アニソンインデックス!! DJ公募企画2022 質問への回答

まずは先日のアニソンインデックス!!DJ公募企画にご応募頂いたDJの皆様、本当にありがとうございました!

画像や特設サイトはレギュラーDJえのきづさん作


4年振りの公募開催とのことで緊張していましたが、沢山の方にご応募頂き感謝の気持ちです。と同時に、「アニソンインデックス!!」というイベントの知名度や大きさも再認識致しました。
そして公募の結果発表に合わせてインデへの質問や公募について匿名で質問を受け付けていたのですが、発表当日は配信時間の関係で回答が少し早足だった為、今回改めて自分なりにお答え出来ればと思いnoteを書きました。(※イベントとしての回答ではなく個人の見解です)
公募発表の後にも追加で質問来てたのでそれについても個人的な意見でお答え出来ればと思います。


更に追加で何か聞きたいことありましたら現場で直接聞いて下さい!直近は本日8/26(金)21:00〜秋葉原MOGRA 13th ANNIVERSARY PARTY DAY1です!
26日のDAY1はアニソンがメインのパーティになると思うので是非。bambooさんの生ライブや高木美佑さんのDJもあります。↓

13th ANNIVERSARY PARTY DAY1
初日タイムテーブル。トリ前でDJします!
先着75名にはMOGRA×イェーガーマイスターコラボキーホルダーをプレゼント!


アニソンインデックス!!メンバーからはSAAYAさん、小太郎さん、ちゅんさん、raccoon君も出演です。この日は(も)酒を飲む。



ここから頂いていた質問内容への回答です。

Q1.沢山の楽曲を管理する方法はどうされていますか?

A.自分はDJソフトのTRAKTOR上で管理しています(iTunes上ではほぼノータッチです。ただ1からDJ始めるのであれば本当はiTunes上でスマートプレイリストで管理するのが1番かと思います。別のDJソフト移行の際もやり易い)

TRAKTOR内ではプレイリストを40〜50個くらい作っており、それぞれのプレイリスト名(テーマ)に対応する曲だなと思ったらそのプレイリストにどんどん入れていきます。TRAKTORはメイン画面中央に12個プレイリストを置けるのが便利で、自分がレコボに移れない理由の一つです(レコボも置けるけど確か4個くらいかと思いました、増やせる方法あったら教えて下さい!)
→レコボでも設定で12個くらい置けるらしい!!本当にすみません情弱でした!!!(10/19追記)

選曲の時はこのプレイリストから何をやろうかと考えながら選曲している感じです。もっと細かく設定している方は曲のコメント欄に歌詞から読み取れる季節(春の曲、夏の曲等)だったり曲調や発売年やレーベルや原作の出版社等書き込んでる方も居ます。書き込んでおけば検索欄に打ち込めばヒットして出てくるので咄嗟の時も便利です。

TRAKTORメイン画面。プレイリストが中央に12個置ける。


Q2.今回の公募テーマの「20代アニメ好き」は「20代前半(主に大学生)」を想定していましたか?「20代後半(主に社会人)」を想定していましたか?」

A.どちらも含め「20〜29歳向けのMIX」として想定していました。前回の公募時も今回も、自分は実際の現場(アニソンインデックス!!)で流れているのを想像して現場と合っているか、バランスが取れているか、その中で個性を出せているかを判断基準の一つにしていました。
アニソンインデックス!!は所感ですが20代のお客さんが一番客層として多く、20代前半のお客さん(大学生)も居れば20代後半(新社会人〜)のお客さんも居る為、20〜29歳の方向けにバランスが取れたMIXが良いと個人的に思っています。バランスが取れていた中でも、例えば今回自分が(勝手に)「とんとん賞」を送った名古屋のするめんさんのMIXはNow or Never(アストロボーイ鉄腕アトム)やホログラム(ハガレン)等「20代が広く刺さりそうな子供向け」で一部流れを作っている部分があり、とても個性的で好きな流れでした。

仮に自分が公募でMIXを出すなら、序盤の掴み部分はここ数年の深夜アニメヒット曲、中盤で20代が子供の頃に観てた朝夕アニメヒット曲、終盤に2010年代深夜アニメヒット曲辺りで前後の曲に意味合いを持たせながらセットリストを組むかもしれません。


Q3.レギュラーでDJする時とゲストでDJする時の違いは何ですか?

