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ファーストピアスを1日で4個開けた話②

前回は、皮膚科で開けてもらったピアスの位置が気に入らなかった話。その続きです。

とりあえず、ピアッサーをもう1組買おう。
あの痛みなら、多分今度は自分で、躊躇なくやれる。

近所のドラッグストアに、ピアッサーがあるか問い合わせる。
あるって。化粧品売り場だって。

同時にピアッサーで自分でピアスを開ける動画を探す。よしよし、鏡を使えば、自分で好きな位置に穴を開けられそうだぞ。

ベビーカーで寝ている娘(0歳)を連れ、すぐに目的のドラッグストアへ。
あったあった。ピアッサー。買う人が少ないのか、ちょっとホコリかぶってるけど、この際文句は言ってられない。
ジルコニアの石付きのピアッサーを2つ握りしめて急いで会計へ。その後はすぐさま帰宅した。

娘が寝ているうちに、ケリをつけよう。
私はすぐに手を洗い、左耳に付いているファーストピアスを引っこ抜いた。
顔とのバランス。耳の形とのバランス。まっすぐ前を向いた時に、ピアスが綺麗に見えるかどうか。
やっぱりさっきのピアスは顔に近すぎた。

ピアスを引っこ抜いた穴を圧迫止血し、慣れた手つきで耳を消毒し、マーキングをする。
マーキングは油性ペンだと落ちにくいから、蛍光ペンでやるといいよとバイト先のクリニックの事務さんが教えてくれたっけ。

そしてピアッサーの遊びを確認、針先をギリギリまで理想の穴の位置まで近づけ、親指を引く。躊躇いはない。

ばちん!

おー!すごくイイじゃん!簡単にできた。今度は理想の位置。
この調子で、反対の耳も行こう。娘が寝ているうちに。

反対の耳は、そのままでも良いかなという位置ではあったけど、左耳とファーストピアスの石が違うため、こちらももう一度やり直すことにした。
付いているピアスを外し、左右を確認して、バランスを見て…
消毒して、マーキングして。
狙いを定めて…

ばちん!

うん!すごく良い!やったー、大成功!

ようやく両耳の理想の場所に、ピアスを開けることができました。
こうして私は、1日に4回もファーストピアスを開けることになったのでした。

ネットで調べると、一度ピアスを開けた場所が気に入らない場合、まずピアスを抜いて穴が塞がって傷が治ってから、次のピアスを開けるべき、という記載も見受けられました。

でも、だったら採血や点滴は?
一度刺したけどうまくできなかった時、一旦治ってからやり直しなんてしなくない?
反対の腕の血管を刺す、という対応もある。
でも、透析シャントがあったりして「こっちの腕の、この血管からしか採血/点滴ができないんです!」っていう患者さんは何人も見てきし、その場合は失敗したらその近くから刺し直してた。

ということで、私は当日にピアスホールを自分で作り直すという決断をしました。
自分が皮膚科医だから、何かあったときは自分で診られるというのも大きかったです。

※皮膚科医じゃない人は、ピアスの開け直しは開けてくれたクリニックに相談することをお勧めします。

以上、育休中の皮膚科医が、結局は自分でピアスホールを作ったよというお話でした。

ここからは余談だけど、あのガラガラだった皮膚科クリニック。保険診療を受けたわけではないからはっきりと原因はわからないけど、ガラガラの原因はポソポソしゃべりなんじゃないかなぁと。
駅チカなんだけどね。

流行ってる方の皮膚科は女医さんで、すごく優しくて親切。知識も豊富で、こっそり憧れてる。
駅からはちょっと遠いけどね。
旦那さんが整形で隣で開業してるから、ついで受診もありそうだけど。

自戒も込めて、心に留めておこう。

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