見出し画像

絵本を使った学級づくり・授業づくり❶

絵本を使った学級づくり、授業づくりをしている。読み聞かせを中心に、授業でも絵本をいかすことが多くなった。でも、自分自身は幼少期に一度も絵本を読んでもらったことがない。絵本に出会ったのは教職に就いてからだ。それでも絵本のよさを知ることができた。いつ出会ってもよさを知れるのが絵本だ。

絵本の読み聞かせって、幼少期や低学年時にしてもらうというイメージがあったり、「女の先生に読んでもらった」というイメージがあったりする。絵本を専門的に身近に置いてある人は女性が多かったりする。でも、高学年だからこそ絵本の力が必要な場合があるし、多様性の時代に性差なんて本当は関係ない。

「絵本っていいですよね」という言葉に、否定する人はいない。むしろ「そうですよね」と賛同する人が多い。いや教育に携わる人は全員そういう評価をしているのが絵本と言ってもいいと思う。例えば、他の「〇〇っていいですよね」と比べたら、その割合の高さがよりわかる。それぐらい絵本は良いと思う。

絵本の良さは誰もが認めていると言ってもいいのに、なぜ絵本を使った実践が広がらないのか。もちろん低中学年で読み聞かせするクラスはあるだろし、絵本を教材として取り上げている先生もいる。ただ、良さを認めている先生たちの割合を考えると、もっと読み聞かせや実践が広がってもいいのではないか。

読み聞かせや実践が広がらないのには、6つの理由があるでのはないか。

①絵本に対する一般的なイメージ問題。
②絵本を読むことでストーリーは完結している問題。
③絵本作家(作品)に対するリスペクト問題。
④絵本のバリエーションを知らない問題。
⑤絵本の活用の仕方を知らない問題。
⑥その他

絵本を取り上げる時に考えたいことは、画面ばかりを見て、画面越しでしかつながれない子どもたちのこと。早く正確に無駄なく便利に情報を手にする子どもたちのこと。デジタルな世界で生き続けている子どもたちのこと。絵本は、アナログで余白がいっぱいだ。でも、だからこそ絵本の力が必要じゃないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?