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大学3年夏、タイ🇹🇭カンチャナブリにて。
大変ご無沙汰しておりました。期末終わった🥲🙌
もう夏休みですわ🍍(わーいわーい!!)
というわけで、大学は夏休みに入ったので、先週まで友人とタイを訪れていました。🥲ありがたや。
今回のnoteは内容が結構重いかもしれませんが、大切なことなので今の正直な思いを綴ります。
なんでタイ?
大学2年の冬に
「クワイ河収容所」という本の読書会に参加し、戦時中に日本軍がタイにあるクワイ河収容所で捕虜の方々にどのような強制労働をさせていたのかを知りました。
第2次大戦に従軍したひとりの若者が、日本軍の俘虜となり、タイ・クワイ河流域の収容所に送られた。日本人による苛酷な「接待」。不信と憎悪と死臭にみちた生活。アジアを含む膨大な死者を生んだ泰緬鉄道建設の強制労働。収容所という20世紀に現出した地獄のなかで、しかし奇跡的に俘虜たちは、友愛の精神を通して人間性を取り戻す。本書はその、もうひとつの戦いを描いた人間記録である。(Amazonの商品説明より)
旅程は?
タイのカンチャナブリです🇹🇭
バンコクから泰緬鉄道を使って→鉄道博物館→連合軍捕虜の方の慰霊碑、共同墓地→クワイ河→クワイ河の鉄橋→第二次世界大戦博物館
を見学しました。
現在の泰緬鉄道
車窓からの風景です。およそ3hrs乗車していました。「長いなぁ」と思いながら乗っていましたが、バンコクからカンチャナブリは全体のほんの一部に過ぎません。タイとビルマをつなぐとてつもなく長い距離の鉄道を人力だけ(捕虜の方々の人力)で作ったと考えると、信じられないほどの重労働だったと思います。
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初めの目的地、日本のガイドブックには鉄道博物館と記載されていましたが英語だとdeath railway museum なのです。両者の認識の違いが分かります。
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私はイギリス人捕虜の方の手記を読んできました。その内容や生活は想像を絶するほど過酷でした。しかし日本軍が残虐な行為を行ったのはイギリス人だけではありませんでした。読書会の時もちらっと話が出ていましたが、「アジア人労務者」の存在を忘れてはいけません。
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ゴードンさんの手記を読んでいると、つい連合軍の方々にのみ目がいってしまいますが、アジア人労務者の方々がどれほど犠牲になったのかを示す死傷者のデータを見ました(捕虜たちの全体の80%)。もちろん死んだ数と言うよりも一人ひとり死んでしまったと言う死の重みに変わりは無いのですが、それにしてもとてつもない数ですよね…。また食事の量も人種で差別化されており、アジア人の量が最も少ないことがわかります。さらに彼らには慰霊碑がありません。戦後でも最も虐げられてしまっているのです。しかし悲しいことにそのことを私たちはあまり、というかほとんど歴史の授業で習いません。
【気がついたこと】
タイの夏は暑い。しかもスコールが降る。そんな中で300-400キロ以上の行進をした(十分な装備もなく、食料や水もない)と考えると、日本軍は本当に残虐なことを捕虜の方々に強いていたのだと感じました。
他の観光客は欧米の方が多く、展示も日本語がなかったことから、日本人はそもそも来ないのだなと感じました。地元の方(タイ人)も来ていないと思いました。
またタイを紹介するブログにも「反日感情にとらわれずに観光しよう」といった謳い文句があり、またチュンカイの切り通しも、あたかもアトラクションかのように紹介していて、どうしてこんな文章が書けるのだろうと悲しくなりました。
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【感想】
タイに旅行に行けたことは大変ありがたく、本当に恵まれていることであると感じています。この文章を読んで、クワイ河収容所について考えてもらえるきっかけになればうれしいです。もしもっと知りたい方はGoogleで検索してみたり、クワイ河収容所を読んでみて下さい。
長くなってしまいましたがここまで読んで下さってありがとうございました。
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