ほうれんそう
今日の日記に素焼きの植木鉢からポリ鉢に変わった、なんてことを書いたけど
みんな覚えているかなあ
ほうれん草や小松菜はどんなふうに八百屋さんに並んでいたか
ビニル袋でも、ビニルのヒモでもない昔
四角い板に釘が打ってあって
その釘に合わせてワラを数本横に置いて
ほうれん草の赤い根元をそろえて
葉先の方も小さいのは中に入れてだいたい同じ高さにそろえて
ワラで横をそろえて真ん中の縦にワラを通して残ったワラはくるくると巻いてワラの中に潜らせる
わからないかもしれないけど、絵は描けない^^;
とにかく、野菜を収穫したものを市場に出荷するまでの作業を調整というのだけれど
そのほうれん草の調整は一束で何分かかったのかなあ?
それを何に入れて運んだかまでは知らないけど、とにかくカゴだったとしても、四角になるように根と葉先を交互に重ねて・・・
八百屋さんに着いたほうれん草は、八百屋さんの店先で
大きな水桶の中にどっぷりつけて傷まないように気をつけてそれをバサバサと水を振って店頭に並べたら
採ってきたばかりみたいにみずみずしいほうれん草が並ぶ
園芸高校に、太田さんという年配の農場の助手の先生が居て、それをやって見せてくれたことがある
でも若い石井さんという農場の先生は、そんなこと誰にも出来ない、今はビニルヒモで一束にくくれば良いんだからと、批判的だった
今はほうれん草は、もうビニルヒモも使わずビニル袋の中に薄っぺらく入っている、葉先がしなびていても仕方が無い
ほうれん草のごま和えが大好きな私はそのほうれん草一袋では納得がいかない、2つ買わなくちゃ足りない
野菜の授業でそのうち野菜も流通を考えたら段ボールに収まるような形状のものが良いとされる時代も来るかもしれない
四角い西瓜とか三角のニンジンとか、並べれば段ボールにきっちり収まる形が良いと言われるかも
なんて話を聞いた
でも、大丈夫不揃いのキュウリもキュウリとして産直のお店では当たり前になった
そんな箱にはまっちゃうような、個性の無いような野菜なんて恐ろしい
人参もほうれん草も今のままで良かった
でも、何も深く考えない人たちが、政治家の言うことをただただ受け流していると
同じ様な服を着せられて、同じ入れ物に詰められて、あちこち怖いところに運ばれると言うことが起きないとも限らない
隣の国が怖いからと言って、飛んでくるものをこちらも飛ばせて阻止しようなんてことをしたら
そんな気は無いのにと言っていても戦争になる
些細なことから戦争になることはいくらでもある
だから話し合いで対応しないといけないのに
力と力では普通の人間関係だって大喧嘩になることぐらい知っている
あ、ごめんそんな気じゃなかったから、謝るからさ、もうやめてよ、と言ってみたって動き出したら戦争になる
戦争は片方ではとめられない
シェルターが売られていると聞いた
そのシェルターに家族だけで潜り込んで、静かになったからと蓋を開けて出てみたら、町中何にも無かったなんて事だったら、シェルターから出てきた人はどうするんだろう・・・まるで何かの映画みたいだ
ほうれん草の話から、戦争の話になるのが困ったものだけど、戦争のことをじゃあどうするんだ、なんてことは私には投げかけないで、答えられるほどの器量は無い
むかし市川房枝さん達が女性にも参政権をと活動したけど
晩年、この活動は良かったのだろうかと嘆いたとか・・・
家の子どもと同じ名前だから入れるわ、なんて市議選で聞いたことがあるけど、そんなことで選ばないで、ちゃんと見て・・・
誰にも入れる人が居ないなんて言わずに、ちゃんと見て・・・
2017.10.