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千夜千術

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どんな仕事に就こうとも、AIに仕事を奪われることからは逃れられない時代。ならば、奪われても奪われても、また次の仕事にありつける「スキルセット」を身に付けてしまえばいい。 そんな… もっと読む
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2019年2月の記事一覧

021 書く③ 文章の量

書くスキルの3回目として、今回は “文章量” を取り上げます。前々回ご紹介した通り、伝えたいことをにシンプルに伝えられると必然的に文章量は少なくなる筈です。ですが「シンプルに伝える」ことそれ自体にもスキルが必要ですので、ここでは真似やすい、ちょっとしたコツを幾つかご紹介します。 一文を短くするまず一番簡単なのは、文章をわけて一文を短くするテクニックです(例文は前回同様、 阿部紘久『シンプルに書く!』より引用/一部改訂)。 主語・述語の数だけ文章を分ける 悪例: 私は、後ろ

020 書く② 文章の質

“悪文” という日本語はあるのに反対の “良文” という日本語がないのは、もしかすると文章は「良くて当たり前」と思われているからなのかもしれません。── というわけで(?) 、前回に引き続き、今回は「良い文章」の書き方をご紹介していきましょう。 正しく書くまずは、当然のことながら “正しい日本語” で書く必要があります。推敲や校正の段階で直せばよい話ではありますが、ごく簡単によくある間違い例をご紹介し、その確認にかえたいと思います。 ※例文はいずれも 阿部紘久『シンプルに書