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【5号機が消える】

諸々の設置期限が来年1月末か遅くとも2月末には現行まどマギ2や番長3といった5号機がホールから姿を消す。

私が初めてパチスロに触れたのは今から約20数年前、アルゼ(現ユニバ)から出たアステカというBタイプ-CT機で、普通はAタイプから入る人が殆どであったろうが、友人から教えられ、トリッキーなデビューを果たした。

今でこそパチンコ屋さんはアミューズメント化して誰でも入りやすいが、当時私の地元にあったのは(というか全国的に恐らくそう)サービス業とは程遠いいでたちのそれは怖そうなオジサンがタバコをくゆらせながら睨みを聞かす。まさに鉄火場であった。

それから数年がたち、4.5号機と呼ばれる超高基準機の時代に突入する。

一日に100万出るというのがざらにあったこの時代が今思えば歯車を狂わせて言ったのだと思う。

それまでは「リーチ目が○○○種類」とか「予告音がどうたら」とかだったのが、「時速5000枚」とか「永久AT」なんてのも。

射幸心を煽りまくる売り文句に。

結果4.5号機は記載され、お財布に優しい5号機が登場した。

この時も最後の方まで残っていた「俺の空」や「アラジンエボリューション」には最後までお客さんがついていたのは今の「まどマギ2」「番長3」の構図に通じるものがある。

話がそれたが、4.5号機から5号機の規制は正直悲しかったが仕方ないと思えるところもあった。

多重債務者を生み出したり、パチンコ屋さんのトイレで首をくくったなんて話も珍しくなかったからだ。

だが今回の5号機→6号機はどうだったのか。

正直私は昨年の2月からパチンコ屋さんに足を踏み入れていない。

毎日、夜10時からでも足しげくパチンコに通っていたパチンコジャンキーがである。勿論コロナ禍があって、家族の手前我慢したのもあるが、それ以上に2400枚の規制。これだけがどうしても受け入れられなかった。

どれだけ薄くてもいい、「どこまで出るか分からない」あの感覚を奪ってしまった罪は果てしなく重いと私は思う。

そしてこの規制で一体だれが得したのだろうか。

確かに入れ替えは定期的に行われるからメーカーが儲かると見えるかもしれないがそうだろうか。

ホール数は現在8000店舗を割る勢いだ。ユーザーが離れればホール数も減る。結果メーカーも出荷台数が減る。

全員が損をするのだ。

微々たるもんだが税収も減る。

誰が決めたのか全くもって意味不明なこの規制。

本当にアホだなとしか思えない。



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