私立恵比寿中学(バトンを繋ぐ学校)
本日で瑞季・なつ・裕乃が転校してから、ちょうど10年が経ちました。
実はそのライブには、登校できなかったのですが、円盤が発売するタイミングで即購入。
登校できた方の感想で「エビ中1週間」から泣いた…という感想を見て、まさかそれはないでしょwって思ってたのですが、実際に円盤を見たら、本当に「エビ中1週間」から泣いてしまったことが、遠い昔のような…逆につい昨日のことのような…
先日、瑞季がスターダストを退所し、3名全員がスターダストを退所したことになりました。
自分が私立恵比寿中学を見始めるきっかけになった瑞季、とにかく頭が良くて、いるだけで安心感があったなつ、そして独特の空気感と圧倒的な美貌を持つ裕乃…
改めて本当にありがとう。
これからの人生、選びとる未来が、幸せなものでありますように…
そして、私が私立恵比寿中学に出会う前に、エビ中の土台を作ってくれたメンバー・スタッフさん達の未来が明るいものでありますように…
3名のメンバーが転校するタイミングで、エビ中に迎え入れられたのが、今では、いないことを想像できない「かほりこ」の2人。
当時残った6人のメンバーは、6人での活動を希望していたと耳にして、なぜ意向を聞いてあげないの?と、当初は私もかほりこの加入に懐疑的でした。
しかしフリーライブで、パフォーマンスを見て、実際に話した時には「エビ中に入ってくれてありがとう」という言葉が自然と出ていたことを、今でも強く覚えています。
田舎生まれで、アーティストのライブ・イベントなんて世界を、まるで知らない私の手を引っ張って、一緒に走ってくれたのが、当時のメンバー8人の私立恵比寿中学でした。
「ゴールデンエイト」という名称に相応しい、この勢いと衝撃。エビ中のライブに夢中になった。
そもそも瑞季のことを好きにならなければ、柏木ひなた推しになることはなかったし、安本さん、廣田さん、松野さん、柏木さんの4人(くっつきブンブンは、一緒に行こう!と、本当に私の手をガッチリ掴んで、手を引っ張って一緒に走ってくれた)がいなければ、ここまで現場に行きたいという衝動に駆られることもなかったし、中山さんを推すことも、ココユノノカ好き好きおじさんになることもなかったし、もしかしたらソロアーティスト柏木ひなたを、こんなに早く応援できなかったかもしれない。
ペンライトを4色振るくらい、くっつきブンブンが大好きだった私は、2017年2月8日のお昼ごろ、ニュースを見て衝撃を受ける。
松野莉奈さんが亡くなったと言われても、言葉の意味が全く分からない。松野莉奈の、私立恵比寿中学の未来はどうなるのか…そもそも意味が分からない…
私はしばらく、あんなに大好きだった私立恵比寿中学の楽曲を聴けなくなった。
それでも、そんな私のことを救ってくれたのも松野莉奈さんと、私立恵比寿中学だったと思う。
エビクラシーツアーは、柏木ひなた卒業式より泣いたライブだった。
レッスンの積み重ねを感じる磨き上げられた奇数のフォーメーションが、とても美しく、それを美しいと感じてしまう自分が、なんだか許せなくて、泣いてしまった。
それでも、いつも松野莉奈さんの、あたたかみを感じながら、エビ中を見守り続け、振り返ると本当に辛いことも、たくさんあったけど、つらい思いするなら出会わなければ良かった…なんて全く思わないほど、素敵な出会いだったと思う。
月日は流れ、エビ中の顔とも言える廣田あいかさんが転校することとなった。
発表する日の配信で、あいかの表情を見て、全く発表の内容を知らないにも関わらず「(転校することを)今日言うのか…)と直感的に感じたことを思い出す。
芸能の世界に生きるには、あまりにも優しいメンバー達を、常に守ってくれていた。
今でも好奇心旺盛で、いろいろやってみたい人なんだな…と感じることも多いけど、楽しいことをたくさん見つけてほしい。
あいかが転校して、長き(永きという表現の方が正しいかもしれない)6人時代がスタートした。
この自由へ道連れは、エビ中の曲ではないものの、この時期を象徴する楽曲かもしれない。
