お金の増減だけで判断しない

「お金ではなく無形資産をデッカくすることに時間を使うことに舵を切った方が良いのでは」という提案回。お金の増減だけで判断するアルゴリズムでは、一生、労働集約型の働き方からは卒業できない。

無形資産のサイズをどれだけ大きくできるかが、自分の時給を高める。その上で時間を掛け算することでコストパフォーマンスが高まり、労働集約型から少しは抜け出せるのではないか。

ここでの無形資産は「実態のない価値を生み出す元手」と定義する。例えば、知識、スキル、人間関係、体力(健康)がある。

例えば、僕の奥さんはクラフトマーケットに出店側で参加している。めちゃくちゃ人脈が拡大しており、楽しそうに生きている。

利益が出なくとも収支がトントンで、人と繋がれれば無形資産は増えているということ。なのでお金を動かして価値を生んでいると判断できる。

むしろお金が増えていても、無形資産が1ミリも大きくなっていない状態がキケン。単位時間当たりの獲得無形資産が小さいアルバイトなどをしても、単に時間を両替しているだけなので、何も残らない。

本当に時間を切り売りしているだけのアルバイトもあると思うので、危機感を持った方が良い。お金なんて後からいくらでも付いてくるので目先の取り分よりもトータルの取り分で選択していくこと。

お金が増えたとして、100万円の貯金が200万円になっても不安なんて消えない。本当に不安を消すにはお金を貯めることではなく、無形資産を大きくしておくことだ。

もちろん目の前の支払いをしなければならないので、お金を稼がなくて良いと言っているわけではない。支払いを済ませられるラインを超えたら、あとの時間を両替に使うのではなく、無形資産をデカくする方向にぶち込むということ。

お金の増減だけで判断したら両替する方が目の前の数字は増えるので心理的安心感はあるとは思う。だけど自分の元本は大きくなっていないので時間を切り売りする働き方からは抜け出せない。

こうなるとスケジュールが埋まった時点で天井にぶち当たり、支払いのためにその働き方を続けなければならない。怖いのは、生活水準を上げてしまいスケジュールを埋めざるを得ない状況にしてしまうこと。

やはりスケジュールの余白がないと無形資産を大きくすることはできない。なぜなら無形資産を大きくするには時間というリソースが何より重要だから。

生活水準を上げない。そして必要な売上のラインを超えたらあとは無形資産の拡大に前リソースをぶち込む。そんな生き方を構築していく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?