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デッサンとドローイング。

グーグルで調べてみると、デッサン、ドローイングとは素描のことで、素描をおおまかに定義すると、単色で描く、絵画の下絵のことのようである。

自分にとっては、美大受験のために訓練した石膏デッサンや静物デッサンの、あの感じが強く印象として染み付いているが、一般にはもっと広義な印象があるのだろう。

近頃は単色の絵はほとんど描いていない。なので、デッサン、ドローイング的なものを描くとすれば、自分の中でそれ相応な理由が生じているはずだ。

昔は、ものを観察する目を養うために描いていたデッサン。しかし、ここにきてふたたび描こうとするものは、イメージをより具体化するためのデッサン。まだこの世にないイメージを、しっかりと画面の中で生じさせるために、整理されていないからこそ少ない要素で、すこしづつ頭をクリアーにしながら描き進んでいく。そんな行為だ。

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