2017年-2018年頃に「エビ中、進むって決めてくれてありがとね」って伝えたら、メンバーたちに「これからもずっと見ていてほしい」と言われて、この人達がいる間は、必ず何らかの形でお支えしよう…と思ったことを、忘れていない。
このタイミングで新メンバー入れるって選択肢もあったみたいだけど、6人で活動してくれてありがとうって思ってる人たくさんいるよ。
本当にたくさん大変なことがあったけど、今・将来エビ中が好きになった人にも、見てほしい時代だなって思う。
そして2021年の新春に新メンバーオーディションが発表される。
一晩中涙が止まらなかった。
何の涙かと言われると、感情として近いのは、表現がおかしいかもしれないけど「自分は、この6人に1番良い思いをしてほしい」という感情だった。
そして今までのメンバーのことが全員大好きだったので、もし新しいメンバーのことを好きになれなかったらどうしよう…という不安もあった。
2021年5月5日 桜木心菜・小久保柚乃・風見和香の3名がエビ中に加入した。
どのタイミングとか、明確には覚えていないが、ココユノノカのことが、本当に可愛い…と思った時に、涙が流れたことを思い出す。
エビ中メンバーとして好きになることができた安心感だった。
こうやってエビ中が変化する中で、自分にとっては凄く大きな出来事が起こる。
長年どころか、おそらく自分の人生で1番の推しになると思われる柏木ひなたの転校発表だ。
ひなたの転校については、もう2015年の難聴の頃から、覚悟はしていたので、発表された時に最初に抱いた感情は「そうか…よかった…」だった。
2022年は、本当に少しでも「私立恵比寿中学の柏木ひなた」を自分の心に焼き付けようと必死だった。
2022年12月16日
「私立恵比寿中学の柏木ひなた」は卒業した
自分としても「私立恵比寿中学の柏木ひなた推し」としては、やりきったと思った。
そして、新しく桜井えまと仲村悠菜が加入する。
柏木ひなた卒業式の次の日の10人のパフォーマンスは、本当に素晴らしく、未来への希望を感じた。
同時に、今までエビ中を繋いできたメンバー達のパートを、えまゆな含めて、5人の新しい芽が、歌い上げていて、これは本当に尊いことだな…と思った。
そして、並行する形で、想像より早いタイミングで、柏木ひなたのソロアーティストとしての活動がスタートする。
デビュー曲は、ソロアーティスト柏木ひなたの名刺となるような曲だった。
アルバム1/24に収録されている「感情線」という曲は、エビ中で過ごした日々から、ソロアーティストとして羽ばたいていう様子を表現した楽曲のように感じる。
ソロアーティスト柏木ひなたの楽曲・ライブは、アイドル時代とは、一線を画しつつ、しっかりとエビ中という母校・エビ中として過ごしてきた日々の土台を感じさせるものとなっている。
またアルバムのリード曲は、エビ中時代から交流のあった、川谷絵音さんが創り上げた曲となっている。
こうして、私立恵比寿中学の魂と楽曲は繋がれて、それはエビ中を離れたメンバーの中にも、しっかりと根付いてる。
p.s.
私立恵比寿中学のライブに行くと「朝顔は次にいつ聴けるかな」「大人は次はいつ聴けるかな」って、特にお気に入りの楽曲を待ち望みつつ「今日のライブも良かった」って幸せな気持ちにさせてもらっている。
今「柏木ひなた」という1人のソロシンガーのスタートを追い始めて、例えば10年後に「今回のライブもCulminationやらなかった。次いつ聴けるかな。」って思うことができるくらいに、たくさんの楽曲に巡り会えていたとしたら、それは本当に幸せなことなのかもしれないし、そんな未来を迎えたいと思っている。
私立恵比寿中学は常に楽曲が多様だ、楽曲が良い、そしてそれを表現するメンバーのパフォーマンスも素晴らしい…と言われ続けて、久しいと思う。
そして同様にソロシンガー柏木ひなたも、多様かつ歌唱難易度の高い楽曲にチャレンジしている。
さて、これから私は、私立恵比寿中学の、柏木ひなたのどんな楽曲に出会えるだろうか。どんなパフォーマンスに巡り会えるだろうか。
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