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おかん留学/出国間際の心境

PCR検査の陰性証明が出て、本日、マルタに出国します。ということでワクワクしているのかと思いきや、昨晩から私は涙が止まらない。なぜ?
3年前に娘がアメリカに留学したときは、娘の表情はワクワクして笑顔いっぱいで旅立っていったのに、私はというと、ボロボロと涙が出る。美しくない中年の泣き顔。

なんだ?更年期か?中年だから涙腺が弱いのか?

出国が近づくにつれ、緊張はしてきていたけど、日本最後の昨夜、寝ようと思ったら、いつものようにペットの猫ちゃんがやってきました。この猫ちゃんは7歳でいつも私の足の上で寝るのが日課。だからいつものように飛び乗ってきたんだけど、これが最後なのかと思った瞬間、涙がボロボロ、鼻水もダラダラ、呼吸ができないくらい。

留学と言いながらも、仕事が見つかったら永住したいと思っているので、もううちの猫ちゃんに会えないかもしれないと思うからなのか、そして息子や娘の顔を見ても、涙が出てくる。やっぱり別れるのは寂しいな。まさかのいく前からホームシック。永住じゃなくてやっぱり1年にしようかな。

出国前に連絡をくれる友達からのメッセージを読んでも泣く。家を出発するときに家の前に集まってくれた近所の友達の前でも泣く。やばいなー、完全に私、面倒くさい女になっている。


羽田空港に到着

羽田空港はがらんとしてました。最後に家族で晩御飯を食べてお別れしようと思ったら、緊急事態宣言でお店は8時に閉店していて、まさかの日本の最後のご飯はローソンのシラスおにぎりと綾鷹

家族との別れでこんなに私がメソメソと泣くとは想定外でした。涙と鼻水が止まらないので、箱ティシュを手荷物に追加し、結局、羽田からイスタンブールに着くまでの12時間は泣いているか、寝落ちしてました。留学前にこんなに泣くやついるか?

若い子の留学と違って、中年の留学は家族や友達といた時間が長いので、この選択はあっていたのか?など色々考えてしまったのかもしれません。こんな自分にびっくり。

さぁ、そんなこんなで前途多難な留学がスタートします。

ちなみに飛行機の中もこんな感じでガラガラ。3人席に1人か0人という感じ。3席を独り占めして、伸び伸びと寝落ちしました。


イスタンブールの乗継

マルタへは直行便がないので、トルコのイスタンブール経由で行きました。イスタンブールの空港は綺麗で新しい。乗継の時間も1時間半くらいしかなかったので、急いで乗り継いで、トルコっぽさは特に感じることなく、30分ほどのトルコを見ただけでした。

トルコに着いたら日本人は見かけなくなったので、気持ちも留学モードに切り替わり、ようやく泣き虫おかんは前向きおかんになりました。

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