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インターネットで知り合った人のために粗品タオルを作る

ここ半年ぐらい、イベントなどでフォロワーさんが知り合いの方に私の事を紹介してくださることがあって、その時にその知り合いの方がとてもありがたいことにツイッターでつながろうとしてくださる方がいらっしゃる。しかし、私の名前はどうも検索に引っかかりにくい。

だがしかし、わざわざインターネット用に名刺を作るのもなんだかしゃらくさい。他に作っている方のことは、しゃらくさいとは思ってないのだが、私はどうしても「かまし」たいという気持ちでいっぱいなのだ。

そんなことを思っいたある日のバイト中、パートのお姉さんが掃除するときにプラスチックの袋から取り出したタオルと目が合った。


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粗品タオルか。


粗品タオルだ。


そうだ、私はちょうど普段使いするには薄っぺらい、でも陶芸教室に持っていったり、大掃除で水回りの掃除をするにはちょうどいい、最近はあまり見なくなった、あの粗品タオルになりたかったんだ。そして、そのタオルに粗品と書かれたのし紙を巻いていつもお世話になっている方やこれからお世話になるかもしれない方に配りたかったんだ。


そんなことを考えているとどんどんとワクワクとした気持ちが膨れ上がった。 よし、作るか!




…調べてみると粗品タオルのデザインは物によって書いている書いてないがあるが、基本的に

・一番上にキャッチフレーズや店で取り扱っているもの
・お店の名前(一番目立つ)
・住所
・電話番号

があることが多いことが分かった。つまり、上記っぽいものさえ書いていればそれっぽく見えるということだ。


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まずそれを踏まえてWordで元となるデータを作った。

一番上には自分のツイッターのプロフィール、その下に名前、そしてその下には老眼には少し読みずらい文字の大きさでnoteのURLを置いた。
一番下は、流石に自分の住所や電話番号の書かれたものをホイホイ配られても困るだろうと思い、Nintendo switchのフレンドコードにした。思ったより違和感がなくていい感じではないだろうか。
一番上のキャッチフレーズをちょっと太くするのと、URLや数字の羅列の間隔を広めにとると無料で配布している物っぽさが増すポイントだ。

翌日楽天市場で見つけたタオル屋さんの担当の方といい感じに連絡を取り、2週間ほど待っていると



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細長い段ボールで家に届いた。この「とーに様」が嘘みたいだが、届いたときには「とーに様」と書かれていた。


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中身はすべて私の情報が書かれたタオル。最低50枚からじゃないと作れなかったが、どうせいつか配りきると信じ50枚作った。送料込み、50枚で13500円。深夜テンションで買えるギリギリの価格設定だ。


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のしにも太く自分の名前が書かれている。


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開けてみると思ったよりも「ガチ」のタオルだ。


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タオルには匁(もんめ)という重さを表す単位があって、この数が多いとホテルのタオルのようにみちみちで重いタオルになるらしいのだが、今回は雑巾にしやすいチープさを求めているので一番薄い中国製のものを注文した。家の蛍光灯でも透けるほどの薄さに満足だ。








【ここからは、タオルを40枚配った後にかいています】

あれから、色々な人とお会いする予定がある度にカバンぎっちぎちに詰め込んで、粗品を持っていったおかげで、もうこれ以上適当に配れるタオルがほぼ無くなった。なので記念に色々気づいた事を書いていこうと思う。

まずわかったことは、今まで宜しくしていた方とこれから宜しくしたい方に闇雲に配るには50枚は少ないということだ。


というのも最初はとにかくでっかい段ボールを実家から早く消したいというのもあって、会う人に2週目、3週目とお渡ししていた。しかし、20枚渡したあたりから意外と誰でももらってくれることに気づいた。
そりゃあ、自分のCDを1枚1000円売るのは大変だ。しかし、粗品タオルだ。どんなに私のことを知らない方でもアンケート書かないでタダで貰えるなら全然貰ってくれる。


しかも、このnoteを公開した後DMで郵送してくれーとか、超欲しいからとっておいて欲しいなどの声を頂いたり(取っておいてと言っていただいた方の分はまだ(多分)残っておりますのでご安心を!)、お渡した方がタオルの写真をとてもありがたいことにツイッターにあげてくださったりしていただいたおかげで、私をフォローしていない方も このタオルのことを知っていていただいて、お渡しすると何故か「伝説の」とか「例の」とか ミームのような喜び方をしていただいた方もたくさんいらっしゃった。

そこのつまりは、大体40回ほどいろんな方が褒めてくれたり、面白いと言ってくださったということで、普段現実世界で褒められることがない私にとって何よりも甘美な体験だった。あぁ、癖になりそうだぜ。


長年粗品の恰好たる地位を築いているだけあって、意外と「アリ」だった粗品タオル。もしよかったら貴方も作って欲しい。




スキを押されたら飛び跳ねちゃうぐらい嬉しいし、お金も人並み以上に好きです。でも、最後まで読んでくれる貴方が一番好きかもしれません(チュッ)