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210111

noteを最後に更新した頃より、早2年。気づいたら、お腹の中には新しい命がやってきた。今はコロナ禍だから出産を控える人が多いようだが、そんな発想はわたしには全くなかった。ぼんやりしているのか、私だけは大丈夫、というよくある思い込みなのか。いつかできたら、とぼんやり思っていたらいつかは思っていたより早くやってきた。生理不順で基礎体温もガタガタ、こんな私でも人の機能がちゃんとあったのか、と妙に落ち着いていた。

それでも、心の中は混乱していたみたいで、なんでも相談していた人に『妊娠したので、これから仕事も満足にできるか分からない』と口にした瞬間、涙が出た。仕事のことだけ考えてきた私はしばらくいなくなるんです、と宣言しているみたいでアイデンティティを手放すようだった。でも返ってきた言葉は『混乱して当然、今は身体に気をつけて』だった。(実際はつわりがいくらピークだろうと、仕事は減らないし自分でやるしかなかったのだが)

それから気がつけば数ヶ月、つわりはある時から夜の歯磨きの時だけになり、今や眠りに落ちる直前にふと気持ち悪いかも、と気がつくだけになった。相変わらず体力はなく、貧血気味だが、それでも前よりはずっとマシになった。

仕事についても、他の人に手渡すために棚卸しをするいい機会になるし、自分の働き方を考え直す機会にもなっている。少し残業した時は帰り道にお腹に手を当てながら『お疲れ様ー、今日も頑張ったね』と話しかけられるくらい心に余裕が出てきた。

こうやって数ヶ月、ちょっとずつ変わってきたことと、変わらないこと。日常を書き残していきたいと思った。

#お腹の中 #日記


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