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【仮想通貨bot】 JavaScriptで作る仮想通貨自動取引bot 第9回 自由研究編:ドテン君モドキを作ってみよう(アイデア編)

【概要】

・ドテン君の説明

・ドテン君のようなものを作るためのアイデア

・有料noteについて


さて、今回は自由研究と称して、ドテン君をエミュレートするようなbot(ドテン君モドキと呼びます)を作るアイデアについてお話しします。実際に動くコードは最終的にはそこまで難しいものではなかったのですが、諸事情により完全に公開することは難しいので、残念ながら今回は作り方のアイデアのみしか提示できないです。予めご了承ください。

まずドテン君とはどういうシロモノかというのをざっくり説明すると、数百人程度もの人が特定のトリガーで大量の額を一斉に買う(または売る)ようなものだと思ってください。ここでいうトリガーとはチャネルブレイクアウト戦略(1時間足、期間18)でシグナルが出たタイミングのことです。ちなみにオリジナルのドテン君はnoteで5万円します。一応リンクを貼っておくと、

こちらです。これを1000人強が買って運用しているわけです。ただ、シンプルなロジックに5万円出すのはちょっと高い気がするので、これを自前で作ってみるためのアイデアをお話していきます。

ちなみにどういうタイミングで売買しているかというと、大きい所だと下記画像の下矢印で売って、上矢印で買っています。これで利確する場合だと1BTC単位だとだいたい12万円の利益です。

また、別の例だと、下記のような感じになっています。これの場合1BTC単位だとだいたい10万円の利益になっています。

出しているのが都合のいい例になってしまっている気はしますが、大きい値動きには乗っかることができているようです。さらにもう一つ重要なポイントがあります。それは1000人強が全く同一のトリガーで運用しているという点で、1人0.1BTCでも売買すれば100枚一気に動くわけです。実際は数百枚程度は動くようですが、この事が何を意味するかというと、その後の強いトレンドを形成する可能性があるということです。特に後者の買いは典型的な例です。

今回はいつもよりぼかした感じの話になります。いくつかヒントを散りばめておくので、かなり鋭い方や、考える時間のある方は大まかな実装方法が分かるかもしれませんが、普通よく分からない感じの話だと思うので、具体的な実装方法については別途書きます。この手順に添えばドテン君モドキが作れるようなものだと思ってください。いろいろ考えましたが多分諸事情により有料になります。先に価格設定を申し上げておくと、多分2500円になります。この価格設定にする理由がだいたい5個くらいあるのですが、かなり長くなってしまうので割愛します。

もっとも、これから説明するアイデアを元に、有料の物を買う前にちょっと実装方法を考えてみて、行けそうだったら自力で作ってみるのもアリだと思うので、時間のある方はチャレンジしてみてもいいかもしれません。


前置きが長くなりました。それではアイデアをお話ししていきます。


☆Step1. ドテン君が売買するシグナルを取得する

まずドテン君をエミュレートするわけですから、何らかの方法でドテン君の売買タイミングをキャッチする必要があります。この方法は大きく分けると2通りあります。

1つ目は、ほぼドテン君と同等のアルゴリズムを作成すれば良いことになります。これはどちらかというと正攻法で、1時間足、期間18のチャネルブレイクアウト戦略を作成するのはそこまで難しいことでは無いし、バックテストで実際に正しく動いていそうか、ということも確認できるので、普通にやろうとしたら素直にこちらを作れれば良いです。

2つ目は、何らかの外部サービスに頼ってドテン君のシグナルを取得し、それをうまく取り入れて、別のシステムに送ってそこで売買するという若干トリッキーな方法です。有料noteではこちらを採用します。


☆Step2. シグナルを受け取って実際に売買する

シグナルを受け取るのはStep1のどちらでも共通です。異なるのは、動作する機能(アプリケーション)の数です。1番の場合同一のシステム内ですので、アプリケーションは基本的に1つで構いません。

一方2つ目の方法は別々のシステムでやり取りを行うので、若干複雑です。とは言っても、シグナルを送るシステムと切り離して考えると、単純にシグナルを受け取ったら売買するというだけのシンプルなものです。手順に従えば早い人で数時間でできるかなくらいの物です。

1番と2番の違いは抽象的な言い方をすれば、「アルゴリズム v.s. アーキテクチャ」という構図になると思います。今回はアーキテクチャに集中しましょう。こちらを採用する理由としては、実際に売買するbotを考えたとき、より重要になってくるのは遅延対策とか、売買非成立の場合どうするのか、というより生生しい仕組みになります。これを可能な限りシンプルなシステムに落とし込もう、という世界観を伝えていきたいと思っています。

若干抽象的な話にそれてしまいましたが、まとめてしまうと、結局のところポイントは2つです。

Step1. 何らかの方法でシグナルを取得する。(1) チャネルブレイクアウト戦略を実装するか、(2) 外部サービスを利用する。

Step2. シグナルを受け取って売買注文をする。(1, 2共通)

1番の方法も2番の方法も結局のところ根本的な仕組みは同じです。違うのは入る目線の問題です。どちらの考え方も重要ですが、両方同時に取得するのはなかなか難しいところがあるので、身につけられそうな所から身につけていきましょう。

ちなみに、有料noteでは2番の方法を採用するのですが、1番の方法でオープンソースの実装を公開することも考えています。まだ時間的に2番しか出来ていないので、ちょっと遅くなると思いますが、どうしても1番の方法が知りたい!という方は待っていただければそのうち出します。

さらに、今後もドテン君モドキ改、ファストドテン君、ドテン君サポーター的なドテン君モドキを断続的に作っていくつもりです。たぶんドテン君自体の寿命が尽きるか飽きてくるまでやります。

この後投稿する有料note(2500円予定)では、ソースコード全部は出せないのですが、イメージとしては手順に沿って一つづつ進めれば誰でも作れるようなものを書いていくつもりですので、材料が無料の自由工作をするような感覚で気軽にやってもらえればと思います。工夫しながら自分のオリジナルのドテン君を作っていきましょう。

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