を飽きさせないように変化を与え続けることが継続的な成長観点では必要なこと。

もちろん適応と順化のプロセスを一から始めるには一度コンフォートゾーンの外に出る必要があるので、多くの人はやりたがらない。だから職場など同じ場所に留まる。

正しい慣れたトレーニングよりも慣れてないトレーニングの方が効果が高い。これは常に頭に入れておく。継続的に変化を与え続けること。

適応と順化に関して、日常レベルではアルコールやカフェインがある。アルコールは飲み続けていると次第に摂取量が増えて依存症になる確率が上がる。

カフェインに関して、アスリートはカフェインの覚醒効果を得るために試合前に1週間ほどカフェイン断ちの期間を設けることがあるそうだ。この話を聞いたときにふと思った。以下を狙っているのではないかと。

適応と順化の脳の性質がある→期間の変数を伸ばす(インターバルを空ける→脳をその刺激に慣れてない状態に戻す→感度を高める→刺激を知覚できる→反応が得やすくなる

要するに、理由は普段からカフェインを摂取していると脳が慣れてしまうということ。繰り返しになるが、脳は適応と順化を繰り返す。同じ刺激を与えているとその刺激に適応し順化する。

マラソン中に摂取するジェルにもカフェイン入りのものがある。普段からカフェインを摂取しているとこのジェルから得られる効果が減ってしまう。

だからジェルを摂取するような本気度の高いレース前の1週間はコーヒー断ちを行う。もしくはデカフェに差し替える。

このコーヒー断ちはサウナにも当てはまる。サウナは自律神経のバランスをととのえる効果がある。本質的な価値はココにあると考える。

交感神経と副交感神経のスイッチングを外的環境から行う場所、それがサウナだ。もちろん副次効果としての美容やメディテーション的なものもある。

ただ前述の適応と順化の観点からだと、サウナの効果を十分に得るにはある程度サウナ断ちの期間が必要だと考える。

サウナ好きの中には毎日サウナに通う人もいる。人それぞれの自由なので、それが良いか悪いかは置いておく。だが、サウナの本質的な効果の観点では前述の理由からインターバルを設けた方が良いのではないか。

だからサウナに行きたくても行けないときは「効果を最大化するための期間」という思考ができる。思考的にも人生のQOLを高めるために以下は頭に入れておく方が良さそうだ。

適応と順化の脳の性質がある→期間の変数を伸ばす(インターバルを空ける→脳をその刺激に慣れてない状態に戻す→感度を高める→刺激を知覚できる→反応が得やすくなる

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