最近がんばっていること「頑張らないこと」
最近がんばっていることがある。
「あんまり頑張らないこと」である。
いままで私は自分が思っている以上に頑張る人だった。
体調を崩してからようやく気付くということが何度もあり、
かかりつけ医に何度か叱られたものだった。
しかも、「頑張っている」その期間は、頑張ると決めたこと以外がめちゃくちゃになるのだ。
部屋は荒れ放題、自分の睡眠もままならない。ずっと「頑張っている」ことに関してスマホで調べ続けたりするのだ。気付いたら朝、ということも少なくはない。肌も荒れる。なんか人に会うのが嫌になる。
それだけ頑張っていたら、何かしら身につきそうなものなのに、私は一向に何も手に入れることができない。
「頑張っている」が頑張り方がおかしいのであろう。
昔、大学の卒論のテーマを決める時
私は担当の先生に
「頑張ると無理するの違いを明らかにしたいです」と言った。
先生は首を傾げ、卒論のテーマにはふさわしくないと言った。
先行研究もはっきりしないため、どうやって調査するかゼロから考える必要があるとも言った。
「頑張ると無理するの違い」
それは卒論のテーマにする前に、私自身のテーマであったのだろう。
今現在の私の結論はこうだ。
「手帳に向き合う時間がとれなくなったら無理してる」
私は手帳に向かう時間が好きだ。
ノートに想いをぶつけるのも好きだ。
手帳は何年も同じものをつかっている。
EDiTの1日1ページだ。
人生を「エディット(編集)」しようという商品名に惹かれた。
理想の自分に近づけるのではないかとわくわくした。
実際、この手帳に記入している期間はいい感じに時間が進む。
明日はこれをしよう、これはやめておこうと常に確認ができる。
私の今年の目標はこうだから…と月間の目標も決めることができる。
なにより1日1ページ、すきに書けること。描けること。
その日の気分によってレイアウトを変更でき、私は気に入っている。
しかし、「頑張りすぎている」時に私はこの手帳を開けなくなるらしい。
開けても記入する気力がない。真っ白のページが続く時は、大抵体調を崩したり、何かを頑張りすぎておかしくなっている時なのだ。
ここ数日、こんまりのときめく片付けの魔法を実践していた。
マンガでわかりやすく、片付けたくなる良本である。
その片付けの際、思い出品の中に大量に手帳をとっていたのでパラパラとめくってみた。
(「最高にときめく年の手帳だけ残す」という方針だった。)
すると、書いているときは基本的にバランスのとれた生活をしていた。
真っ白なページが続くときは、旅行で楽しすぎて書いていない時もあったが、ほとんどが無理をしてバランスを崩している期間だった。
わかりやすすぎる。
私の場合「バランスよく頑張っている」と「体調を崩すくらい無理している」の違いが手帳によって明らかにされた瞬間だった。
わかってからの数日間、手帳に白紙のページは今のところない。
もちろん、「手帳絶対毎日書かなきゃ…!」と頑張りすぎる必要もない。
「今日はや〜めた♪」と機嫌良く書かない日があってもいいと思う。
要するに、人それぞれの心地よいバランスがあって
自分は自分の心地よさを追求したって良いってことだ。
自分が辛い時、しんどい時に我慢する癖がついていたことに最近やっと気がついた。
いままでも何度か母親や友達に言われていた気もするが、きちんと自分で認識できたのがつい最近のことなのだ。
結果、「頑張らない」と決めた方が、
いろんなことに挑戦しやすく、努力や継続が続くのではないかと思った。
これからもある程度の余白をもちつつ、休憩しつつ
自分を大事に「頑張らない」ように頑張ろうと思う。
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