嵐のRecord of Memoriesでカルチャーショックを受けた話

・学業その他いろいろでこんなことしてる場合じゃないのですか、嵐ファンの友人に誘われて嵐の映画を見てバキバキにカルチャーショックを受けたので、忘れる前に喜怒哀楽を書き殴ってます。

・ちなみに私の嵐との距離感は、グループとしてはほぼ同い年の夏生まれだったのと小学生の頃に「怪物くん」とか「VS嵐」が好きだったので、ディズニーで嵐の貸切があった時にそこまで食べれないカレーを大量に親にねだってちゃんと怒られるぐらいの好きさでした、これが最盛期。
しかし、中学高校と上がっていくうちにそこまでかなぁ…になってフェードアウトしていって、今はアイドルっていうともっぱらアイドルマスター。解散の時も自分がショックというわけでもなかったし、なんなら5人より先に嵐ファンの友人の顔が出てきたぐらいのディスタンス。

・だから今回誘われた時も最初正直そこまで気が乗らなかった。高いもん。

・でも最初のスパンコールでべしょべしょに泣いてしまったんですよね。喜怒哀楽、どれにも当てはまらないんだけど感情が溢れ出してポロッポロに泣いた。

・ライブ映像って、5人のことが見たい人向けに作られたもののはずなので歓声ってそんなに聞こえないはずなんですよね。マイクもわざわざ拾わないし。

・でも聞こえるんですよ。一番に、大きく。

・私たちが見ているのはライブ映像ではなく映画としての"映像作品"で、嵐の5人が感じた歓声を感じて欲しいっていうメッセージなんでしょうか。どうなんですか？

・そして、いつもバラエティーで見る嵐とは違う100で歌って踊る5人はそれぞれにトップスターの輝きを放っていて、どうして嵐5人の顔のカバンとか持ってる人がいるのか、ここで理解しました。そりゃ手元にデッカく印刷された嵐いたら嬉しいし頼もしいよな。

・というかお金の使い方すごくないですか？スワロフスキーやクソデカバックの画面はともかく、人が立つステージに投影される映像がプロジェクションマッピングとかじゃなくて（それだったとしてもすごいけど）ちゃんと液晶だったり、生演奏オーケストラが後ろから出たり入ったりするし、トロッコとか移動する舞台のために線路引いてあるし、一回しか伸びないタワーみたいのあるし、衣装チェンジが早着替え含めて5回以上はあったり、いつも見てるような声優のイベントとかにはないような、アニメで出てくる金持ちの大手アイドル事務所みたいな豪華絢爛さがあってすごい。というなアニメみたいな金持ち大手アイドル事務所なのか。
しかも本人の歌声がちゃんと口パクじゃなくて生歌で、なのにCDにも劣れを取らないのも日本を代表するアーティストなのを強く見せつけられる感じがとても心地いいですね。歌いながら踊るのってそもそも大変だし、この豪華絢爛の舞台装置で満員の観客の中というプレッシャーであそこまで高いパフォーマンスをするまでに上り詰めるのに20年という月日は早すぎる。

・嵐全部大ヒット全部有名世離れ人でも知ってる！！！！って感じかと思ったけど全然知らん曲もある。し、全部良い。なんか1人ずつ紹介したりするやつとても気に入ってるんですけどライブ限定なんですかね、アドリブじゃなさそうだけど音源になさそうなニオイを感じる。

・あの、櫻井翔さんのピアノソロ、歌って踊ってすぐ後にする事じゃないですよね。座る時のカメラワークすごくないですか？しかもその伴奏で4人で歌ってちゃんとカメラは5人で順番で入って…

・それと、松本潤さんの指揮すごい…すごくないですか？まず、舞台装置として枠？みたいなのがわざわざモニターの上にあって立体感を演出してるところも細かいし、指揮も形だけで演奏してる人に松本潤さんが合わせることもできるのに、ちゃんと指揮をしてるんですよね。指揮で音が跳ねる感じ、紙では指示できないですよね？私音楽の評価高くなかったんでよくわからないのですが…

・ARASHI（曲名）が流れるまでにトイレに行って帰って来れるぐらい長い映像があったのに、ARASHI流れたら妥当の間だったなと感じたの凄いな。そんなことないよ普通。

・花火と花火とか1発で数万円かかるらしいんですけど、それがこれ見よがしにあげてるのすごいですよね。それ見て多いなじゃなくてこれも妥当な量だと思わせる器が。

・この映画って始まる前に知ってる確実なネタバレとして、嵐って活動休止するじゃないですか。
だけど嵐がスパンコールから降りてきたらパフォーマンスに魅了されて全部忘れて楽しめるんですよね。でも最後から数えて2曲目ぐらいから嵐の皆さんの顔から笑顔の間に色々な感情が混ざっている顔でパフォーマンスしてるの…すごくないですか？？？どんなに日本を代表するアイドルグループだとしても、だんだん魔法が解ける時間が近づいているのを感じてしまうとそんな顔になってしまうんですね。あ、でもこれをちゃんとカメラに残っててそれが映像として私たちがコンテンツとして消費してるのって結構罪深いのでは？人の気持ちを食い荒らす化け物として跋扈する私は許されていいのだろうか？たった3300円しか払ってないのに…

・最後の曲の一個前の曲、本当に最後がファンに向けて手紙な歌なのを踏まえて、好き放題ファンサしていると終わってから気づいてしまったんですが合っていますか？あの相葉さんと二宮さんの動きなんなんですか？？？アドリブであんなに合わせられるのすごい通り越してヤバい。

・最後の曲聴いている時のファンの方々ってどんな顔をして聞けば良いんですかね、カメラでファンの方々の表情をが流れていたのですが最後まで楽しもうと笑顔の方がいらっしゃったり、我慢しきれず泣いたりしていらっしゃる方がいて、全員正解なのは分かるんですけど、自分がもしあの25000人のうちの1人で次いつこうやってステージに立ってくださるか分からないのに「大丈夫」とか「また会える」みたいな歌詞を手渡しされて、希望に変換できる気がしないんですよね。私はメンヘラなので怒っちゃうかも。中途半端に見え隠れする希望が一番怖いので…

・あと、最後の最後ライブのエンドロールで『監督松本潤』って書いてあるのでちょっと感動した後にカメラ114台分の方のロール流れるのは流石に膝叩いて笑ってしまったのですが、皆さんはどうでしたか？

・終わった後にあのポスター見るとなんで嵐の5人の皆さんが映ってるものじゃなくて、ドームなのかなんとなく気持ちが伝わりました。なんとなくですけどね。愛…