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春日武彦×平川克美「無意味でいいじゃないか。」2022年8月創刊号(音源)

隣町珈琲
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※試聴版。オリジナル版(01:40:05)はメンバー特典記事が追加されているプランに加入すると視聴可能。

精神科医であり、作家でもある春日武彦さんと平川克美の対談が実現!私たちの生活にあるさまざま出来事、日常的な不条理から社会における事件、災害、政変…世の中で理解できないことが起こると私たちは、それに「意味」を与えずにはいられない。なぜ私たちは「無意味」と思われるものに囲まれると不安になり、物事に「意味」を与えられると安心するのか。世の中に溢れる「無意味」の数々と人々の「意味」への過剰な渇望。今、あえて「無意味でいいじゃないか」と無意味の意味や豊かさをテーマに世の中を捉え直す刺激的な対談が始まります。

最近、世を騒がせるカルトと政治家の関係、なぜ人はカルトにハマっていくのか。宗教と人間について、死と生について、そもそも心とはなんなのか?そして、文学や詩について、春日さんは作家、精神科医の視点から今どのように考えているのでしょうか。喫茶店の店主と作家でもある精神科医との日常の些細な出来事から、社会や文化など幅広い分野にわたる語り合いが始まります。果たしてどんな話が展開するのか。ぜひお楽しみください。

●店主・平川克美より対談に向けて
「世に、「意味という病」が蔓延している。犯罪が起きると、心理学者や脳学者が病名をつけて解説する。異質なもの、よくわからない出来事に名前を付けないと安心できない社会。いつも違うと思う。精神科医にして詩人でもある春日先生と、こころについて、無意味に耐える生き方について、詩について、とことん話をしたい」

★出演者プロフィール★

●春日武彦(カスガタケヒコ)
1951年京都府出身。一人っ子。日本医科大学卒。産婦人科医として6年勤めたあと、思うところあって精神科医に転向。大学病院、都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長、多摩中央病院院長などを経て現在は足立区の成仁病院で診療を続けている。甲殻類恐怖症。作家の藤枝静男と詩人のW.C.ウィリアムズを心の支えとしている。子供はなく、妻と二人暮らし。猫好き。著書には『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋)、『幸福論』(講談社現代新書)、『援助者必携 はじめての精神科/題3版』(医学書院)、『猫と偶然』(作品社)、『鬱屈精神科医、占いにすがる』(河出文庫)、『奇想版・精神医学事典』(河出文庫)、『無意味とスカシカシパン』(青土社)、『猫コンプレックス、母コンプレックス』(イーストプレス/末井昭との往復書簡)等多数。

●平川克美(ヒラカワ カツミ)
事業家、文筆家 、「隣町珈琲」店主、合同会社隣町珈琲代表。1950年、東京都生まれ。1975年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。友人の内田樹氏らと渋谷区道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立、代表取締役となる。著書に『グローバリズムという病』(東洋経済新報社)、『株式会社という病』 (文春文庫)、『経済成長という病』 (講談社現代新書)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『路地裏の資本主義』(角川SSC新書)、『一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ』(角川新書)、『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』(ミシマ社)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『復路の哲学』(夜間飛行)、『「あまのじゃく」に考える』(三笠書房)、『何かのためではない、特別なこと』(平凡社)、『言葉が鍛えられる場所』(大和書房)、『株式会社の世界史-「病理」と「戦争」の500年-』(東洋経済新報社)など。最新刊に『共有地をつくる』(ミシマ社)がある。

(本イベントは2022年8月20日(土)に隣町珈琲にて開催されました。)

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