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2024年度スタート!

 新クラスがスタートした。今年度は5年生。4年ぶりの高学年だ。今の学校に移動してからは初めての高学年。去年の1年生、一昨年の2年生もとっても楽しかったけれど、個人的には高学年の方が向いているのではないかと思っている。
 最後に5年生を担任したのは教員になって2年目。もう9年前。その頃と比べてどのくらい自分が成長したのかと言うことも感じられる1年になると思っている。

 昨日は始業式だった。校庭でクラス発表がされ手紙を渡したらその場で解散なので、子供たちと接した時間は5分程度。実質、今日からが本当のスタートとなった。
 しかし、朝から大雨の予報。昨日の夜の段階で警報が出ていたら、一斉休校と連絡が回ってきていた。どうなるのかドキドキしながら朝を迎え警報が出てないことを確認し、一安心。
 学級開きにドキドキしていたのか昨日の夜は学校の夢を見た。しかも教室の情景があまりにもリアルで現実かと思った。きっと新年度にワクワクドキドキしすぎていたんだろう。

 そんなスタートとなった今日の1日を振り返ってみる。

 1時間目にやった事は、自己紹介。クラスをどんな場所にしていきたいかの話。そのために大切にしてほしい3つの間『三間』の話。その後はひたすらにコミュニケーションを取る活動。
 まずはペアでウェスタンジャンケン。足し算からの掛け算。そして市内の若手に教わった後藤ゲーム(ウェスタンじゃんけんと同じで、1から5本の指を出す。それを足した文字数で、お題について答える。例えば動物と言うお題で、指が合わせて4本だったらシマウマと言ったほうが勝ち)その次にドブル。この活動が終わった後に、C-zoneについての話を子供たちにして、1時間目が終わる。

 2時間目は3人から4人のグループでシャベリカを使っておしゃべり。5分1セットでグループを変えて3回やる。ここでもひたすらに話す。話す。話す。とにかく最初はコミニケーションの量。
 それが終わったら全員で椅子を車座にして少し話をする。そして最後はハウユーエバー(アクティビティーの名前あってるか?あのフルーツバスケットみたいなやつ。今日ドキドキしてた人などお題を言ってそれに頭当てはまる人は席を移動する。いつも名前がわからなくなる)これが2時間目。

 3時間目は教科書を配ったり手紙を配ったり、提出物の確認をしたりするだけで時間を使ってしまった 

 そして4時間目は2日目から専科の外国語の先生の授業があったので、僕は職員室で仕事をさせてもらった。

 あっという間の1日だったが、初日僕は子供たちの何を見ていたのか思い出してみたいと思う。はじめの座席は自由なところに座らせたので、まずそこで友達関係の様子を把握する。ペアワークでは誰が自分から声をかけられるのか、そして活動にうまく参加できない子は誰かまた僕自身も子供たちの名前と顔雰囲気などを一致させる時間にしていた。そしてグループワークでは少人数で話すときの雰囲気や誰が話をリードしていくのかなどを見ていた教科書を配ったり手紙を配ったりするときには、友達を助けてあげる姿もたくさん見ることができた。
 引き継ぎでも聞いていたのだが、集団としてはとても良い状態の子供たちだと思う。男女の仲もいいし協力的だし、今日教師の話を聞くのもうまい。

 しかし、どこかパワーがないように見える。盛り上がりきれなかったり、自分に自信がなさそうだったり、不安な表情を見せたりするような形が多い印象だ。せっかくこんなにも良い集団なのだから、一人ひとりの個人の色をもっと濃く出せる人になってほしい。
 違いをはっきりさせ、その違いを面白がり、その違いを生かし合えるような1年間にしていきたいと思うスタートだった。

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