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私のハンドメイドストーリー

こんばんは。

私は普段、つたない絵でイラストや漫画を描いたりしていますが、ここ最近は粘土で人形をつくることが増えてきました。

けして人形作家になりたいとおもったことはなく、実際そこまで商売になっているわけでもないのですが、それにしては結構たくさん作っているので我ながら不思議に感じることがあります。

どこまでのジャンルをハンドメイドと呼ぶのかいまいちわかりませんが、料理は好きで裁縫は嫌いです。

大人になってから初めて粘土を触ったのは、2012~2013年頃、20代後半の時です。

たまたまつけたテレビで辺見えみりさんがとても器用に粘土を使って和菓子やおかずを作っていたのを拝見し、突然「やりたい!」欲がわきあがって早速レシピ?本を購入しました。

今思えば料理以外だと数十年ぶりに沸いた創作意欲だったかもしれません。

フェイクスイーツはすぐに挫折しましたが、私は動物が好きなので、粘土で動物を作りました。

その頃作ったもの↓

たくさん爪のあとがついていたりして上手とはいえませんが、「作品を仕上げた」という事実や自分好みの動物が作れるうれしさで、とても楽しかったです。

しかしその後、仕事が忙しかったりで何もしなくなったのをきっかけに徐々に熱は冷め、粘土は姪にプレゼント。粘土細工ブームは数ヶ月で終焉します。

次のきっかけになったのは2014年頃、無職になったときにペンタブレットを購入したことです。たぶんAmazonで安くなっていたから、みたいな理由だったと思いますが、暇な私はイラストや漫画を描きはじめ、初めてのデジタル制作&SNS投稿を楽しみました。

幸いその後転職した会社でも比較的早く帰れる部署に配属となったため、活動はじわじわと続け、そんな中誕生したのが赤べこのキャラクターです。

ありがたいことにこのキャラクターが私にしては周りからの評判がよかったため、今もたくさん描いています。

そして2018年、SNSをやってるうちに存在を知った「デザインフェスタ」への出展が決まりました。

自分で出展を申し込んでおいて勝手なのですが、何も出展するものがない私は焦り、苦し紛れに作ったのがこれです↓

顔もサイズ感もバラバラですが「とにかく出して見よう」感で全部出してしまいました。少し恥ずかしいです。

まさにアマチュアの作品といった感じですが、そこを気にいって頂けた方がいたのか、ありがたいことに完売しました。

1体持って帰ってもらえれば御の字と思っていただけに、自分の作品を家に迎えてくださる方がいる事実はとてもうれしく、今でも心の中でありがとうとつぶやいております。

そのときの喜びが力となって、2019年になっても赤べこ人形を作り続けています↓

顔は整ってきたでしょうか。手にも色々持たせるようになりました。

粘土の量もきっちり計量しているわけではなく、目分量でその場の感覚で作っているため相変わらず大きさはバラバラとしていますが、全部自分の子供のような気持ちで作り続けています。

さすがに表に出せないレベルの失敗も時々あるのですが、一度赤べこの形にしてしまうと捨てるに捨てられないのが今の悩みです。

きっとこれからもずっと家にたまっていくだろうなあ、とおもってます。

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