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書く人

ネタはきっと、歪んだ自己表現なんやと思う。


あーしはネタを書いてる人。
ネタを書いてる人は、平均値より自分の言葉と向き合う時間が長いと思う。
校閲ガールよりは短いと思うけど、赤ペン先生よりは長いと思う。
赤ペン先生はコメントを書いてくれるけど、自分がいかにお手本に近い字を書けるかに命を削ってるから、コメント自体に感情はない。(※本当に偏見です)


こんな感じで日々、自分の感情や考えをどないして言葉に落とし込むかに悩まされてる。

漫才のパターンとして、
・コント漫才
・しゃべくり漫才

に分類されることが多いけど、あーしは
・ない漫才
・ある漫才

に分けている。

ない漫才は、設定や内容が明らかにあり得ない漫才。SFチックなやつ。
こっちのネタをかけるネタ師は、非常に大喜利が強いのだと思う。

ある漫才は、本当にあった出来事や日常の疑問で作られる漫才で、あーしは基本的にこっち。
イコールでいくとあーしは本当に大喜利が弱い。

5月、日本を熱くさせたまじバイブスぶちアゲな賞レースTHE SECONDは、ある漫才が多かった印象やし、ある漫才のクオリティーが高すぎて度肝を抜かれた。

人間ってのは度肝を抜かれると、頭ん中からジュワ〜って冷たくもヒリヒリしたやつが降りてくる感覚になる。
↑危なそうな表現やけど、いっさいシラフです。


ある漫才に共通するのは、
あるあると偏見と感想、それに対するアンサーかなと。
これがひたすら強いと日常のプチなことでビッグな笑いになる。はぁセンス欲し。

あーしはまだボケェ〜としながら日常を過ごしているので、あまりにも世間様の感覚を掴んだネタを書くのが難しい。


去年のM-1の3回戦で披露したネタ(修学旅行の夜のガールズトーク)は、非常に完成度の低いネタやった。

というのは、ネタを採点してもらう時に、

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