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8月9日決算発表①(ニーズウェル・京三製作所・スプリックス)

 本日は保有株のうち5社の決算発表があるので、2分割して投稿します。


ニーズウェル(3992) 2023年9月期 3Q

基本情報(2023/8/9現在)

出典:株探
  • 業種:情報・通信業

  • 事業内容:金融システム開発に強み。ソリューション事業強化。エンドユーザーと直接取引は売上高の5割

  • 時価総額:15,073百万円

  • PER:21.23倍

  • PBR:3.92倍

  • 配当利回り:1.55%

  • 株主優待:なし

2023年9月期第3四半期の連結業績(累積)

  • 売上高:  6,359百万円(前期比+27.9%)

  • 営業利益: 804百万円(前期比+52.3%)

  • 経常利益:  831百万円(前期比+48.4%)

  • 四半期利益: 557百万円(前期比+43.6%)

  • 経常利益進捗率81.6%(前期:80.2%)

配当の状況

  • 通期配当予想:11.5(前期比+1.5円)

  • 配当方針:なし

2019年9月上場来減配なし。(記念配除く)

2023年9月期の連結業績予想

  • 売上高: 9,059百万円(前期比+34.6%)

  • 営業利益:1,004百万円(前期比+45.5%)

  • 経常利益:1,019百万円(前期比+40.7%)

  • 当期利益:  679百万円(前期比+36.1%)

  • EPS:34.5円(前期比+9.6円)

決算説明資料

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3992/tdnet/2324478/00.pdf

 現在、自社株買いを行っており総還元性向は100%ほどになると記載されていました。
 ニーズウェルは還元方針が特に設けられておらず、この書き方だと今期の増配は期待できないように思います。
 ただ、普通配の連続増配は意識していると思われ、来期の増配可能性は非常に高く感じます。

所感

 ニーズウェルは今年に入って2倍以上に株価を上げており、株主の期待が大きく折り込まれていました。ということもあり、進捗自体は良かったもののPTSでは-6%ほど下げています。
 プライムに残るために色々な方法で株価を上げる努力をしてくると思うので、今後のIRを楽しみに待ちたいと思います😈

京三製作所(6742) 2024年3月期 1Q

基本情報(2023/8/9現在)

出典:株探
  • 業種:電気機器

  • 事業内容:信号大手の一角、民鉄に強い。鉄道・道路信号、半導体製造装置用電源装置が3本柱。下期偏重

  • 時価総額:31,359百万円

  • PER:11.18倍

  • PBR:0.67倍

  • 配当利回り:3.61%

  • 株主優待:なし

2024年3月期第1四半期の連結業績

  • 売上高:    10,710百万円(前期比-9.2%)

  • 営業利益: -2,101百万円(前期比-%)

  • 経常利益: -1,668百万円(前期比-%)

  • 四半期利益:-1,282百万円(前期比-%)

  • 経常利益進捗率:-39.7%(前期:-59.4%)

配当の状況

  • 通期配当予想:18(前期比±0円)

  • 配当方針:なし

2024年3月期の連結業績予想

  • 売上高: 76,200百万円(前期比+  5.4%)

  • 営業利益:  3,800百万円(前期比+72.2%)

  • 経常利益:  4,200百万円(前期比+56.5%)

  • 当期利益:  2,800百万円(前期比+35.3%)

  • EPS:44.6円(前期比+35.2円)

所感

 鉄道業界は下期偏重型で、上期は費用垂れ流しのフェーズなので様々な記事で「赤字赤字」と書かれていますが、あくまでも通常運転です😈

スプリックス(7030) 2023年9月期 3Q

基本情報(2023/8/9現在)

出典:株探
  • 業種:サービス業

  • 事業内容:関東中心に小中高校生向け個別指導『森塾』運営。塾教材の開発、販売。傘下に湘南ゼミナール

  • 時価総額:13,947百万円

  • PER:20.43倍

  • PBR:1.39倍

  • 配当利回り:4.80%

  • 株主優待:なし

2023年9月期第3四半期の連結業績

  • 売上高: 21,750百万円(前期比+3.0%)

  • 営業利益: 119百万円(前期比-90.2%)

  • 経常利益: 119百万円(前期比-90.2%)

  • 四半期利益:-16百万円(前期比-102.2%)

  • 経常利益進捗率:9.6%(前期:44.9%)

配当の状況

  • 通期配当予想:38(前期比±0円)

  • 配当方針:連結EBITDAの15%〜20%。今期は例外的に38円を維持

2023年9月期の連結業績予想

  • 売上高: 30,777百万円(前期比+ 4.9%)

  • 営業利益:  1,226百万円(前期比-55.9%)

  • 経常利益:  1,240百万円(前期比-55.4%)

  • 当期利益:     674百万円(前期比-58.0%)

  • EPS:39.32円(前期比-68.53円)

決算説明資料

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7030/tdnet/2323949/00.pdf

 営業利益の大幅減益で通期予想の未達が懸念されますが、スプリックス単体では前年同期比で増益。基礎学力事業研究開発は順調に推移し費用の7割を消化。通気業績予想は達成可能と明記されています。

所感

 保有株の中で唯一、万年含み損のスプリックス。
 「TOFAS」という国際基礎学力検定の研究開発費が大きく乗ってくることで大幅減益する予想を発表してからずっと下げています。
 この基礎学力検定が世界的にスタンダードになれば回収フェーズに入ると期待してホールドし続けます😈
 ちなみに、流通株式時価総額がプライム維持基準に未達のため、スタンダードに移行することも発表しています。

まとめ

 3社とも修正等の開示はなく、無難な決算となりました。
 スプリックスについては数字だけ見ると不安に感じましたが、内容を見てホッとしています。
 ニーズウェルと京三製作所についてはここ最近期待で株価が上昇していることもあり、調整下げはありそうです。

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