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「RPG Limit Break 2023」で『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』のRTAを走りました

RTAプレイヤーのとんこつと申します。本記事は、2023月7月18日に『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX(以下、マリルイMIX)走者として、RPG作品を集めたRTAイベント「RPG Limit Break 2023(以下、RPGLB2023)」に参加したレポートです。本RTAの概要については以下の記事をご参照ください。

また、「RPGLB」への参加は2年連続2回目でした。前回「マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー(以下、マリルイ4)」を走った際はその感想を文章として残していなかったため、本記事の末尾に昨年の参加レポートも簡単に付記します。


当選に至るまで

私が『マリルイMIX』のRTAを始めたのは、2022年11月のことです。シリーズ内で唯一1時間以内に終わるRTAということで前々から興味を持っていたのですが、国内RTAイベントでの解説依頼を受けたことをきっかけに、初見プレイからラーニングまでを行い、同月中に1時間切りを達成しました。

その後は複数のRTAイベントで走者として本作を披露する傍ら、自己ベストを53分26秒まで更新しました。「RPGLB2023」の走者募集期間は4月14日~23日でした。ソルトレイク開催のイベントですが、今年もリモート参加OKとの旨を確認して『マリルイMIX』Any%で応募しました。

準備期間のこと

5月15日、ゲームリスト&スケジュール発表。今回もスケジュールに『マリルイ』シリーズの名前があって嬉しかったです。ちなみにこの日はちょうど中野のオフラインRTAイベントで本作を披露した日でした。

解説者は、当時の世界記録(51分55秒)を持っていたSnoionに立候補いただきました。また、2人目の解説者として黎明期から本作のRTAをよく知るAllegroの参加も決定しました。「Japanese Restream」での日本語解説は、シリーズ全作品に精通しているみっとさんに依頼しました。

6月はひたすら本作のRTAに打ち込みました。1日に52分台の記録を達成すると、本番までに51分台を出せると確信し、グリッチのセットアップ改良や移動の最適化、壁抜けの反復練習に取り組みました。毎日欠かさず記録狙いを続けた結果、28日に本作では自身初となる世界記録を達成できました。本作を走り始めた当初はここまで来れると思っていませんでしたが、「RPGLB」の舞台が記録への情熱を高めてくれたおかげで、プレイヤーとしてレベルアップできたのだと思います。

7月に入ってからは、一発勝負を意識した準備に切り替え。8度の通し練習では52分台4回、53分台3回と、順調な仕上がりで準備期間を過ごしました。またリモート参加に向けた事前の技術チェックにあたっては、スタッフのHoishinさんに日本語でサポートいただき、技術コーディネーターのAshenとのやり取りを仲介していただきました。

本番期間のこと

迎えた7月18日の当日は、有給休暇を取って8時に起床し、10時台の出番に備えました。が、前のゲーム中に大きなトラブルが発生。会場のホテルのインターネット回線が落ちてしまったとのことでイベントが小一時間ほど中断する事態に。実際に出番が回ってきたのは13時前となりました。

走り始めは珍しく若干の緊張がありましたが、序盤の壁抜けをスムーズに決めて勢いに乗ると、中盤の難所、3人で行う3度の柵抜けをいずれも1発で成功。解説の方々からは「本当に難しい技なんだけど、簡単に決めるので難しく見えない」といったお褒めの言葉をいただき、とても嬉しく思いました。

完走タイムは手元の計測で53分17秒。2度のセーフティセーブや乱数による1分以上のロスを考慮すると、十分な好タイムです。ネオクッパ城のグリッチ1ミスだけは悔やまれますが、本番のパフォーマンスには概ね満足です。

出番後は「Japanese Resteam」司会のHiSTさんからミニインタビューを受け、イベントに参加した経緯や『マリルイ』シリーズのRTA全般のことをお話ししました。その直後には自身でも初の司会ボランティアを経験(翌朝には初めての配信管理も担当)しました。

改めて、たくさんの応援ありがとうございました。「RPGLB」運営と解説の方々はじめ、全ての関係者の皆様に感謝します。アクションゲームのRTAを専門に走っていた頃はこのイベントに携われるとは想像していませんでしたが、参加できて非常に楽しかったです。

Any%の更新余地は少なくなってきていますが、来月以降は他のカテゴリにも挑戦する予定ですので、今後とも本作のRTAを見守っていただけると嬉しい限りです。

おまけ(RPGLB 2022参加レポート)

ここからは2022年10月17日に『マリルイ4』走者として出演した「RPGLB2022」の参加レポートとなります。「RPGLB」はしばらく開催を休止していましたが、2022年、オンオフ混合のハイブリッド型イベントとして戻ってくることが発表されました。

応募期間終了間際にスタッフのGhostKumoがTwitter上で宣伝していたのを目にして、当時の世界記録を持っていた『マリルイ4』で駆け込み応募しました。(特にリモート参加は)高倍率が予想されたため、あまり期待せずにスケジュール発表を待ちましたが、結果は当選。『マリルイ』シリーズ走者兼モデレーターでもあるGhostKumoに解説をお願いすることとなりました。

当選後は9月にルートの更新が相次ぎ、3時間19分から3時間13分へと自己ベストを更新して本番に臨むことになりました。この時期は睡眠時間を削ってマクラディアとの戦い方を毎日試行錯誤するなど、とても刺激的だったことを覚えています。

迎えた本番では3時間15分前後の好タイムで無事に完走。引越しを数日後に控えていたため十分な準備時間を確保できていなかったのですが、難所の数々をほぼ1発で突破することができてホッとしました。

大変遅くなりましたが、「RPGLB2022」についてもたくさんの応援やサポート、本当にありがとうございました。『マリルイ4』は2023年7月で10周年を迎えます。その集大成を7月30日に開催するRTAイベント「Tonkathon 4」で披露する予定ですので、こちらも是非ご視聴いただければ幸いです。

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