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バイクに乗った話、他

前回うっかり1テーマで1000字行ってしまって、note1本書き上げて終了したのでリベンジ。


バイクと馬

300ccのバイクに乗った。正確に言うと、最近二輪免許を取った夫が運転する300ccバイクの後ろに乗せてもらった。マルタをスクーターで駆け巡った新婚旅行ぶりの夫とのバイク二人乗り。膝当て肘当てボディプロテクターヘルメット完全装備で安全性もバッチリである。

家周辺の道路は35マイル/h(だいたい時速56km)制限で、街路樹の満開の桜を見ながら、制限速度いっぱいに春の陽気を全身に浴びるのはなかなかに気持ちが良かった。

ぽっこん、ぽっこんと道路の舗装不良に差し掛かるたび、記憶の底から何かが上がってくる。馬だ。モンゴルで乗った馬。バイクのはずみがパカパカ揺れる馬の上下動を想起させるのだ。そして快調に走っているバイクは、さながら四肢を浮かせて宙を滑るように走る馬。300ccのバイクは、少しだけ馬に似ている。不思議なことにスクーターにはあまり馬らしさがない。馬力が足りないのか。モータービークルが馬に近づくには馬力が必要。

バイクの後ろはネパールでも乗ったことがあるのだけれど、たしかに未舗装の石ころだらけの丘から街にゆっくりゆっくりくだるのは馬がトコトコ坂を降りる趣きがあったような気がしないでもない。そういえばモンゴルでもホームステイ先のお父さんが羊追いのときにバイクの後ろに乗せてくれたけれど、そのときはそんなに馬を感じなかった。本物と並べてしまうとバイクと馬はやはり違うか。いや、そういう問題ではない。ホームステイが乗馬の前の出来事だったからだ。馬に乗る感覚を経験せずに、バイクが馬に似ていると感じることはできない。

65マイル/h(時速104km)でフリーウェイを走るのは、さすがにめいっぱい前傾して夫の背中に密着していないと後ろに飛ばされてしまいそうだった。競馬の騎手が受ける風はこんな感じなのかしらと思ったけれど競走馬のトップスピードは時速60〜70kmほどらしい。全然違った。バイクの方が速いとはいえ、馬上の者に要求される、内腿の筋力、腹筋、バランス、諸々の能力が、バイクと比較にならないぐらい高いことは言うまでもない。騎手はすごいなぁ。

バイクのことを鉄馬とも呼ぶね。いまググってみたら鉄馬は風鈴を指す言葉でもあるらしい、知らなかった。

思わず笑っちゃったこと

競馬といえば、同級生ん家の馬(おじいちゃんの馬)がウマ娘になっていた。ウマ娘かわいいね。アニメ絵は普段そんなに刺さらないのだけれど、ウマ娘はとてもかわいいと思った。なんでだろう。ゲームは時間が溶けるとの噂を聞いたので手を出さないぞ。



んー、馬の話だけで1000字行ってしまった。2テーマだからセーフ?

またリベンジします。

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