見出し画像

#書き手のための変奏曲 | 一年の振り返り

企画の告知から一年が経ちましたので振り返りをします。

「権威のありそうなもの」や「正解とされるもの」に縋るのをやめてそれぞれの表現を磨いていこう、他人に評価を委ねずに、自分の軸を持って表現を磨いて幅を広げてnoteの街を習作であふれさせていこう、というお誘いでした。

この一年で、noteの街の雰囲気がまた大きく変化しましたね。思ってたんと違う方向に変わったなぁ。

はっきりいうぞ。「創作の街」というより「金銭や名声を得るために『手段としての創作』をしたい人を呼ぶ街」になった気がする〜。創作で金銭を得られたら「アガリ」「一人前」みたいなニオイをあちらこちらから感じるよ!別にいいけど!「創作」を取り巻く意識を観察すると日本の部活問題みたいだよな、スポーツを楽しむっていうシンプルなことを蔑ろにしてすぐ人格形成やキャリア形成のためのタスクに繋がっちゃうの。創作そのものにそういうの関係ないから(ビジネスには関係ある、プロとアマはそこが違う)手っ取り早く制作物をお金に換えたい人は事業計画頑張って、そうじゃない人はそれぞれ自分のやりたいことやっていきましょ〜。

冒頭から脱線しすぎ!本題に戻る!


#書き手のための変奏曲 」は告知しっぱなしでリマインドを一切しなかったにも関わらず一年を通じてタグをつけてくださった方がたくさんいらっしゃり、とても嬉しく思っています。

タグ検索の結果231件。なかでも百瀬七海さんが一人でおそらく100件近く?以上?書いてくださってる。

七海さんすごすぎ。たくさん書いてくれてありがとう!


一年の振り返り

七夕、一年に一度の逢瀬の日。
今日からちょうど一年後の7/7に、集まった変奏曲を振り返る予定です。

では告知に書いたとおり、参加作品の振り返りと行きましょう。

振り返りと……

……行きたいところですが……noteの仕様がいつの間にか変更されて「タグ検索は99件までしか遡れない」仕様になっていて、おいおいnoteさん振り返れないよぉぉぉぉぉ!!と頭を抱えております……。230件!230件タグつけてもろてるの!99件じゃ全然足りない。100件以前のものはTwitterから掘り返してみましたがたくさん取りこぼしてると思います。引用多いですがこれでもダイジェストです。ご紹介できなかった方ゴメンね。

(´;ω;`)


リライト

参加作の中で一番多かったのはリライトでした。

■ 自作のリライト

■ 一回だけじゃなく何度もリライト

■ 過去記事を何作かまとめて一本に

■ 他の方の作品をリライト

■ 他の方の文体模写をしつつ自作をリライト

■ 昔のブログ記事をnoteでリライト

■ 誰もが知っているあの物語を独自に解釈してリライト

「リライト」ひとつ取っても、いろんなやり方があって面白い。


リライト以外

いきなり「その他」で分類。だってバリエーションに富んでるんだもの。

■ 続編

■ 爽やかにボヤく

■ 負の感情を黒いまま描く

■ 別人視点のエッセイ

■ なりすまし(形態模写)

■ 真面目に書いた「厨二」作品にセルフツッコミ

■ 制限時間を設けて書く

■ 他の方の作品のテーマソングを作る

■ 素描

■ 推敲に協力してもらう

■ 毎年同じ月に「特定の事象」についてじっくり考える

■ 暗号で読み書きする

■ 自分自身と向き合う

■ 視差小説

■ ある仕掛けが施された7話構成の小説
(何も知らずに読んで驚いて欲しいからネタバラシはしない)


やー、面白い。この企画はお手本が存在せず「やることを自分で考えないといけない」タイプでルールが無いぶん参加のハードルが高かったと思います。鮮やかにハードルを越えていかれたみなさんに拍手!ご参加ありがとうございました〜!

企画としては期日を迎えた「 #書き手のための変奏曲 」ですが今後も習作を送り出すとき、表現を磨く旅のマイルストーンとしてタグを活用していただけたら嬉しいです。


--

自分の振り返り

私の変奏曲は「noter文体模写」でした。

三者三様の文体をコピーし、かつ「ピアノにまつわる書き下ろしエッセイ」の縛りプレイでよく書けたな。いま読み返してもすごい。(自画自賛)

去年の8月9月はなんとなく創作意欲が湧かず、さらに10月以降から春先にかけてnoteが定期的に炎上してますます創作意欲が減退していたこともあってnoter文体模写はこの3つしか無いのですが、自宅にある紙の小説を読んでひっそりとプロの作家さんの文章を写経するなどしていました。小川洋子さんと天童荒太さんと伊坂幸太郎さん。こちらもまた三者三様。

やっぱり自主練をしておくと本番に強い。ちょいちょいそう思った。

ナイトソングスミューズコンテスト(Muse杯)と仮面おゆうぎ会の両方とも「普段の自分から遠い文体」を意識して書いてみました。文体模写ができると文体非模写もサクッとできるわけです。

Muse杯では架空のnoteユーザーが実在するように読み手に感じてもらえたと思うし、仮面おゆうぎ会は最後まで正体を隠し通してみんなを驚かせることができました。楽しかった〜!この記事のカバー画像のピアノ弾きみたいな気分!


スポーツも創作も「楽しむ」って言うとヘラヘラキャッキャやることと思われがちだけど、自主練して追い込んで鍛えられてく自分の変化を見るのって大きな楽しみの一つですよね。できることが増えるのはシンプルに嬉しい。文体はある程度自在に操れるようになったから、次は何を磨こうかな。

それぞれの変奏曲を今後も追求していきましょう!

♡を押すと小動物が出ます。