親父杯の楽しみ方について(2)

(以前書いたものを2022-23大会対応に更新)

なんかおもしろそうだから、勇気を出して「親父杯」にエントリーしてみました。でも、実は知り合いが一人もいないんだけど、どうしたら仲間ができるんだろう?そんな不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

適当にやってても自然と仲間が増えるぐらいに考えてても大丈夫だと思うんですが、不安な方のためにここでは細かいところまで、私の独断と偏見で書いていきますので、一つの参考としてお読みいただければ幸いです。

1 仲間を作ることで親父杯はより楽しめる

最初に断っておきたいのは、「親父杯」に一人でマイペースで挑戦したい方は無理して仲間を作る必要はありません。私も、他のゲームでは基本ソロでやってるので、そういう気持ちもよくわかります。人間関係でトラブルあるとめんどうくさいですしね(汗)

ただ「親父杯」に限っては、仲間と一緒にチャレンジしたほうが何倍も楽しめるのも確かです。
TA予選を例にとると、期間中、多くの参加者は気の合う仲間で集まり、互いの走りをチェックしあい、細かいラインどりやボトムスピード等を共有して、速く走るためのポイントを研究していきます。

一人でやっているときと、仲間と一緒にやる場合では、ここで大きく差が出てくる。個人でできるトライアンドエラーの量には限りがあるので、タイムの短縮スピードに差が出てきます。

更には、自分より速い人からアドバイスをもらったり、同じレベルの仲間と互いの走りを見あって改善できそうなところを意見交換したり。親父杯は、自分の走りの技術をとことん追求できる貴重な機会なのです。

また、仲間内ではグループ内でライバルたちがどんなタイムを出しているかの情報交換もしています。持ち寄った情報をもとに、自分のレベル(優勝狙い、予選突破etc)にあわせて、出すべき目標タイムが明確になり、練習意欲が高まる効果もあります。

辛いときのモチベーション維持の効果も大きいです。まじめに走りこんでるのにまったくタイムが縮まらず「俺には才能がないんだ~(パタリ)」と倒れこみたくなるような苦しい時期が必ずあります。

そんなモチベーションが厳しいときも、仲間がいることでハンドルを握る意欲が湧く。ライバルや仲間がいいタイムを出していることを知り、負けられないと発奮する。仲間が励ましてくれたり、ボイスチャットでバカ話をして気を紛らわせたり。

そしていざTA予選本番。仲間と一緒に練習してきた時間は緊張と向き合うあなたの心のよりどころとなり、仲間の応援は力となります。

いい結果が出れば仲間が一緒に喜んでくれる。それがどれだけ嬉しいことか。失敗したときは一緒に残念がってくれる。悔しさを噛みしめるときそれがどれだけありがたいことか

こんな理由で「親父杯」に限っては、ソロよりもグループの方がより楽しめるイベントであると私は確信しています。

2 ロビーの練習部屋へ行ってみよう

では、仲間を見つけるために、具体的にどう行動したらいいか。あくまでも私の個人的な考えということで、ひとつの参考としてお読みください。

まずGT7初級者の方に向けた情報をひとつ。このゲーム、なぜかタイムトライアルモード(通称:オフライン)とロビーの部屋で走った時と、車の挙動が微妙に違うという不思議な仕様になっています。
そのため、ラップタイムに差が出てしまい、多くの初心者がタイムトライアルで出ていたタイムがロビーになると出ずに当惑してきました。

コース習熟や足慣らし程度ならタイムトライアルで問題ないのですが、走りを詰めていくのはロビーにしないと努力と時間が無駄になりますので御注意。経験者がロビー部屋で練習を積むのはそういう事情があるのです。

さて、一人でオフラインなりで走ってTA予選レギュのタイムが安定してきた、言い換えればタイムの縮まり具合が頭打ちになってきたら、ロビーで「親父杯」「親父杯TA予選練習」などと書いてある部屋があったら勇気を出して入ってみましょう。

入っていいのかな?と心配する必要はありません。知らない人に入ってきてほしくない場合はフレンド限定で建てるなり、「○○メンバーのみ」「立入禁止」と部屋名に明記するなり、外から見てわかるようにしているはずです。そういったものがなければ「入っていいよ」というのが前提です。遠慮なく入室しましょう。

