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低コストデッキ解説【パルデアZOO:パフュートンex・コノヨザル】

最近、気に入って使っていた【パルデアZOO】こと「パフュートンex」と「コノヨザル」のデッキ解説。
低コストながら環境デッキと戦えるポテンシャルがあるので、構築ポイントを含めて解説していきます。

1.デッキ成り立ちの経緯

6月に開催したティーチングイベントにて「コノヨザル」を使った低コストデッキを作成、その紹介記事を執筆しました。

イベント後、このデッキでジムバトルに参加するもなかなか勝てません。
一番の課題は、「弱点をつかれるサーナイトとミュウVMAXデッキへの相性の悪さ」が判明します。闘抵抗持ちなので絶望的でした。その他、決め手に欠けるなどデッキパワーの底上げも必要と感じました。

このデッキでジムバトル優勝をするべく、別タイプポケモンとの組み合わせ検討を始めました。

2.新しい相方探し

まず、苦手デッキが多い「イダイナキバex」と「チャーレム」の後釜、新しい相方探しから始めました。

基本コンセプトとなる「全てのポケモンが1エネ技を持つ構成」で探した結果、選んだのは「パフュートンex」でした。

しっぽから香りを放つ豚

僕の考えるパフュートンexの良さは、
・上技がVIPパスが多い環境に刺さり、素早く中打点MAX160を出せる
・下技の打点210も二撃目として十分なダメージ
・HP260と高く場持ちが良い
ですね。

進化前のグルトンは、ロストヤミラミをケアするべくHP70を採用。理想は、「exスタートデッキ」に収録の「とびだしヘッド」持ちですが、入手しやすい「黒炎の支配者」に収録の「チャームボイス」持ちでもOKです。
「進化前のたねポケ選びが上級者への第一歩」と師匠に教わったので、ここで手を抜くと勝ちが遠のきます。

立ち耳グルトンかわいい

進化アタッカーが増えたため、手札事故を回避すべくサポートポケモンを探しました。ネオラントVが使いやすいのですが、サイドレースで勝率低下を招きます。
そこで、目を付けたのがサポートを手札に加える特性「かぜのたより」を持つペリッパー。

特性の処理順に注意。まず対象を選びます!

例えると、
・エクストラレギュの「バトルサーチャー」
・ポケモン「ネオラントV」の特性
と二刀流が出来るサポート管理界の大谷翔平!

トラッシュも山札も第二の手札

博士の研究で巻き添えになったボスの指令、手札にハイパーボールしかなくサポートが無い、そんな困った状況を回避出来る可能性の塊です。
進化ポケモンであること・逃げエネ2個と少し多いことから、構築でフォローが必要です。

そして、ベンチを守るマナフィを追加。
(ベンチ枠に目をつぶりながら)

新たな相方ポケモンが決まったので、全体構成の見直しに図りました。

3.構築の解説

出来上がったリストはコチラ。

https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/SypyMR-HQAOWX-3MSXRU/


まず、ポケモン枚数。
今回の露払い役となるパフュートンexラインは、しっかり「4-3」で採用。グルトンでスタートして、すぐパフュートンに進化してアタックしたい。
コノヨザルラインは、枠の都合で「4-4-3」から「4-3-3」へ削減。
ペリッパーラインは、「2-2」や「3-3」も試した結果「3-2」が働きやすく落ち着きました。

次にエネルギー枚数、元は12枚でした。
アタック出来る番を5回と想定して、予備を含めた8枚までギリ削減。
また、パフュートンが無色ポケモンなので特殊エネが採用候補になります。色々と試行錯誤した結果、
・コノヨザルに必須の基本闘エネを計4枚
・パフュートンexの技に使える特殊エネ「ギフト2」「ジェット1」「ダブルターボ1」の計4枚
と合計8枚構成。
ジェットとダブル~は、ペリッパーの逃げエネ2個を考慮した採用です。

最後にトレーナーズ。
サポ構成を大きく変えてナンジャモ・博士の研究を3枚採用。それでも心細く、第3のサポートに「グルーシャ」を新規採用。エネが少ない新たな構築にピッタリで手札7枚が狙い易いです。

条件説明で宣言が長くなりがち

また、ペリッパーを採用したので、サポートの種類を増やしました。ドロー系だけでなく「干渉・リカバリー・シフト」系から「ツツジ・クララ・ボスの指令」を採用。選択肢が増えると駆け引きの幅、引いては勝率につながります。

ボール系グッズは、ネスト・ハイパー・レベルをフル投入。
これでポケモン事故が起きたら諦めがつきます。

余ったスペースに打点補助の道具「リベンジパンチ」と特性ロック「頂への雪道」を採用。苦しんだサーナイトやミュウVMAXへの対抗策です。
この部分は、「チェレンの気配り」「ポウルタウン」「まけんきはちまき」なども候補でした。

4.回し方やプレイング

序盤は、パフュートンexでアタックを狙います。
1ターン目にバトル場とベンチにグルトンを用意するのが”優先事項”で”有言実行”したい(韻踏み
逆にマンキーやキャモメは、2ターン目に出しても十分です。

中盤は、パフュートンexでアタックしながら、進化させたオコリザルとキャモメを準備します。パフュートンex2体でサイド2枚以上取ることが理想のサイドレース。
もし、速い展開(特に後攻ありがち)で劣勢となり相手サイド3枚になった場合、ペリッパーの特性からツツジによる手札干渉も有効です。

終盤は、コノヨザルの見せ場。
280ダメージ、350ダメージの高い打点で捲りましょう!


最後の切れ味デュランダル級、猿だけど

細かいプレイングポイントは、
①グルーシャ
場のエネで引く枚数が変わるサポ「グルーシャ」のコツは、
・1ターン目がグルトンならばエネ貼らず
・それ以外のポケモンならばエネ貼り→次のターンに逃げてエネなくなる
と次のターンを見越したプレイで7枚手札条件を満たしやすくなります。

②場の作り方
パフュートンexの下技でコインが裏(次に技が使えない)になることを見越して、ベンチを「コノヨザルに進化」などして相手にボスの指令(パフュートンexにベンチキャンセルかかる)の駆け引きを迫ります。
ことわざにも「前門の豚・後門の猿」ってありましたよね?

とシンプルながら工夫することが多いです。

5.デッキ相性

先攻後攻で変わるとはいえ、こんなイメージです。

・有利:サーナイト、ミュウVmax、ミライドン、悪リザ
・五分:ロスギラ、パオジアン
・不利:ルギアアーケオス、ロストバレット、アルギラ

HP70のマンキーが居れば、ロスト系と互角以上戦えるのに、、、。

6.最後に

試行錯誤すること約2か月。先日のジムバトル成績は、
・パルキアVSTARパオジアンEX:6-3勝ち
・ロストバレット(ミラゲ無しの非ルール型):5-6負け
・ロストバレット(ミラゲ有りのルール併用):5-6負け
・サーナイト:6-5勝ち
と環境デッキに太刀打ち出来る印象。まだ優勝出来てません、悔しい。

この2か月間、試行錯誤を繰り返して改良してきましたのでデッキポテンシャルは満足のいく結果となりました。とはいえ、原型をとどめないほど変更してしまい、初心者向けとは言えなくなってしまいましたね。僕自身が楽しいのでOKです(

今シーズンは、まったりポケカしていくので変なデッキに費やす時間が多くなりそうです。
次回作にご期待ください。

・引用元

https://www.pokemon-card.com/

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