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HR系クラウドツール探しの旅 in HR EXPO 2019とHuman Capital 2019

5/30(木)に東京ビッグサイトで開催されたHR HXPO2019と東京国際フォーラムで開催されたHuman Capital2019に行ってきました。HR(ヒューマンリソース=人事)系のクラウドツールで地方中小企業向けに導入しやすいものないかな?なんかおもしろいツールないかな?と1日で2つの展示会を巡ってきました。その中で見つけたツール(もともと知っていたけどプッシュしたいものも含む)を紹介します。

インタビューメーカー

企業の採用活動に役立つクラウドツールです。就活生や転職希望者に対してURLを発行することで簡単にWebを介した面接をすることができます。ネット上のカレンダーに空き情報がリアルタイムに表示され、面接希望者がネット上から面接の時間を決定します。予約時間になったら接続してWeb面接を行います。また、録画面接が可能で、予め質問動画を作成しておけばその動画に対し、応募者が24時間好きな時間に答えてもらい、採用管理者はその面接データを空いた時間に確認し評価することで、時間的な制約から解放されるようになります。もちろん応募者情報の管理も動画にひもづけてクラウド上で行うことができ、応募者に関する評価情報、ヒアリングシートなど一元管理でき、その応募者に対するコメントのやりとりも管理画面上で行うことができます。

録画面接により国内外問わず、時間や距離の問題も解消しながら間口を広げた1次審査が自動で行えるので、初期段階の採用工数をかなり削減することができると思います。

BANTO

BANTO(バントウ)は目標管理(OKR)をスラックをベースにAIが上司代理で行ってくれるツールです。AIが決まった時間に進捗を確認するためにスラックにて社員にコミュニケーションを取りに行きます。社員はチャットを使って質問に回答するだけで進捗の報告を行うことができ、その内容は管理画面上で一元管理されます。日々の仕事の中ではなかなか社員の進捗確認まで目が届かないことも多く、また社員自身も日常の中で目標の意識が薄れてしまうこともあるかと思います。しかし、BANTOを使うことでAIが忘れずに進捗状況を収集してまとめてくれるので社員の進捗状況を把握しやすく、社員も報告をしていくことで目標を意識しやすい状況をつくることができます。目標と進捗は日々チームメンバーとシェアされます。定量的な目標はグラフに、定性的な目標はカンバン式にに可視化されます。オープンな目標管理をすることで責任感が生まれ、目標達成率が向上します。

goalous

Goalousは目標をみんなで盛り上がりながら達成しよう!というツールです。UI的にはFacebookに近いタイムライン形式となっていて、そこに社員がそれぞれ自分の目標に対するアクションを投稿していきます。それを他の写真がコメントしたりいいねしたりしながら、お互い影響しあいながら目標達成を目指していきます。投稿したアクションは予め設定したゴールや、そのゴールを構成する主な結果(Key result)に紐づいており、目標の進捗や社員がどのような動きをしたのかを確認することができます。こちらは社員みんなで盛り上げていきたいという企業には合っていそうです。

NewsPicks for business

NewsPicksから企業向けのサービスが展開されていました。もともとNewsPicksは世の中のニュースと、その反応を配信していて購読者も多い人人気のサービスです。そのNewsPicksを社内限定版にしたものがNewsPicks for businessです。世の中のニュースの中に、社内報や社内に関するコンテンツなどを織り交ぜることができ、従業員がどの記事にもコメントしたり、共有したりできます。一般的な社内報だと実際見ている従業員は少なかったり、伝えたいことが伝わってなかったりということも多いかと思います。ですが、このサービスではニュースとあわせて社内報を読む環境になるため、比較的購読率があがりやすい特徴があります。また、社内報を読んだ従業員のユーザー数やコメント数などが可視化されるので、どのような社内報が読まれやすいのかなどの分析もすることが可能です。社内に経済のニュースをもっと読んでもらいたい、社内報をもっと読んでもらいたいというどちらにとっても使えるツールだと思います。

まとめ

今回、この2つの展示会に行って”みんなで共有する”ためのツールが多かったなと感じました。それぞれの抱えている情報、会社の目標や個人の目標、行動から性格、気質などのパーソナルデータまで、あらゆる情報をみんなで共有していくことで、社員それぞれの意識も高まったり、今までにはなかったコミュニケーションが増え、新しいものが生み出せれていく可能性もあり、働き方の価値観というものも変わり、もしかしたら社員が生き生きする社風になるかもしれません。今までクローズドな文化が根強かった企業にとっては転換していくのは一苦労かもしれませんが、オープンにしていくことでなにかが良い方向に変化していくなら、ぜひツールなどをきっかけにして変えていってほしいなと思います。

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