見出し画像

頑丈な長男と肌ヨワな次男。まったく違う手足口病の経過。

ようやく次男が脱皮し、ツヤツヤの肌が顔をのぞかせた。
待ちに待った手足口病からの復活である。

次男から先に発症し長男にもしっかり移った手足口病だったが、兄弟でまったく経過が異なった。あまりの極端さに「本当に子どもの個人差は大きいなぁ……。」と驚愕したので、ここに記録しておく。

ちなみに次男は生後4ヶ月でお医者さんに「生まれつき肌が弱い」と診断されたお肌よわよわマンで、長男はパパママ弟が全員インフルエンザにかかったときも、ひとりだけ数時間微熱を出したのみで平然としていた身体つよつよマンである。


手足口病の経過

次男(1歳) 回復まで13日
8/4〜8/6 発熱(38〜39℃)
8/5 発疹
8/17 回復(ガサガサの肌が剥けて完全脱皮)

長男(3歳) 回復まで4日
8/7 発熱 (38℃ 半日で解熱)
8/9 発疹
8/11 回復(発疹消える 肌荒れ・脱皮なし)

発熱の程度、回復までにかかった日数だけでも全然ちがう。
もっとも大きな違いは、お肌への影響だった。

以下、長男(上)次男(下)の比較画像。
※ 次男の写真は酷めの肌荒れです。
痛そうな画像が苦手な方は薄眼でサーっとスクロールしてください。



長男は手足に発疹はほとんどなく、一番たくさんポツポツしていた口周りでもこの写真の程度。
対して次男は、もう見ているこちらが辛くなるほどに全身の皮がボロボロになった。
手足口病は本来痒みをともなわない病気だが、肌の弱い次男にとっては違った。
熱と痒みで夜泣きがひどく、ボリボリ掻きむしって、どんなに爪を短く切っても自分で皮をめくり肉をえぐって血まみれになってしまう。ベッドシーツも次男と私のパジャマも、毎朝血まみれ。

同じ手足口病なのに、症状の重さはまったく違う兄弟。薬の処方ももちろん違った。
長男は、薬を一切処方されず、しっかり水分を取ることだけ指示された。
次男は、座薬(解熱剤)、飲み薬4種類(抗菌剤、かゆみ止め3種類)、塗り薬5種類(抗生剤、かゆみ止め、ステロイド剤2種、保湿剤)。フルコースである。

薬の効果で熱とひどい痒みはおさまったようで夜泣きは減った。
しかし、起きていると荒れた手が気になるのか、次男はボリボリボリボリ手の甲を掻きむしって、せっかくできたかさぶたを剥がし、すぐに血まみれに戻ってしまう。

ずっと私が抱っこしていれば、それなりに気をそらすことができるのだが、一日中抱っこというわけにもいかない。
苦肉の策で編み出したのが、包帯ぐるぐる作戦である。

家にたまたまガーゼと包帯があったため(たぶん夫が靭帯を切ったときか私が交通事故で死にかけたときの余り)、手の甲をぐるぐる巻きにした。

食事のたびに交換するし、上の写真の巻き方だとすぐに剥ぎ取られてしまうため、なんどもなんども巻き直した。Amazonでガーゼと自着性包帯を買い足して、しつこく巻いた。汗で痒みが増してしまう次男を連れてドラッグストアに買いに行かずとも済んだのでAmazonさまさまである。

地味な努力が実って次男の肌が目に見えて回復してくれたのは嬉しかった。(ちょっと巻き直しが遅れるとボリボリしてしまい振り出しに戻るのだけれど)

次男に剥ぎ取られにくい包帯の巻き方を発見したのは、手足口病の完治間近だった。手の甲から肘の近くまで、包帯を贅沢に使ってぐるぐる巻きにするのだ。次回の手足口病のときのために覚えておこう。


手足口病に罹患したのが長男だけだったら、手足口病?あー、すぐ治るし大したことないよね。という感想だったろうし、次男だけだったら、手足口病なんて恐ろしい病気、感染源にならないように罹患中の子は自宅待機してほしいな?!と苦々しく思ったかもしれない。
(実際には、手足口病は症状がなくなったあとでも2〜4週間ウイルスの排出が続くため、登校園停止措置は現実的でない。共働き家庭だと、親が詰んでしまう……。うちも普通にお出かけしました……。だから「苦々しく思う」なんて書いたけれど、移してしまうことを心苦しく思わず登園してください……。無駄にプレッシャーを与えるようなことを書いてすみません……。悪いのは病児と親ではない、ウイルスだ……。)

手足口病は毎夏大流行する。来年も、きっと手足口病にかかるんだろうなぁ。
次男のことを思うと切なくなるが、今年の経験を生かして次回はもっとうまく対処しよう。

♡を押すと小動物が出ます。