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門田隆将「なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日」

門田隆将「なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日」読了。

1999年に起きた光市母子殺害事件の遺族で、犯行当時未成年だった犯人の死刑判決を勝ち取るために闘った、本村洋さんのドキュメンタリー。

本村さんの生い立ちから、事件当日の様子、その後の裁判の経過まで、丁寧に描写されていました。

事件当日は洋さんが第一発見者だったことから警察には容疑者として扱われ、妻子を殺され茫然自失のさなかに長時間の取り調べを受けたそうです。

仕方のないこととはいえ、辛い…。

そして、洋さんが働いていた新日鐵のサポートが手厚くて(葬儀の段取りなど)驚きました。

妻子を殺され、働く意味を見失って退職を決意した際も、上司が止めてくれたそうです。

Xで「死刑反対」の方々のポストを見て、逆に「死刑判決のために闘った本村洋さん」を思い出し、ドキュメンタリー本を読んでみようと思いました。

結果、やはり死刑は必要…と思いました。

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