A.ゲストでDJする時は自分を呼んでくれた意味を考えて選曲しています。レギュラーDJの時はタイムテーブルの位置で自分の役割を考えながら選曲してDJをしています。
例えばゲストで呼んでくれた経緯が○○のアニメで主催と仲良くなった、であればDJ中にその曲を入れられるような選曲をしたり、別イベントの自分をDJを聞いて呼んで頂いたのであればその流れを一部踏襲出来るような流れを選曲したり、ゲストで出るイベントのハッシュタグをチェックして過去盛り上がった曲を選曲したり、twiplaやツイバイがあれば参加者のアイコンやプロフィールを参考にしたりもします。後はそこに自分の得意とするプレイを盛り込んでいく形です。

レギュラーDJの時はイベントの内容や傾向はある程度分かっているので、タイムテーブルで自分の位置を見ながら「ここで盛り上げよう」とか「ここで一旦落とそう」とか「今日はお客さんでコスプレ併せがあるからこれは候補に入れておこう」という形で流れや選曲を考えます。
後は「今日は東京ドームで○○のライブがあるからライブ終わりで来る人もいるかもしれないので後でセットリスト確認して何か入れよう」とか「○○が2期決定したから1期の曲入れよう」「○○は今月で10周年だから入れよう」等、旬のものはリストに入れていきます。今期アニメ曲だけのプレイリストも作っているのでそこからの選曲もしていきます。加えてイベント中に盛り上がった曲のメモやお客さんで個別でコスプレしている人が居たら拾いたいなと思いスマホに随時メモを取っています。

特にアニソンインデックス!!で言うとMOGRAの箱イベント=「顔」的なイベントであると考えている為、来てくれた方への満足度を高める上で仕事に近い考えで動いていると思います。(どのような考えが良い・悪いという意味合いではなく事実として)

Q4.DJしている時一番気にしていることは何ですか?

A.Q3で考えている役割を全う出来ているかどうか。出来ていなければ何が悪かったのか。今はMOGRAはtwitchでアーカイブも観れるので見返して反省点は次回に活かしたりもしています。DJ以外で気を付けていることはまた別にあるのですがそっちはまた何かの機会に書けたら。

Q5.アニソンやそれ以外のアンテナの張り方、回収の仕方を知りたいです。

A.自分はアニソンしか分かりませんすみません!A-POPの新譜の発売日等はこちらのブログを参考にさせて頂いております。毎週大変助かっております。
それでもサイトで曲の記載漏れもあったりするので、特に4月、7月、10月、1月のクール始めの2話放送辺りにwikiで今期アニメのアニソンを調べてとりあえずmoraの検索欄に全部打ち込んで探してます(確か月夢のMuraさんがこちらを実践しているのを聞いて真似して自分も始めました)
もしくは月夢のtwilightのセトリを見て参考にさせてもらったりしています。twilightは新譜中心のアニソンクラブイベントなので毎回回収率が良い意味で半端ないです。


Q6.時間かかっても良いので1人1人にアドバイスお願いします!

A.自分の場合はDMか直接アドバイスの依頼もらえれば改めて聞いて対応します!でも少し時間がかかるかと思います、すみません。


Q7.公募結果ベスト10まで出して欲しい!個人的な賞も発表して欲しい!衝撃だったMIX、面白かったMIXも教えて欲しい。

A.個人の点数発表でも本当に点数が拮抗していたり4位以下も同点も多かった為、自分の中では3選+2選になってしまいますがdj-HIWAIさん、ポタさん、かるあさん。勝手にとんとん賞でするめんさんと龍Q Projectさんを選ばせて頂きました。

3位まで順位決めてるけど殆ど同率1位です


Q8.本拠地ではない地方でDJするとして心掛けることはなんですか?

