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あきらとさんへの手紙4:私たちの競技スタイル

あきらとさん、note同期(noteをはじめた時期が一緒くらいの人)のあきらとさん。

今日は2020年6月1日。
あきらとさんがnoteに初めて投稿した日からちょうど一年の日。
せっかくの記念日なのでお手紙を書こうと思います。
あきらとさんへのお手紙は、なんとこれで4通目。


なんだか不思議です。
似たような時期にnoteを書きはじめて似たような時期に交流が始まった人は何人もいるのに「note同期」という言葉、私にとってやっぱりそれは、あきらとさんを指す言葉なのです。

なんでこんなに特別なんだろう。

noteに何を書いたらいいのかも分からない初心者のころに出会って、同じタイミングで悩んだり不安になったり勇気を出して一歩踏み出したり、一年間(出会ったのは去年の7月だから正確にいうと11ヶ月)ずっと一緒に山や谷を乗り越えてきたからお互いが唯一無二の存在になるのは当たり前のことだとは思うけれど。
でもそれだけじゃない気がする。だって他にも同じようにnoteを書き続けてきた仲間はたくさんいるもんね。

1周年を機に真面目に考えてみました。
真面目モードだぜ、私は。


森本しおりさん(しおりさんも同じ2019年6月にnoteを書き始めた「note同期」)が以前Twitterで、個人競技と団体競技が得意な人の違いについてつぶやいていたのを覚えてる?
そのとき私たちは企画などをよく主催する、他のnoterさんとの交流が多い「団体競技が得意な書き手」に分類されていたのだけれど、いまいちしっくりこなかった。

団体競技ってサッカーやバレーボールのイメージだよね。
ぴんと来ないな。チームを組んで点を取りに行くスポーツのイメージはない。
私たちがしているのは一体なんの競技だろう?


少し考えて、お互いが10代の頃にしていた部活を思い出したら腑に落ちる答えが見つかった。

あきらとさんは剣道部だったんだよね。
私は弓道部でした。

あきらとさんと私との間で送りあった『お手紙』や、「#呑みながら書きました」参加作の『絵しりとり』なんかはふたりで打ち合う剣道。noteの一本一本が事前の下書き共有なしの一発勝負、向き合うたびにお互いの間合いの詰め方や打ち込みの癖がわかっていく。どっちが勝ちとかはないけれど打ち合うこと自体が楽しいね。

つい最近共催した「#文脈メシ妄想選手権」は弓道。互いの所作をシンクロさせながら弓を引く、弓道の団体戦。弓道の団体戦は心理戦とも言われるのだけれど、重圧やお互いの立ち居振る舞いを感じながら企画を盛り上げていくのは、チームで弓を引くのと同じ感覚。
告知文を書くまでは自分でコントロールできるけれど告知文を公開したあとは自分の手を離れている感じも、とても弓道っぽくないですか。


それぞれ素振りや素引きを重ねながら、ときに竹刀を合わせ、ときに並んで射場に立つ。
それが私たちの競技スタイルなのかなと思います。

そしてそんな競技生活において自然にぴったり呼吸が合う、貴重な相手があきらとさん、あなたです。
一緒に剣道と弓道をやれる相手はあなたしかいない。
特別だよ、やっぱり。


思い出深い一戦といえば、やはりこちらです。

『あきらとさんへの手紙2』は、優しく語りかけた1通目の『あきらとさんへの手紙』と対極にある攻めの姿勢のお手紙でしたね。
1通目の手紙に対するあきらとさんのお返事は、なんだか表面的に撫でられているような「打ち込みの甘さ」があって、だから腹が立って、もっと来いよってもどかしくなって、2通目のお手紙ではあんなに強く踏み込んじゃった。
もしかしたら私の勢いにびびって、あきらとさんが試合放棄するかもしれないと思いながら。

結果、あきらとさんはまっすぐ受け止めてくれた。

私が竹刀を高く掲げたその隙を突いて、あきらとさんは竹刀を振った。
面を狙う私を避けることなく、あきらとさんはピシッと私の胴を打った。

キャラじゃないんですよ。

今までだったら絶対に、遠くに眺めていて、どうせ俺なんか…って少しクサってたと思う。

だけど、ほんの少し、ほんの少しだけ手をもう少し動かしてみようかなって、あの手紙で少しだけ背中押されて、こんな風になりました。

なんていうか、ありがとう。

ううん、こちらこそありがとう。
送った手紙に応じてくれて。


私たちの間で、初めて高らかに竹刀の音が響いたのはあの瞬間だったなと、今振り返って懐かしく思うのです。


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6/1〜6/5はあきらとマリナ、noteを書き始めて1周年スペシャルをお送りします。

6/1:あきらとさん1周年
6/2〜6/4:なにかスペシャルっぽいもの(クオリティは期待しないでほしい)
6/5:マリナ油森1周年

まだ全然書けてないから場合によっては落とすかもしれないけれど……

お楽しみに!



そして今日告知されたばかり、illyさんの私設コンテストに参加します。

感情解像度

♡を押すと小動物が出ます。