入室する。挨拶する。もしかしたら、部屋にいた人から何の反応も返ってこないかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です。別にあなたを無視しているのではありません。単に自分のタイムアタックに集中していたり、他人のアタックの邪魔にならないようチャットを控えている場合がほとんどです。

入室したらコースインして早速走行です。後はコースイン時、後続が来ないか確認する。スピンしたとき後続が来ていて邪魔をしそうだったら、潔くオプションボタンを押してピットに戻る、というように周りの邪魔をしなければOK。

初級者の方は、周りのタイムを見てかなり差があるようでしたら、バックミラーへの意識を少し多めにして、後ろから追いつかれたらコースを開けて譲ることを意識すれば大丈夫です。ほとんどの部屋では遅いことそのものには何の問題もありません

走り疲れたら、他の人の走りを「観戦」しましょう。さっきも書きましたが、他の人の走りから学ぶことは多くあります。

文字チャットについては、走行中のチャットが活発な(許容される)部屋、チャットがほとんどない無言部屋などケースバイケースです。しばらく走って部屋の雰囲気を掴んでから、それに合わせて対応すれば問題ありません。最後、退出するときは定型文の挨拶をしてから部屋を出れば十分です。

こんな感じで、まずはいろんな部屋をのぞいてみましょう。そして、あなたの存在を、走りを通じて他の人に知らせていきましょう。実は同室になった人のほとんどは、あなたがどんな走りをしているかチェックしています。みんなマークすべきライバルはいないか敏感ですからね(笑)

たまに居心地が悪かったり、不愉快な思いをしたりすることもあるかもしれませんが、そういうときは相手を覚えてそういう部屋には二度と入らないようにしましょう。でも、ほとんどの部屋は、普通にあなたを受け入れてくれると思います。雰囲気の落ち着いた部屋が多いのが親父杯の良さでもあります。

そうやっていろんな部屋を訪問しているうちに、あなたに合った部屋、居心地のいい部屋が自然と分かってくると思います。そんな部屋が見つかったら積極的に足を運びましょう。

最後に。仕事の都合等でゲームができる時間帯に、ロビーに肝心の練習部屋がほとんどないんだけど…という方もいらっしゃると思います。これは個人の活動時間の問題なのでなかなか難しいのですが、この後の「3」も参考にしていただいたうえで、自分で練習部屋を建ててみるというのも方法かもしれません。

3.Twitterを使っていこう

現状「親父杯」にかかる情報交換の多くはTwitterで行われているように思いますので、これから仲間を作りたいという方は、当座Twitterを使ったアプローチがよいように思います。

先ほど「2」で、部屋に行きましょうという話をしました。あちこちの部屋に行くうちに、気が合いそうな人や何度も一緒になる人が見つかったらTwitterで「親父杯」やPSIDやドライバーネーム等で検索してみましょう。
もしアカウントがわかったら、こっそりその人のTwitterを見てみましょう(笑)親父杯への取組ぶりなどがわかるはずです。

親父杯の練習に係るツイートにいいねをつけたり、「先ほどお部屋にお邪魔させていただきありがとうございました。また、機会がありましたらよろしくお願いします」といったレスをつけてみましょう。
相手が特に嫌がるような反応を示さなければ、それを繰り返して徐々に交流を深めていく。まあ、このへんは一般的なSNSの使い方と同じです。

そんなふうにして会話ができる相手を増やしていくと同時に、自分が「親父杯やってるよ」とわかる情報をどんどんツイートして発信していきましょう。具体的には、その日の練習結果や感想を呟いたり、その日のベストタイムのスクショやベストタイム動画を載せてみるというところでしょうか。

やっぱり世の常として、情報はギブアンドテイクなので発信しないと集まらない。それを裏返しに考えれば、ロビー部屋に顔を出して存在をアピールした上で自分から情報を出していけば、いつのまにか情報交換できる仲間ができているはず、と私の経験からは思っています。

ぜひ楽しい「親父杯」ライフをお過ごしください。