A.Q3のゲストDJとしての意識を持ってDJに臨みます。また、本拠地ではない場所(仕事の異動先等)で今後DJを続けるとなった場合にはその土地のDJさんを研究して違う個性を持つのも大事かもしれません。
アニソン原曲は極論「誰が流しても同じ」になってしまうのでどう個性を出すかは大事だと思います。アニソンの中でも同じ曲調や同じテーマ(例:ロック調や二次元アイドルコンテンツ等)でDJしている人が多ければ多い程競争率も高くなるので、なるべく分母の少ないところでアピール(例:タンテが全く居ない土地でタンテを練習してショートMIX主体のDJをする、ここ10年くらいのアニソンが多く流れるイベントで90〜00年代を中心としたDJをする)して有名になるというのも一つの手段かと思います。
逆に自信があれば高い競争率だったとしても同じ曲調・ジャンルで闘っても良いかもしれません。競争率が高いところで1番になってしまえば「アニソンの○○のジャンルで有名な××さん」として認知されて沢山のイベントに呼ばれる可能性もあります。
加えて1つ、あらかじめ自分の軸になるアニソンイベントを決めてそのイベントのレギュラーになるのは大事かと思います。上記の個性を磨く事と同じくらい、軸になるアニソンイベントのレギュラーになれば外部の人間からも自分のDJをイメージしてもらい易いと思うし、呼ぶ側からすれば「○○さんを呼べばそのイベントのお客さんも来てくれるかもしれない」とポジティブなイメージを持ってもらえます。


Q9.良いDJとはどんなDJですか?

A.自分の中での良いDJ要素は沢山ありますが、今回の公募に絡めて言うと飽きさせないDJであることかと思います。40分の中で流れを作って飽きさせない、前後の曲で意味ある繋ぎや展開があると個人的に聞いていて楽しいです。

後は少し違うベクトルなのですが、ある意味で究極形なのは場所は関係なく「本来の目的外の初めて来た人を楽しませる」DJかと思います。自分は主に「クラブに自分から来た」「アニソンを聞きたいお客さん」に向けてDJする機会が多いですが、例えば「野外でDJイベントがあってアニソンは詳しくないけどフラッと立ち寄ったら楽しかった」「フェス系のライブに行って目的のアーティスト同士の間にたまたまDJタイムがあったので聞いてみたら楽しかった」等、本来の目的外の人を楽しませるDJさんが一つの完成形のような気がします。
その辺りで言うと選曲や繋ぎに相当気を配る上にネタを仕込んだり全力でパフォーマンスをするふくゐちゃん踊りーマンさんには絶対に勝てないし(そもそも勝ち負けじゃないですが)、唯一無二な気がします。プロだとDJ和さんのお客さんの楽しませ方は本当にプロだと思います。


Q10.公募MIXの中で印象に残っている曲はありますか?

A.公募MIXの中で印象に残っている曲は「ミックスナッツ」です。SPY×FAMILYのOPですがここ最近の幅広い世代が知っているアンセムということで多く使用されたかと思います。多分今月公募企画やってたらワンピースの新時代が多かったのでは。ミックスナッツは前後がプリンセス・プリンシパルやリリスパ等スパイ繋ぎで使用されることが多かった印象です。


Q11.今回の公募で楽しかったこととキツかったことは何ですか?

A.今回の公募で楽しかったのは単純に100人分MIXを聞けることでした。100人がそれぞれイメージするインデMIXが多種多様で聞いていて楽しかったです。逆に大変だったことは公募MIXを上げて頂いたMIXCLOUDをアプリで聞いているとアプリ自体が突然落ちる事象が頻発し連続で聞くのが大変だったかなと思います。求改善。


Q12.DJの時の自分の必殺技みたいのはありますか?

A.自分は必殺とまで呼べるものはないかもしれません…ただ曲はテーマごとのプレイリストに分けて入れているので曲の前後に繋がりを作るのは得意かもしれません。


Q13.公募MIXはどのような環境で聞いていましたか?

A.公募MIXはMIXCLOUDのアプリ版とワイヤレスイヤホンで聞いてました。イヤホンの方が繋ぎ部分を細かく聞けて好きです。後は個人的にMIXの音量はDJソフトの赤叩かない範囲で大きめの方が良いのかもしれません。勝手な先入観なのですが音量が小さいとDJのプレイも気持ち心配になります。




インデ宛に来ていたご質問は重複する物もありましたので以上で全てになります!改めて公募企画に参加して下さったDJの皆様、ありがとうございました!
次回アニソンインデックス!!は9/17(土)22:30〜です!公募優勝者のchunさんをお呼びして楽しいイベントやりますので是非遊びに来て下さい!



2年振りのnote更新、長文書けるの良い。