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商品の値段について

物価の上昇が止まらない

2022年は、世界中で新型コロナウイルスとロシアのウクライナ侵攻の影響による経済的な打撃がありました。この打撃によって、多くの国々で物価が上昇しています。2023年は、原材料価格の上昇が続いています。今後も、エネルギー、金属、農産物などの価格が上昇する可能性が高いです。輸送コストの上昇も影響することが予想されます。

世界中でのインフレーション(物価上昇率)が上昇しています。新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻の影響による景気刺激策や、低金利政策によって引き起こされます。インフレーションが上昇すると、一般消費者が商品を購入するときに支払う金額が増加するため、生活コストが上昇します。

加えて、サプライチェーンの混乱も物価上昇につながる可能性があります。2022年の間、輸送や製造業界のサプライチェーンにおいて多くの問題が起きており、この問題が解消されない限り、商品の生産や流通に支障が出ることが予想されます。

この2023年の物価上昇は山の世界や木工の世界でも影響を受けています。一方で、世界的に見ると、インフレーションは一定程度必要なものであり、経済成長や雇用の改善につながることがあります。ただし、過剰なインフレーションが発生すると、経済不況やデフレーションのリスクが高まるため、注意が必要です。

木に関わる人たちの暮らし

現在、木材の世界では原材料を切り出すために必要な機械のオイル代、電気光熱費の上昇などライフラインに近いところの値上げが続いています。原材料となる木材の価格が上昇することで、木材製品の価格も上昇することが予想されます。これは、木材製品を製造する際に必要な原材料の価格が上昇するためです。

一方、材木市場では、需要と供給のバランスも重要な要素です。需要が高まると、価格が上昇しますが、需要が低下すると価格も下落します。2023年においても、需要と供給のバランスによって材木市場の価格が変動することが予想されます。

木工においては、木材の価格が上昇することで、製品のコストが上昇し、製品価格もあがることが予想されます。また、原材料価格が引き上がることで、木工業者が収益を確保するために、より高品質の材料を使用することが困難になることも予想されます。

物価上昇によって需要が減少する可能性もあります。高価格の木工製品が市場に出回ると、需要が低下することがあります。また、消費者が代替品を選択する可能性もあります。

TONBIYA WORKSでは、それらに対応するために製品の品質やデザインの改善などの施策を行っております。木工に関わる人たちの暮らしを守りたい、そのために価値ある技術が正しく評価されること、それは決して安い物ではないけれど、長く使える、代々つないでいくものづくりをする人が生活できる正しい金額をつけております。

循環型社会の本質

まず、循環型社会とは、資源の有効活用を促進し、廃棄物の削減や再利用を進めることで、地球環境を保護し、持続可能な社会を実現することを目指す概念です。

奈良県の山林地域においては、循環型社会の考え方が重要な意味を持っています。山林地域は、自然豊かな土地であり、木材や山菜、山芋、茶葉などの自然素材が豊富に存在しています。これらの自然素材を有効に活用することで、循環型社会の実現に貢献することができるとTONBIYA WORKSは考えます。

具体的には、山林地域においては、木材の再生利用や、木炭の製造などが行われています。また、山菜や山芋の採取や、茶葉の栽培なども行われています。これらの活動は、地域の持続的な発展を促進するだけでなく、地域経済の活性化にもつながっています。

さらに、循環型社会を実現するためには、地域住民の意識改革が欠かせません。地域住民が環境保護や資源の有効活用に積極的に取り組むことで、循環型社会を実現することができます。また、地域住民が共同で取り組むことで、地域全体の持続的な発展を促進することができます。

最後に、循環型社会の実現に向けて、地域住民や行政、企業などが協力し、持続可能な社会の実現に向けて取り組むことが大切です。奈良県の山林地域においても、地域住民や行政、企業などが協力して、循環型社会の実現に向けた取り組みを進めていくことが必要です。

技術を未来につなげるために必要なこと

木工の技術は、古くから人々の生活に欠かせないものであり、現代でもその需要は高く、様々な製品に利用されています。しかし、技術を伝承する職人の数が減少し、技術が失われる危機に直面しています。このような状況下で、木工の技術を未来につなげるために、以下のことが考えられます。

1.       教育を通じて技術を伝承する
木工の技術を伝承するためには、若い世代に技術を教えることが必要です。木工の技術を教える学校や講座を設置することで、技術を継承することができます。また、職人が若い世代に技術を伝える師弟制度を取り入れることも有効です。TONBIYA WORKSも曲物の技術を秋田の大館の師匠から学びました。

2.       技術のデジタル化
木工の技術をデジタル化することで、技術の保存や継承が容易になります。CADやCNCなどのデジタル技術を用いることで、製品の設計や製造プロセスの自動化が可能になり、職人の負担が軽減されます。また、技術のデジタル化は、製品の品質向上や効率化にもつながります。TONBIYA WORKSの製品を印象付ける焼印は、レーザー加工機を使用して時間の効率化を図っています。

3.       コラボレーションの促進
木工の技術を未来につなげるためには、職人同士や企業とのコラボレーションが重要です。職人同士が情報を共有し、技術の進化や改善につなげることができます。また、企業と協力して、新しい製品の開発や製造プロセスの改善に取り組むことも重要です。TONBIYA WORKSでもさまざまな企業とコラボして商品を展開しています。

4.       環境への配慮
木工の技術を未来につなげるためには、環境に配慮した取り組みが必要です。木材の持続可能な利用や、廃材の再利用、省エネルギーの実現など、環境への配慮が求められます。また、木工製品の品質向上や製造プロセスの効率化によって、環境負荷の低減に取り組むことも重要です。TONBIYA WORKSでは、端材をつかった商品を開発するなど環境への配慮をおこなった製品づくりをしております。

5.       海外との交流
海外の木工技術や文化との交流を通じて、新しい技術やアイデアを取り入れることも重要です。海外の職人や企業との共同開発や交流を促進することで、木工の技術の進化につながることが期待されます。
TONBIYA WORKSの商品は海外の方にも好評をいただいております。今後も広く世界の方とつながっていきたいと考えています。

木工の技術は、歴史や文化に根ざしたものであり、未来にも継承されるべきものです。技術を伝承することは、職人のみならず、文化や産業にとっても重要な役割を果たします。私たちは、木工の技術を未来につなげるために、様々な取り組みを行っていく必要があります。

価値あるものを正しい値段でご購入いただくこと、価値に気づいていただくことが木工の技術を未来につなげることにつながります。TONBIYA WORKSでは、今後も価値を伝えていくための活動を行っていきたいと思います。

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